家電量販店で売られている小型コピー機と業務用コピー機は何が違う?違いを徹底的に比較!

家電量販店等で販売されているコピー機と会社や学校で使われているコピー機の違いについてわかりますか?

また、コピー機には「業務用コピー機」と「家庭用コピー機」の2つに分かれています。

本記事では、それぞれの違いと使い勝手や機能の違いについてと業務用コピー機・家庭用コピー機のおすすめコピー機をご紹介していきます。

これからコピー機(複合機)の導入を検討している方は、是非参考にしてみてください。

 

そもそもコピー機とは?

一般的なコピー機とは、ガラス面(スキャナー)に原稿をセットして、原稿と同じ内容の印刷物が出力される機能を持っている機器のことを指します。

つまり、原稿を画像として認識し、複写する事務機器をコピー機といいます。

定義上は違いがあるコピー機と複合機についてですが、実は一般的な区別はあいまいです。

複合機に「コピー機」という名称が用いられる事も多く、現在は純粋なコピー機は流通が少ないため、「コピー機=複合機」と考えている方が多いのも事実です。

また、最近のコピー機は、複写するだけの機器ではなく、FAX、プリンター、スキャンといった機能も備わっています。

 

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業務用コピー機と家庭用コピー機の違いとは?

業務用コピー機と家庭用コピー機は様々な違いがあります。

その違いについてそれぞれ詳しく解説をしていきます。

違いを理解した上で、ご自身にあったコピー機が業務用コピー機か家庭用コピー機のどちらか判断しましょう。

 

インクジェット方式

主に「家庭用コピー機」には「インクジェット方式」と使われています。

インクジェットは、インク(液体)を印刷したい用紙に直接吹き付けることで印刷します。

組み合わせなどによって約1億種類の色を表現できるため、色の再現性が高く、仕上がりが美しいことが特徴です。

また、インクが「染料インク」と「顔料インク」の2種類に分かれていることも特徴的です。

印刷物に深みと鮮明さを与える染料インクは、特に光沢紙のような用紙での印刷に適しています。

このような用紙では、その質感が活かされ、光沢のある高品質な写真印刷が可能になります。

顔料インクには、色素が細かい粒子としてインク内に無数に分散しており、これらの粒子が紙の表面に付着して色を形成します。

このインクの一つの特性は、紙に浸透しにくいことです。

そのため、紙に付着した際に周囲へ広がることが少なく、結果として鮮明でシャープな印刷が可能です。

顔料インクは原稿の表面に色をつけるため、透明感は少なめですが、その分、水に強く、にじみにくい特徴を持ちます。

また、紫外線への耐性も高く、色の変化や褪色が少ないため、長期間の保存が必要な印刷物に適しています。

 

レーザー方式

次に「レーザー方式」となっており、主に「業務用コピー機」に使われています。

レーザー方式では、主に帯電、感光、現像、転写、定着の5つのステップから成り立っています。

まず、コピー機内部にある感光ドラムという部品に帯電させます。

この帯電された感光ドラムは、スキャナーから読み取った原稿の情報に基づいてレーザー光によって照射され、レーザーが当たった部分の静電気が消えることで、原稿のイメージがドラム上に描かれます。

次に、現像ステップでは、磁石が埋め込まれた金属ローラーに付着したトナー粉末が感光ドラムに近づけられ、レーザー光によって静電気が消えた部分にのみトナーが付着します。

転写ステップでは、現像によってトナーで形成されたイメージが感光ドラムから転写ベルトを介して紙に密着させられます。

転写ベルトは、原稿を運搬しながら色を載せる役割を持ち、この過程で紙上にイメージが転写されます。

最後に、定着ステップでは、転写されたトナーが紙に密着した状態で、ヒーターで加熱されたローラーによって圧力がかけられます。

これにより、トナーが紙に焼き付けられ、イメージが紙上に定着します。

⇛どっちが最適!?インクジェットプリンターとレーザープリンターの違いを解説

 

