コピー機レンタル業界に携わってきたからこそ分かる!「刷り放題」「印刷し放題」の理屈を暴露

ペーパレス化が推進され、印刷枚数は減ったものの、コピー機(複合機)は仕事をするうえで欠かせない事務機器です。

コピー機は様々なメーカーや用途に応じた種類がありますが、業務用コピー機(複合機)となると高額あ商品になります。

業務用コピー機(複合機)は数百万程度する機器も多く高額になるため、買取りではなく「リース契約」をして導入するのが一般的でした。

 100万円以上するコピー機(複合機)を5~7年の長期的なリースを組み、保守会社と印刷一枚当たり〇〇円というカウント契約を結ぶ企業が8割以上占めていると思います。

コピー機のカウンター料金の仕組みとは?メリットとデメリットを解説

 

近年ではコピー機(複合機)を導入するための手段が増え、リース契約ではなく「レンタル契約」を結び、コピー機を手軽に利用する事ができるようになりました。

レンタル契約は長期的なリース契約とは違い、短期でコピー機を借りる事ができます。

審査などもなく個人でも利用できるので、短期でコピー機(複合機)を利用したい方や、印刷コストを掛けたくない方にはおすすめです。

⇒リース契約が当たり前!?コピー機のレンタル契約のメリットとデメリットを解説

 

現在ではコピー機をレンタル契約をしているサービスを行っている業者も増えてきました。

今回はその中でもワードのインパクトが強い「印刷し放題」「刷り放題」レンタルプリンターについてお話ししたいと思います!

そもそも印刷し放題は可能なのでしょうか?

いろんな目線で深堀しながら解説させていただきたいと思います。

これからコピー機(複合機)の導入を検討している方は参考にしてみてください。

 

コピー機の「レンタル契約」とは?

冒頭でお伝えした通り、業務用コピー機(複合機)を導入している8割以上の企業がリース会社とリース契約を締結して導入をしております。

コピー機(複合機)におけるレンタル契約とはリース契約とは違い、5~7年の長期的な契約は無く、レンタル業者にもよりますが、短期間でコピー機(複合機)が導入できる契約となります。

面倒な審査は必要なく、基本的にはレンタル契約書の締結のみで業務用コピー機(複合機)が利用ができます!

連帯保証人の審査がないので個人事業主様でもレンタル契約でコピー機を手軽に利用する事が可能です。

コピー機(複合機)の所有権はレンタル会社にあり、経費計上ができるのもメリットのひとつです。

⇒コピー機は経費計上できるのか?導入方法による経費の勘定科目と仕訳方法をご紹介

 

続いて、保守契約はどうなっているのでしょうか?

リース契約で業務用コピー機(複合機)を導入した場合は、導入したコピー機メーカー又は保守会社と保守契約を締結する流れとなります。

なのでリース契約はリース会社、保守契約はメーカー又は保守会社と締結することになり、業務用コピー機(複合機)を導入するためには2つの契約が必要です。

保守契約の種類はいくつかありますが、一般的にはカウント保守契約を締結します。

カウント保守契約とは印刷一枚あたり〇〇円と設定されており、このカウンター料金を支払う事によって、保守対応が無償となります。

また、カウント保守契約は消耗品であるトナーカートリッジが無償提供というのも特徴的です。

では、レンタル契約の保守はどのようになっているのでしょうか?

業務用コピー機(複合機)をレンタル契約した場合の保守に関しては、基本的にはレンタル契約したサービス元が保守を行ってくれます

なのでレンタル契約書の中身に保守契約の事項が記載されている事が大半です。

リース契約の場合はカウント保守が一般的とお伝えしましたが、レンタル契約の場合の保守内容は様々です。

これに関してはレンタル業者に予め確認するようにしましょう。

⇒カウンター保守契約の方必見!コピー機の印刷枚数(カウンター枚数)の算出方法に関して

 

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「レンタル契約」と「リース契約」を比較

業務用コピー機(複合機)の導入は複雑なのでどう選べばいいか難しいですよね?

コピー機(複合機)の導入方法として「リース契約」「レンタル契約」「購入」の3パターンがあります。

ここではレンタル契約とリース契約を比較しながら解説させていただきます。

それぞれの契約の特徴はお伝えさせていただいておりましたが、改めてまとめさせていただきます。

 

リース契約の特徴

◆契約期間:5~7年
コピー機の法定耐用年数は5年間なので、5年(60ヶ月)契約でリースを結ぶ企業が多いです。
7年契約は珍しいパターンですが、契約締結するリース会社や予審によって7年(84ヶ月)契約が可能です。
リースの契約期間に応じてリース料率が変動されるので予め確認する事をおすすめします。
⇒コピー機(複合機)をリース契約した場合の料率とは?リース契約に潜む謎を解説!


