コピー機の適正な処分方法は?家庭用・業務用コピー機の処分方法の違いを解説
故障したり使わなくなったコピー機(複合機)は皆様どうしていますか?
コピー機(複合機)は大きさや重量、使用用途によって処分方法や処理料金が変わります。
コピー機(複合機)のサイズ感は大きく分けて卓上タイプと自立タイプの2種類に分かれます。
処分方法は家庭用の小型コピー機(卓上タイプ)と業務用の大型コピー機(自立タイプ)では異なります。
今回はコピー機の大きさや重量、用途に注目しながら、コピー機(複合機)の処分方法について解説いたします。
⇒業務用・家庭用コピー機のサイズ選び!導入前に確認しておく事とは?
コピー機(複合機)の大きさ重量を分類
先ほど述べたように、コピー機(複合機)は卓上タイプと自立タイプに分かれております。
コピー機メーカーが様々あるように卓上タイプ、自立タイプでも種類や型番によって重量はさまざまです。
卓上タイプだと小規模の会社で使われるようなものは50キロ未満がほとんどで、家庭用では10キロ以下の軽いタイプもあります。
家庭用で使われているコピー機はインクジェット式が人気で、コピー機の重さも軽くて持ち運びに便利です。
インクジェット式はレーザー式よりも軽く設計されております。
これに対して自立タイプの業務用コピー機(複合機)はレーザー式が大半と言えます。
コピー機のレーザー式は70キロ以上のものが多く、100キロを超えるコピー機もあります。
⇒コピー機のインクジェットとレーザープリンターは何が違うの?メリットとデメリットを解説
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卓上タイプ(家庭用)コピー機の処分方法
一般に家庭で使われるような小型のコピー機の処分方法は3つです。
処分方法3つについて解説させていただきます。
①自治体に無料回収してもらう
コピー機(複合機)は大きさや重量によっては一般の不燃ゴミとして捨てることが出来る場合があります。
これは自治体によって条件が変わってくるので、住んでいる市や区のHPを確認してみるのが良いでしょう。
もし規格に合っているのなら、無料で捨てることができます。
東京都世田谷区を例にあげると、不燃ゴミの条件として一辺の長さが30センチメートル以下のものと明記されています。
世田谷区の条件だと30センチメートル以下のコピー機であれば不燃ゴミとして無料回収が可能です。
このように各自治体によって条件が違うので確認してみましょう。
②粗大ゴミとして廃棄
不燃ゴミとして条件に満たない場は粗大ゴミとして捨てることとなります。
粗大ゴミとして捨てるので、もちろん有料となります。
粗大ゴミ用のシールを購入してコピー機に貼り、収集センターに連絡して収集日を予約を行います。
収集日に指定の場所に廃棄するコピー機を置いて完了です。少し手間かもしれないですね。
例の東京都世田谷区で粗大ゴミを出すと、世田谷区粗大ごみ受付センターに申し込んで粗大ゴミ収集を予約し、コンビニなどでシールを購入します。
料金は捨てるものの重量にもよりますが、10キロ以内の家庭用コピー機で400円前後でしょう。
コピー機が10キロ以上の場合は800円になるようです。
また、世田谷区の場合は粗大ゴミ収集場に持ち込む場合は手数料が半額になります。
各自治体によって条件や金額は異なるので予め確認しておきましょう。
③業者に廃棄依頼をする
その他には廃品回収を行っている業者や家電量販店などの回収サービスを利用する方法もあります。
こちらは料金が1000円前後と、割高に設定されているためあまりオススメは出来ません。
以上が卓上タイプ(家庭用)コピー機の処分方法となります。
卓上タイプのコピー機の場合は業者に依頼するのではなく自治体に依頼するのがお勧めです。
まずは、住んでいる市や区のHPを確認してみましょう。
自治体によって規格や方法が変わってくることに注意しましょう。
■卓上タイプ(家庭用)コピー機に処分方法をまとめると
・自治体の規格に合うものであれば不燃ゴミとして廃棄可能(無料)
・上記に合わない場合は粗大ゴミとして廃棄(要有料シール)
・家電量販店の回収サービスを使う(有料)
自立タイプ(業務用)コピー機の処分方法
ここからは自立タイプの業務用コピー機を説明いたします。
業務用で使うようなものは家庭用と比べて大きく、その処分方法も家庭用とは違います。
2つの処分方法を解説させていただきます。
①産業廃棄物業者に依頼
自立タイプの業務用コピー機は家庭用と違い、捨てることが出来ません。
業務用のコピー機は産業廃棄物として扱われるということです。
つまり一般ごみでも粗大ゴミでもなく、産業廃棄物専門業者に処理してもらわなければなりません。
産業廃棄物専門業者とインターネットで調べれば、様々な業者が出てきます。
そちらに問合せをして見積りを取得しましょう。
②コピー機メーカー依頼
産業廃棄物専門業者ではなく、処分を予定しているコピー機メーカーに依頼する事も可能です。
こちらは保守サービスの内容やメーカーにも寄りますが、メーカーが有料で回収サービスを行っていることが多いです。
まずはサポート窓口に連絡をしてみましょう。
③リサイクル業者やフリマサイトなどで売却
これは家庭用コピー機にも言えますが、状態が悪くなければリサイクル業者やフリマサイトなどで売却するという手段もあります。
自立タイプの業務用コピー機の最新機種となれば高額で売れる可能性もあります。
少し面倒ではありますが試してみる価値はあります。
■自立タイプ(業務用)コピー機に処分方法をまとめると
・産業廃棄物として処分
・コピー機メーカーに依頼
・状態が良ければ売却
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コピー機を処分する際の注意点
コピー機(複合機)を処分する際、インクカートリッジやトナーカートリッジなどは取り外しておきましょう。
取り外したカートリッジについては、家電量販店の入り口などに無料の回収ボックスが置かれているので、そこを利用するのがオススメです。
ゴミとして処分する場合は基本的には不燃ゴミとして出しますが、自治体によっては可燃ゴミとして廃棄出来る場合もあるので、こちらも要確認です。
もうひとつ、コピー機(複合機)にハードディスクがついているタイプのものは、処分する前にしっかりとデータを削除しておきましょう。
初期化コマンドが搭載されているなら初期化、パソコンに接続できるタイプなら接続してハードディスクのデータを消去すると安心です。
コピー機(複合機)に相手先の情報などが残ってしまうと情報漏洩に繋がるの注意しましょう。
また、メーカーや廃棄業者に依頼する場合はデータ削除の証明書なども発行してもらえるので、業者に依頼する場合は必ず確認しておきましょう。
まとめ
今回はコピー機(複合機)の処分方法をタイプ別に解説しましたが如何でしたか?
コピー機は重量や大きさ、用途によって処分方法が変わってきますが、基準は基本的に各自治体によって定められています。
ポイントは、自治体によっては小さな家庭用コピー機なら不燃ゴミに出してしまえるということでしょう。
自立型の業務用コピー機ならば基本的には産業廃棄物として扱われますが、自分の持っているコピー機(複合機)がどの規格に適合しているのか、まずは捨てる前に自治体へ確認することが重要です。
また、処分するのではなく、場合によっては売却も可能です。
状態がいいコピー機に限りますが、最新機種であったり印刷枚数が少ないコピー機であれば高額で売却する事も可能です。
少し手間かもしれませんがリサイクル業者に連絡してみるのもありかなと思います。
まずは必要なくなったコピー機を不法投棄になってしまわないよう、気をつけて処分しましょう。
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