シャープ祝50周年!最新コピー機(複合機)が登場!新世代デジタルフルカラー複合機BPシリーズとは?
シャープは1972年にドキュメント事業を開始してから50周年を迎えました。
これを記念して、新世代デジタルフルカラー複合機BPシリーズを発売しました。
BPシリーズは現代の働き方に応じた機能が搭載されており、あらゆる企業からの注目を集めています。
本記事ではシャープ50年間のコピー機(複合機)の歴史やシャープ50周年を記念して発売されたBPシリーズについて徹底的に解説します。
⇛公式ページ:50周年記念サイト
シャープ50周年! コピー機(複合機)の歴史
今回は年代別にシャープ製品の複写機・プリンター・コピー機(複合機)を紹介していきます。
シャープがこれまでに歩んできた道のりを追うことによって、シャープの企業努力を知るとともにコピー機(複合機)の歴史を学ぶことができます。
是非参考にして頂ければと思います。
1964年:シャープ初のオフィス機器商品化!
シャープ初のオフィス機器が商品化されました。
シャープで初めて発売されたオフィス機器が電卓1号機です。
しかし、現代では信じられませんが価格は50万円程と高価なもので、消費者のニーズに当てはまっておりませんでした。
そして、複写機の要求が世間から高まっていたことから、1969年に6名のスタッフで複写機の開発に着手しました。
1972年:SF-201
始まりは、学会等の情報や独学による情報収集でした。
そして、試行錯誤の末にシャープ初の複合機「SF-201」が誕生しました。
SF-201は間接静電方式の湿式複写機となり、誕生してから4年にわたり開発が進み10種類のシリーズ機種が誕生しました。
1分間で約10枚印刷可能で当時では高速機として人気を博しシリーズ化にまで至りました。
1974年:SF-710
SF-710は、シャープ社の初のPPC普通紙複写機であり、業界で初めての電子制御による複写機として開発されました。
電機メーカーのシャープらしい業界初のICによる制御を採用されました。
その結果、1974年にはIC制御が海外でも認められ、ヨーロッパの主要メーカーにOEM供給されることになりました。
複写機が軌道にのり、1976年に複写機事業部が発足しました。
1977年:SF-730
PPC普通紙複写機にとって紙への定着が一番の課題点でした。
SF730は業界初の一成分トナーを採用しており、新たな「圧力定着方式」を取り入れました。
ここで「圧力コントロール」という貴重な技術情報を手にしました。
1978年:SF-810
SF-810は業界初のデスクトップ型原稿台固定機として大きな特徴を持った複合機でした。
また、ドラム感光体の搭載、ヒートローラによる定着やWカセット方式など、現代のコピー機(複合機)の典型を見ることができました。
1979年:SF-740
SF-740はSF730の後継機種でハガキに印刷が可能となっており、当時では衝撃の機能を備わっていました。
SF-740はベストセラー機になり「シャープ」の名を広めた複写機となりました。
当時は暗箱はアルミニウムで作られていましたが、SF-740は暗箱の製法を板金化しました。
その後、他社においても板金化が主流となりました。
1981年:SF-770・SF-750
SF-770・SF-750は、世界で最も小型かつ軽量な複写機として売り出されました。
シャープ得意の小型化、軽量化の技術を用いたSF-770・SF-750は、大好評となり全米で最多の設置台数を記録した立役者となりました。
特にSF-750は、「リーガルサイズのコピーマシン」としてアメリカのディーラーに大々的に販売され、市場を席巻しました。
1984年:Z-60
Z-60は家庭用の複写機として開発され、コンパクトサイズに伴って価格を抑え、ユーザーが簡単にトナーを交換することができるカートリッジ方式を採用しました。
1986年:SF-8200
SF-8200はシャープ初のOPCドラム感光体を採用した複写機となっています。また、アメリカの「What to buy」誌でBest buy賞に輝きました。
1989年:CX-7500
CX-7500はアナログ方式で高画質カラーコピーを実現した複写機となっています。
カラーとモノクロを1台で使えるとしてオフィスで活躍しました。
1989年:SF-8300
SF-8300は業界初の横送りと縦送りを自動的に選択をして用紙トレイ内で回転させる自動回転カセットを搭載しました。
前面給紙と回転カセットでコンパクトなサイズを実現しました。
1992年:SF-2022・SF-2027
SF-2022/2027はシャープ複写機の20周年記念モデルとして、ファーストコピースピードの短縮化、静音設計、コンパクトサイズ化によってオフィスでの快適な環境づくりを追求しました。
1993年:SD-2060/SD/3062