◆契約詳細:途中解約できない
リース契約では途中解約をする事はできません。
万が一、解約する場合はリース残債を一括で支払う必要があります。
要はリース契約した金額はどのような状況においてもすべて支払う必要があります。


◆審査:必要
リース契約は、誰しも利用できるわけではありません。
会社の代表者が連帯保証人に入り、審査する必要があります。
リース会社にもよりますが、起業して1年未満の会社などは審査通過が難しくなっております。
⇒業務用の大型コピー機(複合機)のリース審査基準とは?審査通過率をあげる方法!


◆状態:新品
新品の最新機種を導入する事ができます。
また、好きなコピー機メーカーや機種を選ぶことが可能です。

 

レンタル契約の特徴

◆契約期間:レンタル業者によって様々
リース契約とは違うので、レンタルを行っている業者のサービス内容によります。
コピー機レンタル業者は少ないですが、1年間でサービスを行っている業者が多いです。
⇒コピー機は短期利用できるの?大型の業務用コピー機(複合機)を短期間で利用したい方へ


◆契約詳細:途中解約できる
サービス期間内でも解約する事が可能です。
契約期間の残債を全額請求する業者もいれば、違約金が設定されている業者もあります。
こちらもコピー機レンタル業者によってサービスが異なるので確認するようにしましょう。


◆審査:不要
リース与信を通すわけではないので、審査は必要ありません。
コピー機レンタル業者と直接、契約を締結するのでレンタル業者によっては身分証の提示などが必要な場合もあります。


◆状態:中古品
コピー機は新品ではなく、中古品となります。
また、レンタル業者が保有している、コピー機の納品となります。

 


 

業務用コピー機(複合機)「リース契約」「レンタル契約」の特徴として、契約期間・契約詳細・審査・状態の4つの観点から比較させていただきました。

結局どっちがいいの?と思うかも知れませんが、正直いって会社の状況などにもよるので判断は難しいです。

ポイントをあげるとするならば、『メーカーに拘りがあるか?』『新品じゃないと嫌か?』は考えていただきたいです。

各コピー機メーカーでも機能面が違ったり、印刷品質にも違いがあります。

その中で、このメーカーじゃないと嫌だ!新品が良い!などの考えがあるのであればリース契約がおすすめです。

逆に、メーカーや新品に拘りがない場合はレンタル契約で申し分ないと思います。

⇒コピー機導入時の悩み!リース契約とレンタル契約はどっちがお得?

 

レンタル契約の「印刷し放題」「刷り放題」とは?

リース契約とレンタル契約の違いを理解していただいたうえで、ここから本題に入らせていただきます。

おさらいではありますが、レンタル契約はコピー機メーカーではなく、レンタル業者が独自にサービス展開をしており、レンタル業者によってサービス内容は様々です。

レンタル業者がサービス元であり、コピー機の保守も基本的にはレンタル業者が対応します。

ホームページで検索すると、レンタル業者自体まだ数は多くありませんが「印刷し放題」「刷り放題」を謳っているのをよく見ます

「印刷し放題」「刷り放題」とはその名の通り!

月額レンタル利用料を支払えば、レンタル利用料の金額で印刷が無制限にできるというサービスです!

従来の保守契約の「カウンター保守契約」では一枚印刷する度にモノクロ印刷〇〇円、カラー印刷〇〇円と設定されており、印刷すればするほど印刷コストが膨れ上がってました。

メーカーによってはモノクロ印刷よりカラー印刷が約10倍ほど高く設定されているので、カラー印刷が多い企業にとっては頭を悩ませるものでした。

その中で、カラー印刷を何枚印刷しても同一料金というサービスが「印刷し放題」「刷り放題」となります。

カラー印刷が多い企業にとって経費削減になり、とても嬉しいサービスになります♪

⇒コピー機の月額料金に騙されるな!カウンター料金の真実

 

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「印刷し放題」「刷り放題」は何で実現できるの?

