コピー機(複合機)の移設費用はいくらするの?依頼する時の注意点などをお伝えします!
事務所やオフィスの移転の際、頭を悩ませるのがコピー機(複合機)の移設作業です。
コピー機は精密機械のため、少しの衝撃でも故障する可能性があります。
そのため専門業者への依頼が不可欠になります。
しかし、「移設費用はどのくらいかかるの?」「専門業者はどこを選べばいい?」と思う方も多いでしょう。
本記事では、コピー機(複合機)の移設費用や業者に依頼する際の注意点について詳しく解説します。
オフィス移転を予定している方やコピー機の移設方法に悩んでいる方は、是非最後までご覧ください。
コピー機の移設が大変な理由
先にお伝えすると、コピー機(複合機)の移設には数万円の費用がかかります。
なので「コピー機の移動だったら、自分達ですればよくない?」と思う方も少なくないでしょう。
そこでコピー機(複合機)の移設が大変な理由についてこちらで説明します。
コピー機の総重量が重い
コピー機(複合機)の総重量は機種によって大きく異なります。
小型のコピー機は平均約20kgから40kgといわれているため、個人で運搬することも可能です。
一方で、大型のオフィス用コピー機(複合機)の重量は、平均で100㎏以上となっております。
また、フィニッシャーやオプションがついている場合は最大で200kg以上になることもあります。
小型のコピー機はコンパクトなサイズとなっており、業者に依頼せず自分たちで運べる設計をしています。
大型のコピー機(複合機)はローラーがついているものもありますが、重量が100kg以上になるので持ち運ぶことが非常に難しいです。
⇒見落とし注意!大型の業務用コピー機(複合機)の重量を確認していますか?
移動中のトラブルリスク
コピー機(複合機)をリース契約している場合、経年劣化による部品の破損や故障は保守契約によって対応することができます。
また、運送会社に依頼して運搬中に破損した場合は、運送会社の保険が適用される場合があります。
しかし、個人でコピー機を運搬し破損や故障が発生した場合は、保守契約が適用されないことが多いので注意する必要があります。
コピー機(複合機)を個人で移動した際に破損させてしまった場合、保証がされない可能性が高いです。
リスクを抑えるために、保守契約を締結している場合は基本的に保守会社に依頼するようにしましょう。
⇒地震や落雷によりコピー機の故障は保険適用されるの?リース契約の動産総合保険に関して解説します!
再設定作業の煩雑さ
コピー機(複合機)を移設する場合、移設先のインターネット環境が変更されているので、コピー機側でもIPアドレスなどの設定変更をする必要があります。
運送会社に移設を依頼した場合は、運搬作業のみになるのでコピー機(複合機)の設定は行ってくれません。
メーカーや保守会社に移設を依頼する場合はコピー機(複合機)保守を行っている会社なので、追加料金を支払えばコピー機側のネットワーク設定やパソコン設定も行ってくれます。
メーカーや保守会社によってはパソコン1台までは無償で対応してくれる場合もあります。
また、印刷品質を維持するために色の調整やテスト印刷、スキャンやFAXテストなどの動作確認も行ってくれます。
移設作業は大変ですが、設置後の設定作業や動作確認も労力と時間が必要になるので、予め検討するようにしましょう。
⇒コピー機(複合機)パソコンの接続方法4つをご紹介!お勧めの接続方法とは?
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コピー機の移設費用について
それでは、コピー機(複合機)の移設費用について具体的に説明していきます。
コピー機の移設費用は、納品先の環境によって大きく変動します。
先ほど説明した通り、業務用コピー機(複合機)は重量があるため、横に傾けたりできず、2階以上に設置する際にエレベーターが無い場合は複数人で階段を使って運ぶ必要があります。
この場合、通常の移設料金に加えて追加料金が発生する可能性があります。
また、せっかく運んできても搬入ができない場合は、後日再運搬が必要となり、その際の料金が追加で発生する可能性もあります。
運送会社は移設費用を決める際に以下の要素をみて金額を査定します。
運搬距離
移設前現場の階段作業の有無
移設後現場の階段作業の有無
休日・深夜・早朝割増
コピー機の移設費用相場
運送会社によって金額に変動はありますが、距離が離れるほど金額が高くなります。
東京都~東京都(23区内):25,000円~
東京都~関東近県 :35,000円~
東京都~関西地方 :45,000円~
東京都~九州北部 :50,000円~東京都~北海道・沖縄 運送会社に要相談
⇛コピー機の移動は慎重に!!移動前に知っておくと便利な事をお伝えします!