SD2060は空気圧を利用し用紙搬送を行う「エアフィードシステム」を採用しました。
また、「両面原稿自動送り装置」も搭載しており、大量コピーによる効率化を図ることに成功しました。
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1994年:AR-5040
AR-5040は、大容量ハードディスクに記憶し印刷する「電子ソート機能」を搭載しました。
スキャナで読み取り、レーザで書き込む「デジタル複写機」の先駆けの機種となります。
1995年:AR-5030F/FR
AR-5030F/FRはコピーとファックスが使える複合機として開発されました。
当時の国内市場ではコピーとファックスが使える複合機が主流となり始めました。
2000年:AR-F151
AR-F151はコピー・ファックス・スキャン機能を搭載。コンパクトサイズの複合機として後のシリーズ展開につなぎました。
2001年:AR-S507
AR-S507は大量原稿モードや進展プリント、ネットワークスキャナーを搭載。
米国認証機関から複写機・プリンター業界で、世界初のセキュリティ認証を取得。
2004年:AR-450M
AR-450Mは業界初の「Common Criteria EAL4」を取得しました。
Common Criteria EAL4とは、情報システムやそれを構築するハードウェア、ソフトウェアの評価基準で国際規格の名称のことです。
2007年:MX-M1100
MX-M1100は生産性を追求し、毎分110枚(A4)の高速機となっています。
様々なオプションが搭載されており、生産性を追求したコピー機(複合機)でした。
2008年:MX-2600FN
MX-2600FNは「MycrosトナーHG」、「大型8.5インチWVGAカラー液晶タッチパネル」を搭載しており、高品質な印刷や操作性の向上が可能になりました。
また、独立評価機関BLI社よりBLI “Highly Recommended”(最上位評価)を獲得しました。
2010年:MX-2610FN
MX-2610FNは「高度なデジタル機能をより使いやすく」をコンセプトのもと開発され、10.1インチの液晶パネルを搭載。当時、大流行していたスマホのような操作性を体現しました。
2013年:MX-C300W
MX-C300Wは従来のMXシリーズ複合機の性能を落とさずコンパクトボディにした業界最小サイズのフルカラーデジタル複合機です。
置き場所に困らないため、中小企業を中心に多く使われていました。
2015年:MX-2650FN
MX-2650FNは使用頻度の高い機能を大きいアイコンが表示される「シンプルモード」を搭載。
また、クラウドサービスに対応しており、スキャンデータの保存・プリントが可能になりました。
2016年にはグッドデザイン賞を受賞しました。
2019年:BP-20C25
BP-20C25はシンプルかつスタイリッシュなデザインにコピー・プリンター・スキャナー・ファクスの4つの機能を搭載。
また、業界最小クラスの設置面積(幅560mm×奥行560mm)となっています。
置き場所に困らないコンパクト設計を実現させました。
2020年:MX-3631DS
MX-3631DSはコンビニに置かれているマルチコピー機(複合機)で、業界初のシール印刷が可能となっています。
老若男女問わず操作しやすい15インチの大型液晶パネルを搭載しています。
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新世代デジタルフルカラー複合機のBPシリーズとは?
シャープ50周年となる2022年に発売された新機種の「BPシリーズ」はコロナウイルスが大流行による働き方の変化(リモートワーク)に対応するために、クラウドとの連携を強化しています。
また、シャープが長年取り組んでいたセキュリティ面での強化もされています。
ファームウェアやBIOSの保護強化にくわえ、コピー機(複合機)に接続しているデバイス(PC、サーバー、スマホ)へのウイルスを抑止する「ウイルス検知キット」も販売しています。
⇛シャープの人気コピー機(複合機)『BP-30C25』『MX-3631』の仕様と特徴をご紹介
クラウドサービスの連携強化
新たに「Microsoft Teams」に対応することで、OneDrive、Google Drive、Dropboxなどの既存クラウドサービスに加え、スキャンしたデータをクラウド上の指定したフォルダに直接保存できるようになりました。
この機能により、取り込んだデータをオンライン会議の画面に表示し、情報共有に活用することが可能です。
さらに、保存したデータはパソコンを介さずに、本機の操作だけで印刷することもできます。
よって、テレワークの環境でも円滑な情報伝達が可能になります。
⇛コピー機(複合機)のクラウド接続方法とおすすめクラウドサービス3選!
スマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」に対応
BPシリーズから、シャープのスマートオフィスサービス「COCORO OFFICE」に対応しています。
このサービスを利用することで、オフィスで受信したファクスを外出先やテレワーク中でもパソコンやスマートフォンから確認できます。
また、「COCORO OFFICEレポート」サービスを通じて、日々の印刷枚数やカラー・モノクロ出力比率をグラフで見やすくレポートする機能も備わっています。
今後はタイムスタンプサービスの提供も予定されており、スキャンした電子データにタイムスタンプを付与することで、同日時での存在証明と非改ざん証明が可能になります。
この機能により、電子帳簿保存法の要件にも対応が可能になります。
スキャン機能にAIを活用
BPシリーズではスキャン機能が進化しました。
新たに搭載されたAIを活用して、読み込んだ原稿の色数や階調を自動で判定し、最適なモードに設定することができます。
色数が少ない原稿は、フルカラーモードではなく少数色モードでスキャンし、データ容量を抑えてファイル化してくれます。
また、不定形サイズや傾いた原稿をスキャンする際には、自動で原稿の大きさを検知し、傾きを補正してくれます。
これにより、原稿の色味やサイズ、向きなどを気にせずに細かい設定操作をする必要がなくなりました。
最適なモードで簡単にスキャンすることができ、忙しい時でもスムーズに作業を進めることができます。
⇛コピー機(複合機)のスキャン機能!紙文書をPDF化して保存するメリットとデメリット
セキュリティ対策の強化
BPシリーズではコピー機(複合機)内のファームウェアに電子署名を付与し、バージョン管理や偽造ファームウェアの検出を自動で行います。
また、BIOSを定期的に検証する機能も搭載しており、セキュリティ上の異常を検知した場合は修復を試みます。
さらに、最新の暗号化通信プロトコルであるTLS1.3に対応しており、コピー機(複合機)経由で社内ネットワークにウイルスが拡散されないようにセキュリティ対策が施されています。
コピー機(複合機)が取り扱う原稿データに対して定期的にウイルス検知を行うオプションも、後日発売予定となっています。
⇛コピー機(複合機)のセキュリティリスクとは?無料セキュリティ対策方法をご紹介!
BPシリーズの魅力
こちらではBPシリーズの魅力についてお伝え致します。
今までのシャープの歴史の中で培ってきた技術を集結させて、
シンプルな操作性や現在の需要に合わせた機能が備わっています。
10.1インチの大型操作パネル
BPシリーズの操作タッチパネルは業界トップクラスの10.1インチのパネルとなっており、操作性や視認性が前機種より格段に上がりました。
スマホ(iPhone)からの遠隔操作
専用のアプリをインストールすることでコピーやスキャンなどの基本操作をスマホ(iPhone)から行えます。
トナーの自動排出
トナーの残量が無くなると、自動的にトナーが排出されます。
混在原稿自動検知
用紙サイズが混在した原稿をまとめてコピーしても自動で用紙サイズを検知し、印刷を行ってくれます。
オフィスダイレクトプリント
スマホ(iPhone)やタブレットで受け取ったMicrosoft Office文書をそのまま印刷することが可能です。
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BPシリーズ全12機種の紹介
BPシリーズは低速機から高速機まで全12機種揃えています。
こちらではそれぞれの機種の詳細をお伝えします。
ご自身が求められているグレードとコピー機(複合機)のスペックを比較するために参考にしてください。
BP-70C26
印刷速度(A4ヨコ):26枚/分
ファーストコピータイム:モノクロ6.5秒/カラー7.6秒
大きさ:609 × 662 × 860mm
希望小売価格(税別):1,435,000円
BP-60C36
印刷速度(A4ヨコ):36枚/分
ファーストコピータイム:モノクロ4.6秒/カラー6.5秒
大きさ:608 × 653 × 829mm
希望小売価格(税別):1,760,000円
BP-60C31
印刷速度(A4ヨコ):31枚/分
ファーストコピータイム:モノクロ5.6秒/カラー7.6秒
大きさ:608 × 653 × 829mm
希望小売価格(税別):1,415,000円
BP-60C26
印刷速度(A4ヨコ):26枚/分
ファーストコピータイム:モノクロ:6.5秒/カラー7.6秒
大きさ:608 × 653 × 829mm
希望小売価格(税別):1,285,000円
BP-40C36
印刷速度(A4ヨコ):36枚/分
