業務用コピー機(複合機)と輪転機の違いとは?メリットとデメリットを解説
みなさん、こんにちわ!
業務用コピー機(複合機)の導入を検討している人は、輪転機という言葉を聞いたことがあるかもしれません!
輪転機は業務用コピー機と混同されることがあるため、購入時には注意が必要です。
そこで今回は、性能を比較しながら業務用コピー機(複合機)と輪転機の違いを説明させていただきます♪
そもそも輪転機とは何か?
まずはあまり聞きなじみが無い、輪転機に関して解説させていただきます。
輪転機は、正しくは「輪転印刷機」と呼ばれる、印刷機の一種です。
印刷機というと通常はプリンターを想像してしまうかもしれませんが、この輪転機も印刷機と呼ばれており、印刷専門の工場などで使用されています。
一般的な企業ではあまり見かけない印刷機になります。
円筒状の印刷版の間に巻取り紙を通して印刷する仕様となります。
両面印刷・多色印刷が高速度にでき、新聞などの大量印刷に向く印刷機です。
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業務用コピー機(複合機)とは?
業務用コピー機(複合機)は、その名の通り業務での使用を想定された大型のコピー機の事です。
現在は、ほぼすべての業務用コピー機に、FAXやスキャンなどのコピー以外の機能が搭載されているため、「複合機」とも呼ばれています。
印刷機能だけではなく、様々な機能が搭載されているので、業務用コピー機(複合機)1台あればほとんどの業務をこなしてくれます。
事務所に必要不可欠な事務機器として人気です。
コンビニなどに設置されている印刷機も業務用コピー機(複合機)になります。
⇒業務用コピー機(複合機)メーカー別シェアランキング~2022年版~
業務用コピー機と輪転機の印刷方法の違い
通常の業務用コピー機(複合機)は、感光体を使うことでトナーという色の付いた粉を用紙に貼り付けて印刷しています。
対して輪転機は、印刷用の版に小さく穴を開けて型を作り、その版を通して用紙にインクを擦り付けることで印刷します。
輪転機はレーザーのイメージを持っている方は多いかもしれないですが、インクでの印刷となります。
どちらもデータを紙に印刷するという点では同じですが、印刷方式が違うため、印刷コストやスピードなどが変わってきます。
⇒コピー機のインクジェットとレーザープリンターは何が違うの?メリットとデメリットを解説
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輪転機の特徴を解説
まず大きな特徴として、輪転機には業務用コピー機(複合機)のような印刷以外の機能は搭載されていません。
データを印刷するためだけの機械です。
もし、スキャンやFAXの機能を一緒に使用したいなら、輪転機を購入するべきではありません。
また、輪転機はカラー印刷にも向いていません。
その印刷方法から、カラー印刷をしようとすると、色の数だけの版が必要になるため、手間も増え精度も悪くなります。
そして輪転機本体は業務用コピー機よりさらに大きなものが多く、搬入・設置が大変です。
基本的には1メートル以上の幅が必要になるため、せまいエリアでの使用はオススメできません。
ここまで悪いことばかりを記載してしまいましたが、もちろんメリットもあります。
それは印刷スピードとコストです。
輪転機は一度、版を製版してしまえば、以降はかなりのスピードで印刷できます。
また、印刷1枚あたりのコストも安いため、大量に印刷する場合は、業務用コピー機よりも輪転機のほうが優れていると言えます!
■輪転機の特徴をまとめると
印刷以外の機能が無い
カラー印刷に向いていない
搬入・設置が大変
印刷スピードが速い
印刷コストが安い
業務用コピー機(複合機)の特徴を解説
業務用コピー機(複合機)の特徴は、コピーはもちろんのこと、FAXやスキャンなどの他の機能も搭載されていることです。
輪転機に比べると大量印刷の効率は落ちますが、他のさまざまな業務に柔軟に利用できるため総合的な運用コストが安く、ほとんどの企業では業務用コピー機を導入しています。
輪転機と比べてカラー印刷にも強く、手間なく印刷できるほか、ズレもあまり起こりません。
家庭用のプリンターよりは大きいですが、ほとんどは輪転機より小さく設計されているため、一般的な事務所程度の広さがあれば問題なく設置できます。
⇒オフィスを圧迫しないコピー機・複合機のサイズとその基準とは?