機能

家庭用コピー機は機能面でコピー、スキャン、時にはファックス機能を搭載しています。

比較的低価格で購入できるものの、頻繁な大量印刷には適しておらず、耐久性は業務用コピー機と比べて落ちます。

業務用コピー機は機能面でコピー、スキャン、ファックスはもちろん高速印刷、自動両面印刷、大量の用紙を収納できる給紙トレイなどの便利機能を搭載しています。

金額自体は高価になっていますが、長期的に見ると印刷コストが低く抑えられる場合が多く、耐久性も高い仕様となっております。

 

費用

費用については家庭用コピー機のほうが機能面で劣る分、初期費用も安くなっています。

ただし長期的な印刷コストを考えると業務用コピー機のほうが安い傾向にあります。

家庭用コピー機は家電量販店などで購入した際はインクがセットしている状態です。

しかし、2回目からはインクを購入しなければなりません。

家庭用コピー機は消耗品であるインクが高額になる為、ランニングコストが高くなる傾向があります。

業務用コピー機は本体代が高額になりますが、消耗品のトナー料金がインクに比べて安価になります。

業務用コピー機では、メーカー及び保守会社と保守契約を結びます。

インク代や部品代などすべてがカウンター料金に含まれるため、長期的なランニングコストが安くなります。

 

保守

家庭用コピー機を家電量販店等で購入した場合1年保証期間があります。

ただ、保証期間内でも無料でメンテナンスをするということではありません。

メンテナンスにかかる費用は別途請求されることがほとんどです。

また、メンテナンスを行う場合は直接修理工場に持っていく必要があるので注意が必要です。

業務用コピー機では保守会社にカウンター料金を支払うことで保守、メンテナンスを行ってもらいます。

業務用コピー機は保守に連絡すれば後日訪問でメンテナンスをしてもらえます。

コピー機(複合機)導入時の保守契約の内容を把握していますか?3つの保守契約を解説

 

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家庭用コピー機を選ぶ際のポイントをご紹介

家庭用コピー機を選ぶポイントはいくつかあり、こちらではその詳細を記載します。

家庭用コピー機の特徴や性能を知り、家庭用コピー機と業務用コピー機どちらが見合っているか知りましょう。

 

色数

インクの色数は4色・5色・6色の3種類があり、4色モデルではブラック・マゼンタ・イエロー・シアンの4色となっており、

5色モデルでは顔料インクが加わることが多く、6色モデルになるとモノクロ写真などを綺麗に写すためにグレーのインクが使われることが多いです。

色数が多いほど鮮明な色づくりが可能となっています。

染料インクは、色素が水に溶け込むことで紙に深く浸透し、鮮やかな色彩を表現します。

また、色素が水に溶ける性質は、プリントヘッドを詰まらせにくいという魅力的なポイントもあります。

これは長期間の使用において特に重要です。

しかし、染料インクは紙への浸透性が高いため、色の重ね塗りを行うと意図しない箇所への色移りが起こりやすいというデメリットも存在します。

 

最大用紙サイズ

最大用紙サイズは、コピー機が印刷できる用紙の最大サイズを示しています。

用途によっては大きなサイズの用紙が必要な場合があります。

そのため最大用紙サイズを確認して、用途に合った印刷が可能かどうかを確認しましょう。

 

メーカーで選ぶ

家庭用コピー機はメーカーによってコピー機の性能や品質に違いがあります。

今回は、3つの代表的なメーカーの特徴をご紹介します。

【2024年最新版】業務用コピー機(複合機)メーカー別シェアランキング!急成長コピー機メーカーとは?

