コピー機(複合機)は地震対策できている?便利なキャスターの危険な落とし穴
日本は世界に比べて地震が発生しやすい地域と言われております。
いつ起こるか分からない地震。
現在までに数々の地震を経験してきました。
そんな中、家庭や職場・学校などいろんな場面でも地震対策が行われております。
今回の記事では職場や学校、コンビニなどにも設置されている、コピー機(複合機)の地震対策について紹介させていただきます。
また、オフィスに設置されている周辺機器に関しての地震対策もあわせてご紹介します。
コピー機(複合機)は仕事をするうえで欠かせない事務機器になります。
業務用コピー機(複合機)や重量があるコピー機は、基本的にキャスターが取り付けられております。
キャスターは便利ですが、危険な落とし穴になってしまう可能性があります。
コピー機(複合機)の知識をつけたうえで事前に対策できるようにしていただければと思います。
これからコピー機(複合機)の導入を検討している方も是非、参考にしてみてください。
コピー機が設置されていると危険?
地震が発生してしまった時のコピー機(複合機)の危険性について解説させていただきます。
地震の時にコピー機(複合機)が設置されている事において危険だと思う方は少ないかもしれません。
しかし、地震対策をしないとコピー機も危険性があります。
コピー機(複合機)を触ってみてもガタガタ揺れたりしません。
その上、どっしりとしたフォルムで地震がきても、まさか倒れてくると想像しづらいからだと思います。
しかし、比較的安全に見えるコピー機(複合機)も、強い揺れの地震の場合には倒れてきたりして、大きな被害を及ぼす可能性があります。
コピー機の重さは、個体差があって一概には言えませんが、約50kg〜150kgほどにもなります。
これは大人2人分程度に相当する重さで、強い地震の揺れによってコピー機が人にぶつかってきたら大怪我や命を落としてしまう原因になってしまいます。
また、地震の時のコピー機(複合機)はぶつかるだけではなく、揺れて倒れてもかなり危険です。
例を挙げると小さなオフィスでは、設置してあるコピー機が横倒しになって、コピー機が通路を塞ぎ邪魔になって避難する人が通れなくなる可能性もあります。
揺れでコピー機以外のものも散乱しているなかで、他の避難経路を確保するために、倒れたコピー機を動かすことはかなりの困難です。
またコピー機が倒れて破損してしまうと、コピー機(複合機)から漏電する可能性もあります。
人体の場合だと、20mA程度の電気が体に流れると、筋肉が痙攣して、収縮が起こり自由に動けなくなってしまいます。
コピー機はその1,000倍の約20Aもの電気が流れており、漏電をした場合にはとても危険です。
⇒業務用コピー機(複合機)の消費電力や電気代はどれくらい?節電方法もご紹介!
このように、コピー機(複合機)の地震対策はとても大切です。
震度1〜3程度の地震なら被害はそれほど大きくないかもしれませんが、大地震が起こった場合は大変危険です。
能登半島地震(2024年1月1日)、東日本大震災(2011年3月11日)、阪神・淡路大震災(1995年1月17日)などの大地震が頻発している日本。
今後日本では、20年以内に大きな地震が2つ起きるといわれています。
地震はいつ起きるかわかりません。今すぐ対策をしておきましょう。
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コピー機の保険は?
地震でコピー機(複合機)が故障してしまったときには、保険の対象になるのでしょうか?
業務用コピー機(複合機)は数百万ぐらいする高額な商品になるので心配になっている方も多いと思います。
業務用コピー機(複合機)の導入方法として大きくわけて3つの方法があります。
それは、リース契約・買取り・レンタル契約になります。
一般的にはリース契約でコピー機(複合機)を導入する企業が多いです。
下記の記事では導入方法による、メリット・デメリットを解説しているので気になる方は確認してみてください。
⇒コピー機導入時の悩み!リース契約とレンタル契約はどっちがお得?