コピー機の移設を依頼する際の注意点
コピー機(複合機)は精密機器であり、運搬中の取り扱いに注意を要します。
不適切な運搬は機器の故障や寿命を縮める原因になります。
以下に、コピー機の移設を依頼する際の重要なポイントをまとめました。
コピー機移設依頼をする際に是非参考にしてみて下さい。
相見積もりを必ず取りましょう
コピー機(複合機)に限らずすべての商品に言えることですが、複数の運送会社からの見積をとりましょう。
複数の見積もりを比較することで、最もコストが安い運送会社に依頼をすることができます。
また、コスト面だけではなくサービスの質や内容も比較することが可能です。
同じ金額であっても搬入後に設定作業等をサービスしてくれる運送会社もあります。
また、他社の見積もりを見せて交渉してみると案外うまくいくケースがあります。
搬入路、搬出路、搬入口を事前にチェックしましょう
コピー機(複合機)を運搬するうえで搬出路、搬入路、搬入口を事前に確認しておくことは非常に重要です。
コピー機は大きくて重たいため、搬入路や搬入口のサイズがコピー機のサイズに合っているか確認することが必要です。
もしサイズが大きく搬入ができない場合、リフトやクレーン車を使っての搬入となり費用が大幅に変わってしまいます。
必ず移設をする前に搬入路、搬出路、搬入口のサイズは測ってから依頼しましょう。
⇒事前に確認必須!!業務用の大型コピー機の搬入設置時に気を付ける事
コピー機の状態確認
事前にコピー機(複合機)が正常に動作しているかを確認し、写真や動作ログを記録します。
記録をしておくことでトラブル時の補償を求める際に役立ちます。
また、トナーやインク、用紙をすべて取り外し、トナーやインクは密閉容器に入れて別途運搬します。
電源コードやLANケーブルなどをすべて外し、束ねて管理します。
機種によってコピー機内部のスキャナーやドラムユニット、可動部分が動かないようにロック機能を使用します。
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コピー機を移動した後の確認事項
コピー機(複合機)を移動した後は、正常に動作するか確認するためにいくつかのチェックが必要です。
以下に、移動後の確認事項を詳しく説明します。
⇒業務用の大型コピー機(複合機)の設置時5大トラブルとは!?予防と対策を解説
移動先の配線環境を整える
コピー機(複合機)の移動に伴って、移動先の配線環境を整える必要があります。
最低でもコピー機の電源コンセント用のプラグが必要です。
また、プリントアウトやFAX機能を使用する場合はLANケーブルとFAX線を接続する必要があります。
また、配線を表に出したくない場合は床の下を通すための工事や、モールで配線を隠す必要があります。
⇒コピー機(複合機)を無線接続にするメリットとは?無線接続の注意点も解説
コピー機の設置場所と設定
コピー機(複合機)を搬入したら、設置先を決めましょう。
コピー機を設置する際には、「水平な場所」・「配線しやすい場所」・「コピー機の手差しが開くスペース」を意識して設置しましょう。
また、パソコンからプリントアウトするためにはプリンタードライバーのインストールを行います。
プリンタードライバーはコピー機に付属されているCD-ROMからインストールが可能です。
また、メーカー公式サイトからもインストールすることができます。
コピー機に破損がないかの確認
コピー機(複合機)の移設後はコピー機に破損や故障がないか必ず確認しましょう。
先に説明した通りコピー機は精密機械のため、少しの衝撃でデータが破損する可能性があります。
移動中にコピー機をぶつけていなくても必ずコピー機に破損がないかを確認しましょう。
不安な方はバックアップを取っておくと安心です。
コピー機の運送会社を紹介します!
