コピー機の印刷解像度とdpiとは?印刷に適した解像度を解説!

みなさん、こんにちわ!

突然ですがコピー機(複合機)を導入する際はどんな点を重視しますか?

まずは予算の範囲内であること、次に業務内容にあった機能や仕様、そして機器の基本スペックなどが考えられますよね。

業種や事業形態によって見るべきポイントは違ってくるかもしれませんが、今回はコピー機の仕様書などでよく見かける「解像度」「dpi」に注目したいと思います。

写真や画像などを印刷する際、仕上がりの美しさを分かりやすい目安として数値化したものが解像度とdpiです。

印刷物のクオリティーや仕上がりが気になる方は、どうぞ最後までご覧いただき参考にしてみて下さい!

 

解像度とdpiとは?

一口に解像度と言ってもテレビやディスプレイのそれとは違い、コピー機(複合機)の場合は「印刷解像度」と呼びます。

解像度とはその画像がどのくらいの密度で構成されているかを表す数字のことです。

例えばデジタルカメラやスマホで撮影した写真を拡大していくと小さな点がたくさん集まって表示されています。

全てのデジタル画像はこの小さな点(ドット)の集合体でできています。

1インチの中に、いくつのピクセル(マス)が並んでいるのかを表しており、1インチあたりのピクセルの数が多いほど、画像解像度が高いといえます。

 

解像度を表す単位はdpi ( dots per inch )というもので表し、どのくらい美しく印刷できるかの目安にすることができます。

簡単に言うなら、1インチ四方のドット密度の単位なので、このdpi数値が高ければ高いほど印刷の仕上がりは綺麗になるというわけです。

100dpiとは1インチあたり100ドットの解像度ということになります。

解像度が低くなれば画像の鮮明さは失われていきます。

写真や画像を使う場合にはこの解像度が大変重要になっていきます。

また「dpi」と同じく解像度を表す単位に「ppi」というものもあります。

「pixels per inch(1インチあたりのピクセル数)」の略で、ほとんどdpiと同じ意味で使われますが、印刷での単位はほとんどの場合dpiを使用します。

⇒レーザータイプのコピー機でキレイに写真を印刷するためのポイントを解説!

 

■お安い大型レンタルをお考えの方はこちら(業界でもびっくりな価格表)
■リースをお考えの方はこちら(メーカーに我々が直接値引き交渉ができるので安い)
■小型機のレンタルをお考えの方はこちら(1週間無料お試し)

 

解像度が低いと印刷物はどうなる?

1インチあたりのドットの数が多ければ多いほど解像度が高くなり印刷の仕上りは綺麗になります。

では、チラシやパンフレットなどの印刷を際に、解像度が低いデータを利用するとどのようになるのでしょうか?

解像度が低いということは、その画像を構成するドットの数(密度)が低いということになるので、印刷物がぼやけてしまいます。

パソコンやスマートフォンではきれいな写真であっても、そのデータの解像度が低いとコピー機(複合機)で印刷したら画質の悪さが目立ってしまいます。

例えばWeb上から写真を探して使用する場合は、Web上では綺麗に見えていても基本的には72dpiで設定されています。

72dpiの解像度データを印刷した場合は印刷用途としては解像度が低いのでぼやけてしまいます。

なので、データの解像度を理解する事はとても大切です。

 

 

解像度表記の意味とは?

コピー機メーカーのホームページの仕様欄にこんな表記があります。

「解像度 600dpi×600dpi」

この場合、1インチ( 2.54 cm)四方の中にドット(点)が最大で600個並べることができるという意味になります。

では600の意味は何かと言いますと「印刷ヘッドの性能」になります。

インクジェットコピー機(複合機)の場合は、印刷ヘッドに開いた小さな無数の穴からインクを放出して沢山のドット(点)を紙に並べていくことで印刷しています。

この穴がヘッドにどのくらいの間隔で開いているか、その目安を表しています。

横方向にはゆっくりヘッドを動かすことで、密度の高い印刷が可能ですが縦方向はどうしてもヘッドの性能で決まってしまい、いくら時間をかけて作業してもこればかりは変わりません。

つまり、数字の小さい方がヘッドの性能で「最低密度」あるいは縦方向の解像度、数字の大きい方が「最大密度」と考えて差し支えないかと思います。

⇒コピー機のインクジェットとレーザープリンターは何が違うの?メリットとデメリットを解説

 

■お安い大型レンタルをお考えの方はこちら(業界でもびっくりな価格表)
■リースをお考えの方はこちら(メーカーに我々が直接値引き交渉ができるので安い)
■小型機のレンタルをお考えの方はこちら(1週間無料お試し)

 

業種別の最適な解像度

解像度は印刷物の仕上がり、特に画像の美しさに影響する目安です。

解像度が高いければそれだけ美しく印刷されるわけですが、その分だけ機器の価格は上がりますし印刷コストも掛かります。

そのため、業種や目的に合った最適な解像度を知っておくのは、コピー機(複合機)を選ぶうえで大事なポイントになるでしょう。

 