■業務用コピー機(複合機)の特徴をまとめると
FAXやスキャンなどの他の機能も搭載
総合的に運用コストが安くなる
ほとんどの企業が業務用コピー機
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業務用コピー機と輪転機の印刷コストの違い
業務用コピー機(複合機)の印刷コストは契約にもよりますが、白黒印刷で通常1枚1~3円と言われています。
ここ最近ではカウンター料金が安くなっている傾向にあります。
印刷枚数によって単価は変わらず、何枚印刷しても1枚あたりのコストは同じです。
業務用コピー機が1枚あたりのコストが一定であるのに対して、輪転機は印刷枚数が増えるほどに1枚あたりのコストが安くなっていきます。
版を製版するために50円近いコストがかかってしまうため、数枚のみの少量印刷には向いていませんが、一度版を作成してしまえばそれ以降の印刷コストはほとんどかかりません。
仮に同じ印刷物を1,000枚以上印刷した場合、1枚あたりのコストは1円以下になります。
印刷コストで比べると輪転機の方が安いと言えるでしょう。
ただし輪転機でカラー印刷をする場合は、版を複数枚作成する必要があるので割高になる可能性があります。
⇒コピー機(複合機)のカウンター料金の仕組みとは?-メリットとデメリット・相場・節約方法・注意点-
業務用コピー機と輪転機の印刷スピードの違い
業務用コピー機(複合機)の印刷スピードは機種よって変わりますが、一般的な機種では1分間に25枚程度の印刷が可能です。
それに対して輪転機は1分間に150枚以上もの印刷ができるようになっています。
業務用コピー機(複合機)の上位機種でも1分間に80枚が限度です。
印刷スピードに関しては圧倒的に輪転機が早いですと言えます。
しかし事前に版を作成しておく必要があるため、印刷枚数が数枚程度と少ない場合は業務用コピー機のほうが素早く印刷できます。
⇒適正なコピー機の選び方!コピー機の印刷速度はどのくらいがおすすめ?
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業務用コピー機と輪転機のメリット・デメリット
続いて、それぞれのメリット・デメリットを解説させていただきます。
コピー機の導入を検討している方は是非、参考にしてみてください。
業務用コピー機のメリット
・カラー印刷に強い
・コピー以外にもさまざまな機能を搭載
・輪転機より小さい
輪転機のメリット
・大量印刷にかかるコストが安い
・圧倒的な印刷スピード
業務用コピー機のデメリット
・大量印刷する場合、輪転機と比べてコストがかかる
・印刷スピードが輪転機と比べて遅い
輪転機のデメリット
・カラー印刷が苦手
・本体が大きいため設置スペースが必要
・印刷数が少ないと1枚あたりのコストが高い
こちらが輪転機と業務用コピー機のメリット・デメリットです。
業務用コピー機は柔軟性に富んだ機械であるのに対して、輪転機は大量印刷に特化していると言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
業務用コピー機(複合機)と輪転機との違いを、性能を比較しながら説明致しました。
この2つは似て非なるものであり、印刷方法が全く異なるため注意が必要です。
輪転機は大量印刷に向いていますが、通常の業務で使用する程度の印刷数であるならば、業務用コピー機(複合機)でも問題なく動作します。
普段から頻繁に大量印刷をするのでなければ、業務用コピー機(複合機)のほうが使い勝手が良いと言えるでしょう!
普段は業務用コピー機を使用し、大量の印刷が必要になったときだけ印刷会社に外注するというのもひとつの手かもしれません。
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