金額・用途にあわせた業務用コピー機(複合機)の選び方!選ぶ5つのポイントとは?
家庭用、業務用ともにコピー機を販売しているメーカーは増えてきており、「自立型タイプ」や「卓上タイプ」、「複合機」や「プリンター」など多くの選択肢があります。
今回は業務用のコピー機(複合機)をメインに選ぶポイントなどをご紹介したいと思います。
業務用のコピー機(複合機)は「富士フィルムビジネスイノベーション」、「キャノン」、「リコー」、「京セラ」、「シャープ」、「コニカミノルタ」など数多くのメーカーが存在します。
これからコピー機(複合機)の導入を考えてる方やコピー機の入替を検討している人は是非、参考にしてみてください。
コピー機(複合機)は仕事するうえで欠かせない事務機器となり長期間利用する高価な商品となりますので慎重に選びましょう!!
コピー機を選ぶポイント
早速、業務用のコピー機(複合機)の選ぶポイントをご紹介させていただきます。
選ぶポイントは5つです。
この5つを意識して検討できれば適正なコピー機(複合機)を選べるはずです。
是非、参考にしてみてください。
①印刷スピード
コピー機(複合機)は同じ機能でも印刷速度によって本体価格が設定されています。
※印刷速度:A4用紙片面で1分間に出力される枚数
例えば富士フィルムビジネスイノベーションの場合だとApeosPort C2570、ApeosPort C3070、ApeosPort C3570といったようにシリーズ化されています。
富士フィルムビジネスイノベーションだと、数字4桁の前2桁がコピー機の印刷スピードとなります。
上記の場合だとC2570は25枚/分、C3070は30枚/分、C3570は35枚/分といった感じです。
標準価格だとC2570は1,900,000円(税別)、C3070は1,980,000円(税別)、C3570は2,110,000円(税別)となります。
このApeosPortシリーズだとC7070が一番印刷スピード早い型番となり標準価格は4,190,000円(税別)となります。
C2570が1,900,000円なので229万もの金額差があります。
なので、どれくらいの印刷スピードが出るコピー機にするかはかなり重要なポイントとなります。
⇒コピー機の適正な印刷速度をご存知ですか!?3つの印刷基準と2つの単位(ipm,ppm)
②価格(本体金額・カウンター料)
各メーカーでコピー機はシリーズ化されているのは理解いただけましたでしょうか?
もちろんの事ですが同じ印刷スピードでも、メーカーによって小売希望価格は大きく違います。
小売希望価格はネットやパンフレットを見れば記載されておりますが、そのままの金額で購入する人はいないと思います。
コピー機販売店などを通して、小売希望価格から割引をしてもらって提案を受けると思います。
この割引率は販売店によって異なりますが、各メーカーによっても異なります。
なので各メーカーの相場価格を理解するようにしましょう。
また、業務用のコピー機(複合機)を導入する場合は基本的にカウンター保守契約を締結します。
本体金額だけではなく、印刷する度に費用が発生するカウンター料金も確認する必要があります。
本体価格同様にカウンター料金も相場があるので理解するようにしましょう。
⇒コピー機のカウンター料金の仕組みとは?メリットとデメリットを解説
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③印刷品質
本体価格やカウンター料金の金額だけではなく、コピー機(複合機)の印刷品質はメーカーによって異なります。
価格を重視しているメーカーや印刷品質を重視しているメーカーがあるのでコピー機メーカーの特徴もしっかり把握しておきましょう。
特に印刷品質がいいと言われているメーカーは「富士フィルムビジネスイノベーション」、「キャノン」、「リコー」になります。
この3社は日本で人気のコピー機メーカーになり、業務用コピー機(複合機)シェアの70%以上を占めています。
とくに富士フィルムビジネスイノベーションはMACユーザーに人気で、デザイン会社などにもよく導入されております。
いつも印刷する資料はどういう物が多いのかを把握して、どこまでの印刷品質のクオリティを求めるのか検討してみるようにしましょう。
印刷データをメーカーに渡して印刷サンプルをもらう事も可能です。
印刷品質が気になる場合は各メーカーから印刷サンプルを取得するようにしましょう。
⇒業務用コピー機(複合機)メーカー別シェアランキング~2022年版~
④機能
業務用コピー機(複合機)の主要メーカーの機能面はどれも大差はなく、どのメーカーもIOT化など時代にあわせたコピー機開発を続けています。
どの機能を使いたいのか予め確認する事が必要です。
コピー、FAX、スキャンなどの一般的な機能は標準装備されておりますが、折り込み機能やパンチ機能を付けたい場合はオプションとして見積が必要となります。
フィニッシャーという装置を取り付ける事になるのですが、このオプションであるフィニッシャーも各メーカーによって特徴はそれぞれです。
また、さきほどの印刷品質でお伝えした富士フィルムビジネスイノベーションですが、富士フィルム独自のポストスクリプトというオプションを搭載するとMACで使用している書体を再現する事が可能です。
富士フィルムビジネスイノベーションではプストスクリプトの他にドキュワークスというオプションも人気です。
メーカーによっても様々な機能を搭載する事ができます。
オプションとして追加料金になるのか、追加料金なしでその機能が使えるかなど様々です。
まずはこういう機能があったらいいなという項目を洗い出してみて、そこから取捨選択するようにしましょう。
⇒コピー機(複合機)のフィニッシャーとは?適正なフィニッシャーの選び方
⑤メンテナンス・アフターフォロー
価格、品質、機能はもちろん大切ですが、業務用のコピー機(複合機)は長く使っていくオフィス機器になるのでメンテナンス、アフターフォローも重視して確認する事が必要です。
コピー機の故障は長く使っていくうえで必ずおきてしまいます。
保守契約の加入は必須なので、メーカーメンテナンスなのか、それとも別の保守会社からのメンテナンスなのかしっかり確認いたしましょう。
コピー機が故障して電話でも解決できない場合は訪問対応となるので、保守拠点がどこにあるかも予め確認しておきましょう。
メーカーによっては土日対応や当日対応オプションもあるので販売店に確認しましょう。
⇒業務用コピー機の保守メンテナンス体制を比較!おすすめメーカーをご紹介
業務用のコピー機(複合機)の選ぶポイントをご紹介させていただきましたが参考になりましたでしょうか?
