コピー機(複合機)で裏紙を使うメリットとデメリットを解説!裏紙の使い方を伝授!

オフィスでコピー機(複合機)を使用していると、印刷ミスや多重に印刷しすぎてしまったり、印刷不要になってしまったりで、片面のみに印刷された「裏紙」が貯まってしまうことがあると思います。

そうした「裏紙」を、そのままコピー用紙として再利用されているオフィスも少なくありません。

しかし、コピー機(複合機)での「裏紙」の使用は推奨されていません。

この記事では、裏紙を再利用するとどのようなことが起こる可能性があるのか、もし裏紙を再利用するのなら、どのような点に気を付けるといいかをご紹介させていただきます。

コピー機(複合機)を利用されている方や、これから導入を検討している方は是非、参考にしてみてください。

⇒コピー機で裏紙は使用していいの?裏紙をスムーズに印刷する方法を解説!

 

コピー機で「裏紙」を使うメリット

「裏紙」印刷は、一度印刷をした用紙の未使用の面(裏側)を再利用する印刷です。

裏紙を再利用することで、コピー用紙の使用量が削減できます。

提出・保管用などの重要な書類以外は、裏紙印刷をする、というルールを設けている会社もあります。

裏紙印刷では、以下のようなメリットが見込めます。

 

コスト削減

裏紙を再利用するメリットとして、まずはコスト削減が考えられます。

コピー用紙の使用量が減るため、コピー用紙購入代金を削減することができます。

しかし、カウンター料金方式のコピー機(複合機)の場合では、印刷1枚ごとに一定の料金が発生いたします。

なので、裏紙を再利用したとしても用紙代(A4の場合、1枚1円程度)が削減できますが、削減の効果はあまり大きくありません。

⇒コピー機(複合機)のランニングコストとは?コストを抑える秘訣

 

資源の有効活用

裏紙の利用は、資源を有効活用する、リサイクルするという効果もあります。

節約意識も高まりますし、ゴミを少しでも減らして、エコ意識も高まります。

⇒レーザーコピー機(複合機)のリサイクルトナーは大丈夫?純正品との違いとは何か?

 

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コピー機で「裏紙」を使うと起こりやすい問題

コピー機(複合機)では、基本的には裏紙印刷は推奨されていません。

裏紙印刷によって問題が起こってしまう可能性があるからです。

しかし、実際には多くの会社で裏紙印刷をされていて、「印刷できない」ということではありません。

以下に、裏紙印刷で起こりやすい問題をご紹介します。

もしも、裏紙をご使用になるのなら、裏紙印刷ではどのような問題が起こるリスクがあるか、どのようなことに気を付けると良いかを知っておくといいでしょう。

 

紙詰まり

裏紙は、新品の用紙よりも静電気が起こりやすくなり、1度に2枚以上の紙が引き込まれて紙詰まりの原因となることがあります。

また、裏紙が折れ曲がっていたり、どこか破れている、ホチキスの穴がある紙なども、機械内部で紙詰まりを起こしやすくなります。

紙詰まりを起こしてしまい、印刷用紙を無理矢理引っ張ったりしてしまうと、コピー機(複合機)内部部品の故障の原因になるのでもし、紙詰まりが起きてしまった場合は慎重に用紙を取り除きましょう。

また、印刷用紙が取り除けない場合は無理矢理、用紙を引っ張るのではなく、保守会社に連絡してみる事をおすすめします。

⇒コピー機(複合機)の紙詰まりの原因とは?紙詰まりを起こりにくくするための対策

 

コピー機内部の汚れ

裏紙を利用すると、コピー機内部のドラムなどに汚れを付着させてしまうことがあります。

すると、新品の用紙で印刷・コピーをしても、用紙を汚してしまうことや、紙詰まりの原因となることがあります。

⇒業務用の大型コピー機(複合機)の正しいクリーニング方法とは?自分で出来るの?

 

コピー機で「裏紙」を使う際の注意点

裏紙印刷をすると、紙詰まりや機械内部の汚れの原因となるというリスクがあります。

こうしたリスクは、いくつかの点に注意することで、ある程度軽減することができます。

 

キレイな状態の紙を使う

折れ、穴、破れなどのある紙は、紙詰まりを起こしやすく、裏紙印刷に適しません。

なるべくキレイな状態の紙を選びましょう。

また、一度印刷をした用紙は、新品と比べると凹凸があったり、反った状態になっています。

とくに写真や図など印刷範囲が広い場合は凹凸も大きく、避けたほうが良いでしょう。

⇒意外と知らない!?コピー用紙のサイズや種類!基礎知識を徹底解説!

 

用紙の種類を統一する

普通紙と再生紙、厚さが違う用紙などが混ざっていると、紙詰まりを起こす確率が非常に高まります。

 

コピーした直後の紙は使わない

コピーした直後の紙は反っていることが多く、紙詰まりを起こしやすくなります。

また、インクジェット方式の場合には、インクが完全に乾くまでに時間がかかるので、コピー・印刷から2,3日程度経過した紙を使いましょう。

⇒コピー機のインクジェットとレーザープリンターは何が違うの?メリットとデメリットを解説

 

用紙をよくさばいて、揃える

裏紙は新品の用紙と違い、一枚一枚が空気や湿気などの影響を受けて、それぞれの状態が違っています。

印刷前に破れや変形がひどい用紙は無いかチェックし、あれば取り除きましょう。

用紙をよくさばくことで、静電気によるくっつきを防ぎ、スムーズに取り込まれやすくなります。

最後に用紙の端をキレイに揃えて、コピー機(複合機)にセットします。

 

表面の内容を確認する

裏紙を使用する際には、一度目の印刷(表面)の内容に注意する必要があります。

もしも表面に重要な情報が印刷されていたら、その紙を再利用すると、そこから情報漏洩につながることがあります。

多くのオフィスでは、表面を確認して大きく×印をしてから裏紙にする、という方法がとられています。

裏紙にするまえに必ず内容を確認し、重要な情報が印刷された用紙は再利用せずに破棄しましょう。

 

まとめ

裏紙を利用することで、コストの削減やエコ意識の向上が図れます。

裏紙利用のポイントは、利用できない・適さない紙を適切に取り除くことです。

不適切な紙を利用すると、機械のトラブルや情報漏洩の原因になります。

裏紙利用のルールを作るなど、職場でしっかり知識を共有して運用していきましょう。

 

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