印刷すればするほどコストが膨れ上がるカウンター保守契約と比較すれば「印刷し放題」「刷り放題」はとても魅力的なワードです。

しかし、レンタル契約で「印刷し放題」「刷り放題」は本当に実現できるのでしょうか?

私は「印刷し放題」「刷り放題」プリンター業界にも長く携わっており、サービス開発や、営業コンサルティングを行ってきました。

「印刷し放題」「刷り放題」は基本的に「インクジェットプリンター」「インクジェット複合機」のラインナップで構成れております。

皆さんがイメージしている大型の業務用コピー機(複合機)では印刷し放題は実現できません

印刷し放題プリンターは家電量販店などで購入できる安価なプリンターのラインナップとなります。

印刷し放題プリンターはコピー機メーカーが展開している純正インクカートリッジとは違い、互換性インクカートリッジやリサイクルインクを使用しています。

日本の純正インクは世界のインクと比べて7~8倍以上高いと言われています。

日本のコピー機メーカーは本体価格を安価に設定し、インクなどの消耗品の購入で利益を確保しております。

ここに焦点をあて、サービス設計したイメージです。

「印刷し放題」「刷り放題」のレンタル業者は純正インクを使用せず、独自で開発した互換インクカートリッジや、中国、韓国など安価で仕入れられるインクを使用する事によって「印刷し放題」や「刷り放題」を実現しております。

⇒どっちが最適!?インクジェットプリンターとレーザープリンターの違いを解説

本当に「印刷し放題」「刷り放題」なの?

「印刷し放題」や「刷り放題」の理屈を理解して頂いたかと思いますが、本当に何枚も印刷してもいいのでしょうか?

結論は小型のインクジェットコピー機でも「印刷し放題」「刷り放題」は実現できません。

「印刷し放題」や「刷り放題」の響きはいいですが、実際には複合機、プリンター機器のそもそもの印刷耐久があります。

1台の小型コピー機で月間1万枚や3万枚など一気に印刷すれば、すぐに壊れてしまいます。

小型のインクジェットコピー機は安価ですが、毎月のように壊れてしまったら、サービスが成り立ちません!!

なので、契約を進めていくと、印刷耐久の兼合いで月間印刷枚数の制限をしております。

基本的に保守・メンテナンスや故障した場合などの出費はレンタル業者になるので、ほとんどのレンタル業者は月間〇〇枚の耐久目安と契約書の中に記載されております。

なので「印刷し放題」「刷り放題」ではあるが機械の耐久性を考慮して、このコピー機の場合はこれぐらいまでの印刷にしてくださいね!!みたいな感じです。

ん~、、、ちょっとずるいですね。

ましてや月間印刷枚数の耐久目安を超えた場合は複合機、プリンターの2台目の導入提案や、強制解約の通達が来ることがあります。

 ⇒なぜ高い?コピー機業界の現状とゼロコピサービスに懸ける想い

 

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「印刷し放題」「刷り放題」レンタルプリンターが儲かる理屈とは?

いくら「印刷し放題」「刷り放題」レンタルプリンターとはいえ、例えば、焼肉食べ放題のお店にお相撲さんがいっぱい来店してしまうと、お店が潰れてしまいます。

同じ原理で、印刷枚数が多い企業とたくさん契約してしまうと、レンタル業者は損をしてしまいます。

特にカラー印刷のベタ塗りや、1回に数百枚などの大量印刷をしてしまうと、コピー機はすぐに壊れてしまいます。

焼肉食べ放題などの経営が成り立つのは、いくら食べ放題と謳っても、すべての人がお相撲さんのように食べないからです。

なかにはあまり食べない方もいらっしゃいます。

これは「印刷し放題」「刷り放題」レンタルプリンターでも同じです。

中小企業の平均的な月間印刷枚数は1,000枚、多くても3,000枚程度になります。

むしろ、ペーパレス化が進み、印刷枚数は減少傾向にあります。

また、毎月の印刷枚数に変動がある企業が多いのではないでしょうか?

月間印刷が極端に少ない企業や、印刷枚数が減った企業はレンタル業者にとっては嬉しい限りです。

レンタル業者からして赤字の企業に対しては、プリンターの2台目の提案や強制解約を促して利益の確保を行っています。

さらに保険として、先ほどお伝えした月間印刷耐久目安を設定して、確実に利益を確保できるように細工しております。

 

「印刷し放題」「刷り放題」サービスはお得?

「印刷し放題」「刷り放題」のレンタルサービスはお得なのでしょうか?