 

【EPSON(エプソン)プリンター】

エプソンのプリンターは、独自のマイクロピエゾ技術を採用しており、インクの微細な滴を正確に制御し、高精度なプリントを実現しています。

また、インクカートリッジを使用しないエコタンクシステムを搭載した機種があり、長期間のコスト削減をすることが可能です。

特に、高品質な写真印刷に定評があり、色彩の再現性や細部の表現力において優れた性能を持っています。

EPSONのコピー機(複合機)と他メーカーとの違いとは?つの特徴を紹介

 

【Canon(キャノン)プリンター】

キャノンのプリンターは、FINE (Full-photolithography Inkjet Nozzle Engineering) 技術を採用しており、高精度なインク噴出により、鮮やかな写真や文書を高速で印刷できるのが特徴です。

また、スキャナーやコピー機能を備えた多機能オールインワンモデルが充実しており、家庭用からビジネス用途まで幅広いニーズに応える製品を展開しています。

さらに、複数のカラーインクを使い分けることで、色の再現性や階調表現が高く、品質の高いカラー印刷が可能です。

Canonの複合機はどんな強みを持っている?4つの特徴を紹介

 

【Brother(ブラザー)プリンター】

ブラザーのプリンターは、レーザープリンターからインクジェットプリンター、ラベルプリンターやポータブルプリンターまで、非常に幅広い種類のプリンターを展開しています。

ビジネス向けモデルでは、耐久性や信頼性に優れており、高い稼働率を実現している点が特徴です。

また、初期費用だけでなくランニングコストにおいても優れたコストパフォーマンスを提供する機種が多いのも魅力的です。

BROTHERの複合機にはどんな強みがある?3つの特徴を紹介

 

業務用コピー機を選ぶ際のポイントをご紹介

こちらでは業務用コピー機を選ぶ際のポイントをご紹介致します。

家庭用コピー機とは違い業務用コピー機はビジネスシーンに使われることが一般的です。

家庭用コピー機と業務用コピー機のポイントを把握してどちらが必要か参考して頂ければと思います。

 

印刷速度

業務用コピー機は「低速機」「中速機」「高速機」の3種類に分かれております。

一日の印刷枚数が少ない方は「低速機」、1日に会議資料などをたくさん作る方向けには「高速機」など用途に合った機械を選びましょう。

印刷枚数が少ないのに高速機を購入してしまうとオーバースペックになり、印刷スピードに応じて価格も大幅に変わりますので、印刷枚数を把握しておくことが重要です。

 

コスト

各メーカーによって小売り希望価格が異なります。

メーカーから直接購入する方は少なく、販売店を通してリース契約を導入する方がほとんどだと思います。

販売店によって料金が変わりますので、各メーカーの「本体価格」の相場を理解するようにしましょう。

また、業務用コピー機はカウンター料金があり、コピー機を設置する場所や印刷枚数によって変動します。

まずは、一度販売店に見積りを取ってもらいカウンター料金がどれほどなのかメーカー毎に調べてみるのもいいかもしれません。

 

メーカーで選ぶ

現在コピー機を販売しているメーカーは10社以上存在します。

今回は、代表的な3社の特徴をご紹介していきます。

【富士フィルム】

富士フイルムのコピー機は、印刷品質の高さが評価されています。

高い画質再現能力を持つため、特に印刷の品質が重要な方向けのコピー機になります。

例えばデザイナー会社であったり、企業にプレゼンテーションをする機会がある企業は富士フイルムのコピー機がオススメです。

また、全国にメンテナンス拠点があり、優れたアフターサポートが提供される点も大きな魅力になります。

万一の故障にも迅速に対応してくれるため、業務への支障を最小限に抑えれます。

しかし、高性能な機器でありサポートも充実しているため、価格が高いという点がデメリットとして挙げられます。

性能、品質やサポートを重要視したい方には最適なメーカーとなっています。

富士フィルムビジネスイノベーションの複合機は他メーカーとどこが違う?3つの特徴を紹介

 

【シャープ】

シャープ製のコピー機は、操作性の高さが特徴です。

パソコン・スマートフォンでも用いられているタッチパネルを使用しているので、直感的に操作できます。

また、シャープは長年にわたり電子機器の分野で信頼性の高い製品を提供してきました。

そのため、シャープ製のコピー機は高い耐久性が期待できます。

シャープの複合機・コピー機の特徴

 

【京セラ】

京セラは自社開発のドラムを搭載したコピー機を提供しており、その耐久性は業界でも高く評価されています。

また、京セラは後発的なメーカーな為、コストパフォーマンスに力を入れております。

カウンター料金も他メーカーに比べると手頃なため、出荷台数を伸ばしていっています。

さらに、大型のタッチパネルを搭載しており、スマートフォンと同様の操作感を提供しています。

これにより、誰でも簡単に操作できる使いやすいコピー機となっています。

京セラのコピー機(複合機)と他メーカーとの違いとは?3つの特徴を紹介

 

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おすすめ家庭用コピー機3選!