こちらではコピー機(複合機)を運搬してくれる運送会社をご紹介致します。
それぞれの会社で相見積もりをしてコストパフォーマンスの高い会社を選びましょう。
ヤマトホームコンビニエンス
ヤマトホームコンビニエンスは専門輸送で業務用コピー機や金庫などの重量物を運搬してくれます。
オフィス移転時や事務所への運搬時、売買・譲渡時に気軽に運搬してくれます。
また、運搬中の過失や破損についても約款の範囲内で賠償してくれます。
しかし、地震・津波、その他の天災などの不可抗力によるお届けの遅延および損害については免責となるため注意が必要です。
和興運送株式会社
和興運送株式会社は、専用の運搬車両と確かな技術を持ち合わせたスタッフによって運搬されます。
また、和興運送株式会社は業界でも数の少ない、エアーサスペンションを装備した車を保有しています。
運搬を依頼した際は、一度現地調査を行い、梱包・養生をして搬出、輸送、搬入・設置までを行ってくれます。
SBSリコーロジスティクス
SBSリコーロジスティクスは、大型コピー機をはじめとする大型精密機械の輸送を得意としています。
エレベーターや階段を使用できない難しい搬出入先でも破損事故等を発生させない安全で確実な搬出入を実現します。
運搬費用は、トラックと作業スタッフを拘束した分のチャーター料金となります。
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自分達でコピー機を移動する場合
先に説明した通り、基本的には運送会社に依頼したほうがいいでしょう。
しかし、費用面でどうしても自分達で移動と運搬したいという場合もあるかと思います。
そういう時に役に立つ道具・壊れやすい部品についてご紹介します。
台車
台車は、重いコピー機(複合機)を安定して運搬するのに役立ちます。
特に、重量が重く高さのあるコピー機は、コピー機を傾けずに移動できるので便利です。
また、台車を選ぶ際はゴム製の車輪が付いていると、床(カーペット、フローリング)を傷つけることなく滑らかに運搬できます。
モッコ
モッコとはコピー機(複合機)や冷蔵庫、洗濯機など大きく重量のある機械を肩掛け用のひもに乗せて運搬することができます。
モッコには2人用と4人用がありますが、大抵の物であれば、2人用で運搬は可能になります。
安価で販売されており、台車などでは運搬できない階段を上ることができます。
しかし、肩や腰に負荷がかかるため、慎重に運搬する必要があります。
リフト付きトラック
リフト付きトラックは文字通り、車体に昇降機能付きのリフトが搭載されている車のことです。
コピー機は重量があるためトラックから降ろすのも一苦労です。
そのためリフトが搭載されている車を使って運搬しましょう。
締め付けベルト・クッション材
締め付けベルト・クッション材は運搬時にトラックや台車に固定するために使用します。
締め付けベルトはなるべく太くて丈夫なベルトを購入しましょう。
細いベルトではきつく締める際にコピー機を部分的に損傷させる可能性があります。
また、クッション材は締め付けベルトできつく締める際に緩衝材としてコピー機とベルトの間に挟みましょう。
この方法は運送会社・販売会社が実際に使用している方法ですのでオススメです。
操作パネル
ほとんどのコピー機(複合機)はタッチパネル仕様に変わっています。
運搬時の衝撃によっては画面にひびが入ってしまう可能性もあります。
操作パネルが故障しますと業務に支障をきたしますので、慎重に扱いましょう。
給紙トレイ
給紙トレイはA4・A3などの定型用紙をセットすることができます。
給紙トレイのほとんどはプラスチックで製造されているため、部品が破損した場合は、部品ごとの交換は難しく、給紙トレイ自体を交換する必要があります。
⇒業務用コピー機の給紙カセットについて!給紙カセットは4段も必要??
基盤
基盤はコピー機の動力制御やデータを培っている部品となっております。
業務用コピー機では背面カバーを開けると基盤が埋め込まれています。
基盤の損傷や故障によっては、コピー機の操作することができなくなります。
また、基盤自体も高価な部品ですので注意が必要です。
廃トナーボックス
廃トナーボックスは廃棄用のトナーを収納する部品です。
廃トナーボックスは移動時や運搬時に最も警戒する必要があります。
販売業者や専門業者では、運搬時に廃トナーボックスを取り外しています。
⇒コピー機の廃トナーボックス/廃インクボックスとは?そもそも何のために必要?