コピー機(複合機)で印刷枚数が多い企業は、一般的な「カウンター保守契約」などは印刷コストが膨大になります。

ましてや、カラー印刷が多い企業だと、モノクロ印刷に比べて印刷コストは10倍に膨れ上がります。

「印刷し放題」「刷り放題」レンタルプリンターは食いつきやすいネーミングではありますが、契約内容をしっかり確認する事が必要です。

また「印刷し放題」「刷り放題」レンタルプリンターはレーザー複合機、レーザープリンターではなく、インクジェットが主になります。

それは、先ほど伝えたようにインクジェットのコピー機が安価に購入できて、消耗品であるインクは純正品でなければ安価に仕入れられます。

まずはレーザーではなく、インクジェットの品質で問題ないのか?※純正品ではないので印刷物の色味も変わります。

お得かどうかの判断で考えるのであれば、カラー印刷が多い企業にとってはお得になると思います。

利用側とすれば、カラー印刷好きのお相撲さんであればお得になります。

レンタル業者の月額料金の設定にもよりますが、例えば月額10,000円のサービスであれば、月間カラー印刷が5,000枚以上でお得に利用できると思います。

業者から嫌がられてしまうかも知れませんが、レンタル契約書に記載されている、月間耐久枚数より上の枚数を印刷するのであれば、お得に利用できるかもしれません。

月間耐久枚数より下回る場合は、契約を検討しなおす事も視野に入れておきましょう。

⇒コピー機のインクジェットとレーザープリンターは何が違うの?メリットとデメリットを解説

 

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まとめ

上記でお伝えした通り、「印刷し放題」「刷り放題」レンタルプリンターは本当にお得なのかを契約する前に必ず契約書の確認をしましょう!

業種によりますが、毎月の印刷枚数は変動します。

変動した中でもお得に利用できるのかを検討しましょう。

また、現在では互換インクカートリッジなどネットで調べれば沢山でてきます。

その互換インクカートリッジの印刷品質などが問題なければ、そもそもレンタル業者と契約する必要はありますか?

ただ、純正のインクカートリッジではなく、互換品を使用してしまうとメーカー保証が付かなくなります

「印刷し放題」「刷り放題」のレンタル業者は、コピー機本体のトラブルや故障が発生した場合は無償で対応してくれるので安心です。

 カラー印刷枚数が多い企業にとっては一定の月額レンタル料で、故障リスクなどを考えなくていいのでノンストレスでとてもいいサービスとも言えます。

近年、複合機・コピー機でいろんなサービスが普及し、どのサービスが自分にとって適正なのかを判断するのは難しいです。

まずは気になったサービスに手あたり次第、問合せをする事をおすすめします!

『広告の内容と全然違うじゃん!!』って事はよくあります。

少し残念ではありますが、現状のコピー機業界はそういうものです。

なので、最低でも3社に見積依頼をして見比べてみましょう。

見積依頼はどの企業も無料でおこなっております。

そうする事によって、自分にとっての適正が見えてくると思います。

仕事をするうえでコピー機(複合機)は欠かせない事務機器です。

今後、長く利用するコピー機を慎重に選んでいただけると幸いです。

 ⇒複合機の見積もりを安くする裏技3選!検討している方は絶対みてください!!

 

補足

大型コピー機レンタル「ゼロコピ」サービスはインクジェットプリンター、インクジェット複合機ではなく、業務用コピー機(複合機)のサービスになります。

インクジェットではなく、コンビニに置いてあるような大型のレーザー複合機です。

この業務用コピー機(複合機)の導入はリース契約が一般的で、レンタルサービスを行っている業者は少ないです。

「印刷し放題」「刷り放題」ではないですが、価格には絶対的な自信をもっております!!

数十年に渡り、いろいろなサービスに見てきた中で、どこよりも安いサービスを作りました。

お客様の印刷状況に応じた4つのプランで構成しており、一番安いプランは月額2,980円で利用が可能です。

嘘の広告とかではなく、本当に月額2,980円で利用ができます!!

コピー機業界は狭い中で、同業他社から嫌がられるのも分かります。。

そもそも薄利という事も勿論ありますが、ゼロコピが安くサービスができる理由があります。

現在、コピー機(複合機)の導入を検討している方は是非、お問合せください。

⇒業務用コピー機(複合機)がこんなに安いのに【ゼロコピ】のメンテナンスは大丈夫?

 

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