こちらではオススメの家庭用コピー機をご紹介致します。

それぞれのコピー機の機能や特徴を記載しますので、機能や性能を理解して選びましょう。

 

Canon(キヤノン) プリンター インクジェット複合機 PIXUS(ピクサス) TS8530

印刷方式 :インクジェット
用紙サイズ :A4
価格 :32,800円

Canon PIXUS「TS8530」は、インクジェット複合機になっています。

CDやDVDのレーベル印刷以外にも、定型用紙(A4まで)、不定形用紙(はがき、名刺)などにも印刷が可能となっております。

また、6色モデルとなっているため写真印刷など鮮明な印刷も対応が可能です。

⇛Canon(キヤノン) プリンター インクジェット複合機 PIXUS(ピクサス) TS8530

 

エプソン プリンター インクジェット複合機 カラリオ EP-713A

印刷方式:インクジェット
用紙サイズ:A4
価格:22,000円

EPSON カラリオ「EP-713A」はインクジェット複合機になっています。

コンパクトなボディとは裏腹に多機能な機種となっており、コピーやスキャンなどが使え1台で様々な業務を手助ける機種となっています。

また、6色モデルとなっており、「高速MACHヘッド」高速印刷が可能となっています。

⇛エプソン プリンター インクジェット複合機 カラリオ EP-713A

 

エプソン  PX-S270T A4モノクロ エコタンクプリンタ

印刷方式:インクジェット方式
スタイル:1色
最大用紙サイズ:A4
価格:26,482円

PX-S270Tは大容量インク(ブラック)を搭載しており、他製品と比べても印刷コストがA4サイズ1枚0.5円と格段に安くなっています。

さらにプリントアウト以外にもスキャン機能+両面印刷機能が使える多機能な商品です。

⇛エプソン  PX-S270T A4モノクロ エコタンクプリンタ

 

おすすめ業務用コピー機3選!

こちらではオススメの業務用コピー機をご紹介致します。

業務用コピー機はメーカーや機種によって性能や品質が大きく変わります。

重要視しているポイントと求めている性能が合致しているコピー機を選びましょう。

 

京セラ 「TASKalfa 3554ci」

印刷方式:レーザー方式
スタイル:4色
最大用紙サイズ:A3

「TASKalfa 3554ci」は、定番の

2553ciの最新後継機種で、2021年1月に発売されました。

長寿命ドラムと大容量トナーを搭載しており、ランニングコストを抑えることができます。

⇛京セラ 「TASKalfa 3554ci」

 

富士フィルム「Apeos C2570」

印刷方式:レーザー方式
スタイル:4色
最大用紙サイズ:A3

「Apeos C2570」の特徴は、さまざまな用紙に対応している点です。

オフィス文書から販促ツールまで対応しているので、いろいろな場面で活躍してくれます。

⇛富士フィルム「Apeos C2570」

 

シャープ「MX-2661」

印刷方式:レーザー方式
スタイル:4色
最大用紙サイズ:A3

「MX-2661」は、コンパクトなサイズで導入しやすいコピー機です。

操作性も高く、ユーザー画面をカスタマイズすることもできます。

⇛シャープ「MX-2661」

 

まとめ

家庭用コピー機と業務用コピー機の選び方には、それぞれ見るべきポイントがあります。

家庭用コピー機は色数や最大用紙サイズ、メーカーに注目し、日常のニーズに合わせたものを選ぶのが良いでしょう。

一方、業務用コピー機は印刷速度やコスト、サポート体制の良さを重視し、業務の効率化やコストパフォーマンスを考慮して選ぶ必要があります。

各メーカーから多様な機能を持つコピー機が提供されており、個々の用途に最適な機種を見つけることが重要です。

 

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