5つのポイントを紹介させていただきましたが、特に重要なのは【価格重視なのか?】【品質・メンテナンス重視なのか?】になります。
続いては具体的におすすめコピー機メーカーをご紹介させていただきます。
個人的な意見も含まれているので参考程度にご確認ください。
価格重視なら京セラのコピー機がおすすめ
コピー機の販売店によって小売価格からの割引率は異なるため、一概には言えないですが、コピー機メーカー全体を見る限り京セラのコピー機が安いです。
本体価格もそうですが、カウンター料金が他メーカーと比べて圧倒的に安いです。
カウンター料金ではモノクロ0.7円、カラー7円、最低基本料金2,000円が相場となります。
2022年10月の現時点では最近はちょっと渋くなってきたかなと感じます。
最近ではモノクロ0.8円、カラー8円ぐらいになってきているかなと、、、
ここ5年で出荷台数を急激に増やしている京セラですが、メンテナンスに不安の声が上がっております。
これは単純に出荷台数を一気に増やしたので導入後のメンテナンスが追い付いていないのかなと感じます。
コピー機の設置場所が都心部であれば問題ないかと思いますが、離れている場所などに関してはどうしても対応が遅くなってしまいます。
ただ、京セラも保守拠点を増やし、保守員の増員も行っているので今後に期待はできそうです。
印刷品質、機能も他メーカーと比べても遜色ないため、はじめてコピー機の導入する方などにお勧めかなと思います。
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印刷品質・メンテナンス重視は富士フィルムのコピー機がおすすめ
冒頭でお伝えしたとおり、日本のコピー機メーカーは多く存在します。
その中でも富士フィルムビジネスイノベーションは国内出荷台数日本一のメーカーとなり、保守拠点が他メーカーと比べて多く、保守体制が整っています。
また、顧客満足度No.1の実績を5年連続で受賞しています。
印刷品質では再現性の高い印刷画質は業界屈指のクオリティと言われています。
Macのデザイン性が高い印刷物や建築設計事務所などの細かい曲線でも綺麗に印刷ができるため、これらの業界で多く導入されております。
他社コピー機メーカーと比べるとコピー機本体価格は高く設定されております。
例えば富士フィルムビジネスイノベーションの人気シリーズApeosPortのC2570(25枚/分)の小売価格は1,900,000円(税別)となります。
価格重視の京セラの人気シリーズTASKalfaの2554ci(25枚/分)の小売価格は1,560,000円(税別)となります。
同じ印刷スピードですが34万円の差があります。
また、カウンター料金も比較的高いです。
カウンター料金ではモノクロ1.2円、カラー12円、最低基本料金2,550円が相場となります。
2022年10月の現時点では京セラとは反対にカウンター料金が安くなってきた印象を受けます。
最近ではモノクロ1.0円、カラー10円ぐらいになってきているかなと、、、
最低基本料金を10,000円などにあげるとモノクロ0.8円、カラー8円という数字も最近では出てきました。
社名変更して方向性が変わってきたのかな・・・?
⇒富士ゼロックスは【富士フイルムビジネスイノベーション】へ。社名変更の理由とは?
まとめ
今回は「金額・用途にあわせたお勧めコピー機の選び方」について説明しましたが参考になりましたでしょうか?
料金重視なら「京セラ」!印刷品質・メンテナンスなら「富士フィルムビジネスイノベーション」とお伝えしましたが、それぞれのメーカーで推しているポイントは様々です。
まずは様々なメーカーの特徴を理解し、販売店に見積をもらう事をおすすめします。
見積依頼は一社に絞るのではなく、各コピー機販売店で割引率は違うので何社かに問合せするといいと思います。
この相見積もりをする事が一番重要です!!
気になったコピー機メーカーの見積と見積書をもらう販売店も1社に絞らずに複数の会社から見積もりをもらうようにしましょう。
そうする事によって相場価格が見えてきます。
また、複数社の営業マンと話す事によって自分にとって適正なコピー機選びができると思います。
少し面倒かもしれないですが、業務用のコピー機(複合機)は大きな買い物です。
また、長く利用していく機器になるので慎重に選ぶ事をお勧めします。
今回の記事を読んでいただき少しでも参考にしていただければと思います。
⇒正しいコピー機選びを出来ていますか?ちょっとした知識で損しない方法!
補足
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一都三県外のお客様でも是非、一度見積り依頼をお待ちしております。
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