センサー
センサーはコピー機(複合機)の構造において重要な部品になります。
基本的には紙詰まりを検知するセンサーが多くついています。
現在のコピー機(複合機)には操作パネル付近には、コピー機(複合機)に人が近づくと電源が自動的に入る人感センサーというものがあります。
センサーが故障するとコピー機自体を操作することができなくなります。
コピー機の保守契約を締結している場合
業務用コピー機(複合機)を導入している方は基本的に保守契約を締結しております。
コピー機の保守契約はカウンター保守やキット保守などいくつか種類がございます。
保守契約の内容に関しては割愛させていただきますので、気になる方は下記の記事でご確認ください。
⇒コピー機(複合機)導入時の保守契約の内容を把握していますか?3つの保守契約を解説
業務用コピー機(複合機)を導入していて、保守契約を締結している場合は、まずは保守会社に連絡するようにしましょう。
保守会社はコピー機のプロなので、移設は保守会社に依頼すれば間違いないです。
運搬・移設だけではなく、その後の設定作業もおこなってくれるので、一括してお任せする事をお勧めします。
追加作業は料金が発生するケースもあるので保守会社に相談してみましょう。
逆に保守契約を締結しているにも関わらず、自分達や運送会社に移設を依頼する場合は契約違反になる事もあるので注意が必要です。
保守契約書を確認したうえで判断するようにしましょう。
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まとめ
コピー機(複合機)の移設作業は、精密機器であるため専門業者に依頼するのが良いでしょう。
移設費用は、運送距離や階段作業の有無、休日や深夜の作業によって変動します。
移設を依頼する際には、複数の見積もりを取り、搬入出経路を確認することが重要です。
さらに、設置場所の整備や設置後の配線環境、破損の確認も怠らないようにしましょう。
代表的な運送会社としては、ヤマトホームコンビニエンス、和興運送株式会社、SBSリコーロジスティクスが挙げられます。
コピー機(複合機)の保守契約を締結している場合は、まずは保守会社に連絡するようにしましょう。
保守会社はコピー機のプロ集団になるので、移設から設定まで一括して依頼する事が可能です。
移設費用や追加設定費用は保守会社によってバラバラなので予め確認するようにしましょう。
やむを得ず自分で移設作業する場合は、台車やリフト付きトラックなどの道具を使用し、コピー機(複合機)の操作パネルや給紙トレイなどの壊れやすい部品に注意しましょう。
コピー機の運搬は慎重な準備と計画が求められる作業であり、プロに任せることでリスクを最小限に抑えることができます。
補足
大型コピー機レンタル【ゼロコピ】サービスでは業務用コピー機(複合機)をレンタルで貸し出しを行っております。
弊社で取り扱っているコピー機は数百万以上する機器で、精密機械となります。
ゼロコピではシャープの業務用コピー機をメインに取り扱いを行っております。
ゼロコピを導入頂いているお客様の移設対応はもちろん可能ですが、他社様のコピー機(複合機)の移設も対応できます!!
コピー機メーカーにもよりますが、移設作業だけではなく、ネットワーク設定なども対応可能です。
ご希望の方は弊社宛てに、是非ご連絡下さい。
業務用コピー機(複合機)の導入は本体価格が高額なので諦めている方が多いのではないでしょうか?
ゼロコピは一般的なリース契約とは違い、今はまだ珍しいレンタル契約です。
まだまだ認知されていないのが現状ですが、業務用コピー機(複合機)の導入はレンタル契約という選択肢もあります。
ゼロコピでは一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)限定でのサービスになりますが、保守・メンテナンスに力を入れております。
保守・メンテナンスの質を担保する為に、地域密着でまずは一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に絞りサービスを行っております。
業界初で契約期間の縛りをなくし、月額レンタル2,980円でご案内させて頂きます。
業界最安値と自負しております!!
これからコピー機(複合機)の導入を検討している方は、是非お問合せください。
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