コピー機(複合機)の電源と主電源の違いを解説!節電モードとは?

コピー機(複合機)には、どれも「電源」と「主電源」のふたつの電源があります。

電源は、機械の基本となる部分ですが、操作を間違えば故障の原因になります。

とくにコピー機(複合機)のような大型の事務機械では、故障させてしまえば修理はとても大変ですし、費用も高額になります。

それぞれどのような役割で、どのような操作をするのでしょうか。

今回はコピー機(複合機)の電源と主電源の違いについて解説させていただきます。

これからコピー機(複合機)の導入を検討している方やすでに利用している方など少しでも参考にしていただければと思います。

 

「電源ボタン」と「主電源スイッチ」

コピー機(複合機)には、「電源ボタン」と「主電源スイッチ」のふたつの電源があります。

それぞれの電源について解説させていただきます。

 

コピー機の電源ボタン

コピー機(複合機)の電源ボタンは、操作パネルまわりの目に付きやすいところにあります。

通常使用時に利用するのは、この電源ボタンです。

主電源スイッチがオンの状態で電源ボタンを押すと、コピー機(複合機)がスタンバイから復帰し、操作パネルが点灯して操作可能の状態になります。

電源ボタンをもう一度押すと、スタンバイの状態に戻ります。

電源ボタンの主な役割は、「スタンバイ↔スタンバイ復帰」です。

主電源スイッチオンの状態でないと、電源ボタンは作動しません。

電源ボタンがオフのスタンバイ状態では、操作パネルからの操作はできなくなりますが、この状態でもFAX受信やパソコンからの印刷のなどで作動します。

また、コピー機(複合機)がジョブを実行中に電源ボタンのオン/オフを行うと、故障の原因となることがあります。

印刷実行などのジョブの終了を待って電源ボタンをオフにしましょう。

 

コピー機の主電源スイッチ

主電源スイッチは、本体カバーを開けたところや、本体の側面など、通常使用時に押しにくいところにあります。

これは、使用中、主電源スイッチを切らないことが想定されているからです。

もしもコピー機(複合機)の作動中に主電源スイッチを切ると、ハードディスクの故障やトナーの硬質化などの問題が起こる可能性があります。

主電源スイッチは出勤時にオンにして退勤時にオフ、もしくはずっとオンのままを想定されています。

コピー機(複合機)全体をつかさどる、住宅でいうブレーカーのような役目です。

主電源スイッチオンは、コピー機がスタンバイしている状態です。

コピー機(複合機)の電気代が気になる方は下記のコラムを参考にしてみてください。

⇒業務用コピー機(複合機)の消費電力や電気代はどれくらい?節電方法もご紹介!

 

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コピー機の電源操作方法

続いてコピー機(複合機)の具体的な電源操作方法について解説させていただきます。

参考までにご確認ください。

 

コピー機の電源オン

コピー機(複合機)の電源を入れる際には、コンセントが挿さっている状態で、まずはじめに主電源スイッチをオンにします。

主電源スイッチをオンにすると、機械をあたためるウォームアップタイムがあるので、30秒~1分程度待ちましょう。

ウォームアップタイム中は、電源ボタンをオンにすることはできません。

ウォームアップタイムが済むと、コピー機(複合機)を業務に使用できるスタンバイ状態になります。

使用する際は電源ボタンを押して復帰、使用が済めばふたたび電源ボタンを押してスタンバイにします。

スタンバイ状態では、そのままFAX受信やパソコンからの印刷実行に対応することができます。

なお、業務中は主電源スイッチは切りません。

 

コピー機の電源オフ

実行中のジョブがあればすべて終了させて、電源ボタンをオフのスタンバイ状態にします。

スタンバイ状態になったところで、主電源スイッチをオフにすることができます。

機種によっては、電源ボタンの長押しでシャットダウンするものもあります。

詳しくはコピー機メーカーで出しているマニュアルをご確認ください。

主電源スイッチを切れば節電ができますが、退勤後もFAXを受ける場合などは、主電源スイッチはオンのスタンバイ状態のままにしておく会社もあります。

新しい機種では、節電機能を搭載しているモデルも多く、ずっとスタンバイ状態でFAX等の待ち受けをさせる場合は、こうしたモデルを選ぶと良いでしょう。

 

 

コピー機の電源にかんする注意点

コピー機の電源の具体的な操作方法は理解できましたでしょうか?

続いて注意点に関して解説させていただきます。

 

コピー機(複合機)は大きな精密機器ですが、電源まわりは機械の基本であり、とくに敏感な部分です。

正しい操作をしないと、思わぬ故障につながります。

他の電気製品と同様に、電源が入った状態でコンセントの抜き差しなどをしてはいけません。

また、もしも停電などで、不意に主電源が落ちてしまった場合には、いちど電源を入れなおして、正しい手順で電源を切ってから、再起動させましょう。

コピー機(複合機)は主電源スイッチを切らないことを想定に製造されております。

主電源のスイッチを切ってしまうとFAX受信なども行えません。

 

コピー機は電源の立ち上がりに一番、電力を消費します。

なので不用意に主電源を切る必要はなく、基本的にはコピー機の電源は入れっぱなしにしておくようにしましょう。

コピー機(複合機)は節電モードが予め備わっています。

節電モードとはコピーや印刷を行っていない場合、自動的にスタンバイモードに移り変わります。

節電モードが備わっているので電源ボタンを随時オフにする事も必要ありません。

コピー機(複合機)の操作で〇〇秒後にスタンバイモードに切り替えるなどの設定変更ができるので確認してみましょう。

 

 

まとめ

コピー機(複合機)のふたつの電源「主電源スイッチ」と「電源ボタン」についてご紹介しました。

本体カバーの中や側面などの、押しにくいところにある「主電源スイッチ」は、基本的にはずっとつけたままで、主電源スイッチがオンのときはコピー機・複合機はスタンバイ状態です。

操作パネルのまわりにある「電源ボタン」は、オンにするとスタンバイから復帰してコピー機(複合機)が使用できるようになり、もう一度押すとスタンバイ状態になります。業務中に操作することがあるのは、この「電源ボタン」です。

ただ、最近のコピー機は節電モードが備わっており、わざわざ電源ボタンを押さなくても自動的にスタンバイモードに切替わります。

電源の操作は、手順を間違うとハードディスクの故障やトナーの硬質化などにつながることがあり、データの消失や、修理のための余計な出費が必要になる場合があります。

 

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