ファーストコピータイムモノクロ:4.6秒/カラー6.5秒
大きさ:608 × 653 × 829mm
希望小売価格(税別):1,725,000円
BP-40C26
印刷速度(A4ヨコ):26枚/分
ファーストコピータイムモノクロ:6.5秒/カラー7.6秒
大きさ:608 × 653 × 829mm
希望小売価格(税別):1,250,000円
BP-70C45
印刷速度:(A4ヨコ):45枚/分
ファーストコピータイムモノクロ:4.6秒/カラー6.5秒
大きさ:609 × 662 × 860mm
希望小売価格(税別):1,980,000円
BP-50C45
印刷速度(A4ヨコ):45枚/分
ファーストコピータイム:モノクロ4.6秒/カラー6.5秒
大きさ:608 × 653 × 829mm
希望小売価格(税別):1,830,000円
BP-70C65
印刷速度(A4ヨコ):65枚/分
ファーストコピータイム:モノクロ3.7秒/カラー4.8秒
大きさ:609 × 662 × 860mm
希望小売価格(税別):2,360,000円
BP-70C55
印刷速度(A4ヨコ):55枚/分
ファーストコピータイム:モノクロ3.7秒/カラー4.8秒
大きさ:609 × 662 × 860mm
希望小売価格(税別):2,170,000円
BP-50C65
印刷速度(A4ヨコ):65枚/分
ファーストコピータイム:モノクロ3.7秒/カラー4.8秒
大きさ:608 × 653 × 829mm
希望小売価格(税別):2,210,000円
BP-50C55
印刷速度(A4ヨコ):55枚/分
ファーストコピータイム:モノクロ3.7秒/カラー4.8秒
大きさ:608 × 653 × 829mm
希望小売価格(税別):2,020,000円
まとめ
シャープのコピー機(複合機)は1972年のSF-201で初めて複写機市場に参入してから50年にわたり進化を続けてきました。
1974年のSF-701では世界初のIC制御を導入、1981年のSF-770/SF-750で小型化を実現し、1989年のCX-7500では高画質カラーコピー機能を搭載したコピー機(複合機)を販売しました。
1994年のAR-5040は電子ソート機能を搭載、2000年のAR-F151は多機能複合機の先駆けとなり、2010年のMX-2610FNではスマホのような操作性を実現しました。
2022年には、50周年を記念して新世代デジタルフルカラー複合機BPシリーズが登場しました。
BPシリーズはクラウドサービスとの連携強化、セキュリティ対策の強化、AIを活用したスキャン機能の向上が特徴的となっています。
具体的には、Microsoft TeamsやCOCORO OFFICEに対応し、外出先からもファクス確認や印刷枚数のレポートを利用できます。
AIを活用したスキャンでは原稿の色数や傾きを自動判定し、最適なモードでスキャンします。セキュリティ面では電子署名付きファームウェア、BIOS検証、TLS1.3対応の暗号化通信が強化されています。
さらに、大型の10.1インチタッチパネル、スマホからの遠隔操作、トナーの自動排出、混在原稿の自動検知などが備わり、効率的かつセキュアな業務環境を提供します。
BPシリーズは現代の働き方に対応し、便利で安心なコピー機(複合機)となっています。
補足
大型複合機レンタルゼロコピでは、その名の通りレンタル契約を行っている会社になります。
業務用の大型コピー機(複合機)のレンタルサービスを行っている会社は珍しいです。
ゼロコピでは新しくビジネスを開始される方はコピー機の機種をグレードアップしたい方向けにサービス設計をしました。
まずは、業界初で契約期間の縛りをなくしました!!
契約期間がそもそもないので、いつ解約しても大丈夫です!!
また、新設法人様向けにスタートアッププランを作り、月額レンタル料2,980円で利用が可能になります。
保守に関してはカウンター保守契約ではなく、キット保守契約を採用しております。
⇒【ゼロコピでも採用】コピー機のキット保守契約とはどんな契約?
簡単にお伝えすと、印刷一枚当たりモノクロ〇〇円、カラー〇〇円という金額形態ではなく、ゼロコピからトナーカートリッジを購入していただきます。
トナーカートリッジが無くなりましたら、その都度、1本あたり購入していただく流れです。
最低基本料金も設定していないので、本当に月額2,980円でご利用が頂きます。
その他にもお客様の印刷枚数や用途にあわせて全部で4つのプランをご用しております。
他社と比べていただいても、絶対的な安さに自信があります!!
業務用の大型コピー機(複合機)の導入を検討している方は是非、お問合せください。
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