業務用コピー機(複合機)を導入する8割以上の企業がリース契約をしております。
そのリース契約では、リース会社による動産総合保険に加入する事になります。
動産総合保険とはコピー機の故障などの保険になるのですが、地震による影響でコピー機(複合機)が故障してしまった場合、動産総合保険でコピー機の補償を受けることはできません。
動産総合保険の対象となるのは、爆発や火災・風水・破裂などで、地震は適用外になっています。
なのでリース契約中に地震がおこって利用ができない状態になってしまうと、保険は適用外なので実費で修復する必要があります。
保証されると勘違いしている人が多くいるので、リース契約の内容を再確認しておきましょう。
事務機器の地震対策は?
コピー機(複合機)といえばオフィスによくおいてありますが、どんな地震対策が必要なのでしょうか。
ここではコピー機だけではなく、オフィス事務機器の地震対策について紹介します。
コピー機
大震災となると、長周期の揺れでも大きな被害が発生します。
高層階オフィスでは、キャスター付きのコピー機(複合機)、シュレッダーなどのオフィス機器が数メートルも移動したと報告されております。
これらの機器は重量があるので、移動すると加速していき、挟まれた場合には衝撃がその重量の何倍にもなってしまいます。
財産・人命への被害防止には、移動の防止対策はとても重要です。
※コピー機の地震対策は後程、細かくご紹介させていただきます。
デスク上のOA機器
地震の揺れによって、オフィスではパソコンなどのOA機器が落下してしまい、復旧には結線などの設定をする必要があるなどの、業務再開にも支障がきたしてしまいます。
最悪の場合は、ローカル上で保存していた重要データなども取り出せなくなることがあります。
これは、ハードがひどく破損したことが原因と考えられます。
デスク上のOAの地震対策は、テーブルやデスクなどはジョイントを使って地震対策連結して、安定させます。
ゲルマットやストラップなどでパソコンやデスクなどのOA機器に固定します。デスクではM6以上のボルトを床と固定します。
背の高いキャビネット
大きな地震だとキャビネットなどの背が高いものが動くことも想定されます。
これでもけが人や避難の邪魔になったり、被害が起こる可能性があるので、軽減できるような対策をあらかじめしておくことが必要です。
キャビネットなどの家具類は、壁の材質や構造に合わせ、固定しておく必要があります。
下地が強度のあるコンクリート壁の場合と、軽量鉄骨が下地の場合は施工方法が違うので、注意しておきましょう。
また、二段にキャビネットを重ねる場合には、サイドジョイントプレートを必ず上下を固定するなどして、壁面に固定します。
このほかにも、床に固定するのも効果的です。
データサーバ・ラック
データサーバは膨大で重要なデータを運用するために、リスクマネジメントの観点からも企業にとって、地震対策をするべき重要度がとても高く、災害時にもそれは変わりません。
瞬断もないので、災害時でも稼働することが求められてしまいます。
収納するサーバラックやデータサーバが倒れて、データや機器が破損してしまわないように対策をすることが重要です。
既設の場所でも自由に対応できるようなコンパクトな免震装置をつかった地震対策がおすすめです。
常時待機方式なのでスタートの機構がないので、地震動にも即応し、大きな効果を発揮できます。
その上工事の必要がないので、設置するだけで免震対策ができて、地震後にもリセットする必要がありません。
移設や機器増設の時の設置も簡単で、連結も可能です。
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コピー機キャスターの危険な落とし穴
重たいものでも押して、一人で移動することができて、とても便利なキャスター。
また、大きくて50~150kgもある業務用コピー機(複合機)はどっしりしていて、まさか崩れるなんて考えられないという人も多いのではないでしょうか。
そんなコピー機ですが、地震が起こったときにキャスター付きだとさらに危険です。
ちゃんと地震対策をしている場所でも、キャスターつきは盲点になりがちです。
付属のストッパーだけだと倒れてきたり、動いてしまうことがあるからです。
キャスター付きでもコピー機は、家具や家電などとは別の地震対策が必要になります。
ここではキャスター付きの業務用コピー機(複合機)の地震対策を解説させていただきます。
アジャスターで固定する
コピー機(複合機)についているキャスターは、それぞれにアジャスターが取り付けられております。
そのアジャスターを回す事で床面に固定することができます。
模様替えなどで機器を移動させる時は、ロックした部分を逆に回すだけで、ロックを解除でき床面から離して移動させられます。
なので設置場所が確定したら、かならずアジャスターを回してコピー機(複合機)を固定するようにしましょう。
耐震ストッパーをつける
コピー機のなかでも、プラスチックやタイルタイルカーペットの上に設置されていて、壁から遠く離れているコピー機の場合は、キャスト・イットを設置するのがおすすめです。
キャスト・イットとは「専用の耐震ストッパー」の事です。
キャスト・イットをコピー機のキャスターに設置すると、地震時にキャスターが転がっていこうとしても適度なブレーキがかかるので、転倒や移動を制御してくれます。
設置も簡単で、接着テープや工具などの必要もないので、メンテナンスや移動時には着脱も可能です。
コピー機メーカーでもオプションとしてキャスト・イットを取り付けられる機種もあります。
下記ではコピー機の人気メーカーのコニカミノルタのページになるので参考までにご確認ください。
⇒複合機耐震オプション キャスト・イット『KONICA MINOLTA』
コピー機はどこに設置するのがおすすめ?