結論から言いますと、ほとんどの業種において画像の美しさはそれほど気にしなくても大丈夫です。

なぜなら、人間が認識できる解像度はおよそ300dbiだとされているからです。

それ以上の解像度を目にしても、ほぼ違いを感じることはありません。

そのため、資料や画像入り文書の作成など一般的なオフィスでの業務における必要な解像度は600~1200dpiあれば快適に作業することができるでしょう。

各コピー機メーカーの仕様欄を見ても解像度のほとんどは600~1200dpiで設計されております。

ただし、A4で印刷したものを会議室のモニターなどで大きく拡大して表示する機会が多いなら、少しだけ気にした方がいいかもしれません。

拡大すると、どうしても画像は荒く感じてしまいますので、その際はたとえば「ゆっくり綺麗モード」などの最大能力で印刷するか、解像度の高い上位機種を使用する必要があります。

解像度の高い上位機種のコピー機(複合機)といっても1200~2400dpiを目安にすれば良いと思います。

 

また、日常的に画像を多く扱う業種(デザイン、設計、アート関連)の方はさらに高い解像度が要求される可能性がありますよね。

目安としては、2400~4800dpiまたはそれ以上の高精細の機種もありますので、その際は高額になりますがじっくり検討して導入すると良いでしょう。

デザイン会社で人気のコピー機メーカーといえば富士フィルムビジネスイノベーションです。

デザイン会社はWINパソコンではなく、ほとんどがMACを利用しているかと思います。

富士フィルムビジネスイノベーションはMAC印刷の再現性が優れているといわれデザイン会社に人気となります。

各コピー機メーカーも売り出しているポイントはそれぞれあるので確認するようにしましょう。

⇒富士フイルムビジネスイノベーションの高機能コピー機「ApeosPro」シリーズとは?

 

 

解像度別おすすめ機種を紹介

ここでは解像度別の、オフィス向けコピー機(複合機)をご紹介します。

各メーカーから豊富なラインナップが販売されていますので、あくまでも比較検討の材料として参考にしてみて下さい!

 

富士フイルムビジネスイノベーション『ApeosPort C3070』

大手コピー機(複合機)メーカーの中でも、特に高精細な印刷に定評のある富士フイルムビジネスイノベーションの製品です。

比較的高額な機種になりますが、より高画質を求めるならこちらがおすすめです。

ラインナップは600~2400dpiまでありますので、業務に最適な仕様機種を選ぶといいでしょう。

印刷速度も速く、優れています。

富士ビジネスイノベーションの新機種『ApeosPort C2570 シリーズ』

 

リコー『RICOH MP C2504』

こちらのリコーの機種は最大で9600dpiの高精細を誇る機種となります。

高画質にこだわる業種(デザイン、設計、アート関連)の方なら、最適な解像度を備えていますので満足できる印刷が行えることでしょう!

コピー機業界トップシェア!!リコー複合機の商品紹介

 

キヤノン『imageRUNNER C3020F』

一般的なオフィスでの使用ですと、解像度は600~1200dpiが目安となります。

キヤノンは独自技術に優れており、明暗をしっかり表現する製品が豊富なメーカーです。

解像度の割に美しく印刷できますので、コストパフォーマンスの面でおすすめです。

キャノンの複合機・コピー機の特徴

 


 

富士フィルムビジネスイノベーション、キャノン、リコーのコピー機(複合機)をご紹介させていただきました。

この3社がコピー機(複合機)シェアの70%以上を占めておりこの「富士フィルムビジネスイノベーション(旧:富士ゼロックス)」「リコー」「キャノン」がそれぞれ20%以上のシェアを分け合っている状況になります。

最大の特徴は他のコピー機メーカーに比べて印刷画質に優れている事です。

また、導入台数のシェアを占めているメーカーは保守拠点も多くあり、導入エリアにもよりますが迅速なメンテナンス対応が見込めます。

⇒業務用の大型コピー機市場の動向を解説!導入シェアランキングも紹介~2022年版~

 

 

まとめ

コピー機(複合機)の解像度は、印刷品質(特に画像の美しさ)に影響を及ぼす重要な要素です。

dpiという単位で表し、1インチ四方のドット(点)密度を意味しているので、この数値が高いほど高精細な印刷を可能にします。

通常のオフィス業務なら600~1200dpi、会議など拡大表示する機会が多いです。

より美しい画像を求めるなら1200~2400dpi、デザイン・アート関連ならそれ以上の解像度を表現できる機種を選択すると快適に作業できるかと思います。

当然ながら、高性能なほど価格も高くなりますので、業務に合わせて最適な機種の選定を検討なさって下さいね(^^♪

いろんな要素を検討したうえで、自分に見合ったコピー機選びをしていただければと思います。

 

■お安い大型レンタルをお考えの方はこちら(業界でもびっくりな価格表)
■リースをお考えの方はこちら(メーカーに我々が直接値引き交渉ができるので安い)
■小型機のレンタルをお考えの方はこちら(1週間無料お試し)