オフィスの事務機器の地震対策やコピー機のキャスターに関して解説させていただきました。
業務用コピー機(複合機)は重量もしかり、サイズも大きいです。
地震を考慮したうえで、コピー機(複合機)はどこに設置する事が最適なのでしょうか?
そもそもコピー機(複合機)に関わらず、設置する周辺には、ある程度のスペースが必要です。
それはコピー機に関わらず、事務機器に熱を持つ可能性があるからです。
業務用コピー機(複合機)も熱処理をしてトナーを用紙に焼き付けて印刷を行います。
また、レーザーコピー機からは印刷時などに排気が出ると言われております。
人体に影響がないと言われております、直接人間には当たらない場所に配置しましょう。
⇒コピー機は人体に影響あるのか?たくさん印刷したときのニオイ(オゾン臭)について
また、コピー機(複合機)は精密機械になるので、利用していくうちに劣化していきます。
コピー機が故障してしまった場合は修理が必要になります。
また、コピー機定期メンテナンスも必要です。
そんな時にコピー機(複合機)が狭いスペースに設置されていると、コピー機の内部を点検する事ができなくなります。
なので、修理時の場所も考慮したうえで設置場所を検討するようにしましょう。
⇒コピー機(複合機)が動かない!?修理をお願いする前に確認する4つの項目
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仕事中で地震が起きてしまった場合
地震時の対応において、何より大切なのは「自分の身を守ること」です。
地震時、オフィスでは、キャビネットや書棚の転倒、コピー機の移動による衝突などが起こりえます。
また、窓ガラスが割れてしまう危険性も……。
こうした危険を回避するために、窓から離れ、机の下に隠れるなどして身を守る事を優先しましょう。
そして、揺れがおさまるまで、その場から動かないようにしましょう。
転倒・移動の危険があると思われるオフィス家具や機器があれば、あらかじめ固定する事が大切です。
避難経路も確認し、経路を塞ぎそうなものがあれば、別の場所に移動させましょう。
落下物による被害を防ぐために、日頃からの整理整頓も大切です。
外へ避難するときは、落下物に注意し、鞄などで頭を保護しながら移動します。
エレベーターは停止する可能性があるので、階段を使うようにしましょう。
その際、障がいがある社員も、安全に避難できるようサポート体制を確立しておきます。
まとめ
コピー機(複合機)の地震対策や事務機器全般の地震対策まで紹介させていただきました。
冒頭でお伝えした通り、日本は世界に比べて地震が発生しやすい地域です。
また、世界に比べて建物の強度は世界に比べて強く構造されていると言われております。
しかき、地震による被害の30%〜50%は家具などの転倒や落下によるものです。
地震はいつ起こるか分かりません。
地震対策を行っていないと、被害も大きくなる可能性があります。
なので、ご自宅はもちろんですが、オフィスでも早めに地震対策をしておきましょう。
オフィスでの地震対策にも種類があって、コピー機などのOA機器の個定のする方法もさまざまあります。
OA機器によって、おすすめの地震対策があります。
おさらいになりますが、コピー機(複合機)の地震対策はキャスターのアジャスターを回して固定する事。
また、コピー機専用の耐震グッズ『キャスト・イット』を取り付ける事です。
今回の記事を読んでいただき少しでもお役にたてれば幸いです。
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