落雷によるコピー機のトラブル事例や対策についてについて解説します!オススメの雷サージ対応タップもご紹介!

ペーパレス化に伴い、印刷枚数は減りましたが、仕事をするうえで必要不可欠な事務機器がコピー機(複合機)になります。

毎日の業務で使用するコピー機ですが、突然のトラブルに見舞われる事は多々あります。

「落雷によるコピー機の故障が心配」や「落雷の対策方法ってあるの?」と心配になる方も多いのではないでしょうか?

コピー機(複合機)は精密機械のため、落雷によってコピー機が故障する可能性があり、復旧率が限りなく低くなります。

長年コピー機業界に携わってきましたが、落雷が影響でコピー機(複合機)が故障したという事例は多いです。

そこで本記事では、落雷によるコピー機故障の仕組みや、落雷からコピー機を守る対策について詳しく解説していきます。

これからコピー機(複合機)の導入を検討されている方や、すでに導入済みの方も是非参考にしてみてください。

 

雷が発生する時期や種類について!

コピー機(複合機)だけではなく、すべての電化製品の天敵でもあるのが雷です。

雷が最も発生する時期は「夏」といわれています。

具体的には梅雨明けから秋のはじめにかけて雷の発生が多くなります。

日本では特に、7月から9月にかけて、気温が高く湿度も高いため、対流活動が活発になり関東から関西の広い範囲で雷が検知されています。

また、オフィス業務が就業する夕方から夜にかけて雷の発生確率は上がっています。

実は、落雷には大きく分けて4つの種類が存在します。

事前情報として、こちらでは4つの雷の種類を簡単に解説させていただきます。

 

①誘導雷

誘導雷は、近くの電線や電話線に雷サージが発生し、それがモジュラージャックやコンセントを通じて屋内の機器に侵入する現象です。

近くに落雷が発生すると、電磁誘導によって高電圧が生じ、この高電圧が家庭内やオフィスの電子機器に影響を与えます。

誘導雷による電圧の急上昇は、特にコピー機のような精密機器に重大なダメージを与えることが多く、電子回路の焼損や、動作不良を引き起こすことがあります。

日本ではこの誘導雷によって電子機器の損傷被害が最も多くなっています。

 

②侵入雷

侵入雷とは、建物や木などに落ちた雷の電流が大地に吸収される前に配電線や通信線を通じて建物内に侵入する現象を指します。

この電流は大気を経由して侵入するため、建物内の電子機器に直接影響を与えることがあります。

侵入雷が発生すると、建物内の電子機器に急激な高電圧がかかり、コピー機の電子回路の破損や故障につながります。

 

③直撃雷

直撃雷とは、建物や電柱、アンテナなどに雷が直接落ちることで発生する雷サージになります。

なじみのある呼び方では「落雷」として知られており、非常に高い電圧と電流が発生します。

直撃雷はその破壊力が非常に強力なため、パソコンやコピー機などの電子機器を守ることは不可能となっており、たとえ雷ガード対策製品を設置しても完全に保護することは難しいです。

 

④側撃雷

側撃雷とは、物や人に落雷した電流が周囲の物や人に再放電する現象を指します。

木の下やビル、家の軒下などにいると、この側撃雷の被害を受ける可能性があります。

これは屋外での被害を引き起こす雷であり、屋内にある電子機器やコピー機が故障することはありません。

※雷サージとは?

雷が建物や電柱に直接落ちた際に発生し、高電圧が電線や電話線を通じて建物内に侵入し、パソコンやコピー機などの精密機器に過剰な電流を送り込む現象です。

 

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落雷によってコピー機が故障する理由とは?

雷が落ちると、瞬時に大量の電気が流れ込むため、コピー機(複合機)にトラブルが発生することがあります。

コピー機は電力を使って動作しますが、安全に動作するために電力の限度を設けています。

雷がこの限度を超える電気を発生させると、コピー機内の電子部品や配線が故障や焼損を引き起こす可能性があります。

特にコピー機は多くの電子部品を含んでいるため、このような過電流に対して非常に脆弱です。

建物に直接雷が落ちなくても、近くで落雷があった場合には雷サージが発生し、故障を引き起こします。

※雷サージ:落雷時に一時的に発生する過剰な電圧・電流のこと。

例えば、電源線を抜いている状態でも、ルーターやパソコンと接続しているLANケーブルを通じてコピー機(複合機)に影響を与えることがあります。

⇒コピー機(複合機)の電源と主電源の違いを解説!節電モードとは?

 

落雷によるトラブル事例

コピー機(複合機)は落雷によって様々なトラブルを発生させます。

また、故障内容によってはコピー機以外の原因も考えられます。

こちらでは落雷によってコピー機(複合機)が起こす故障やトラブルについて紹介します。

 

電源が入らない

落雷によってコピー機(複合機)の電源線から雷サージが発生し、電源差し込み口や、メイン基板という電源をつかさどる基盤が故障している可能性があります。

こちらは、部品交換によって治る可能性がありますが、場合によっては本体ごと交換する必要があります。

 

ネットワークと繋がらない

落雷によってネットワークがつながらない場合は、コピー機(複合機)かルーターに雷サージが発生している可能性があります。

特にルーターが故障すると、全ての接続が断たれることになります。

接続しているパソコンやタブレットのネット状況の確認で、識別が可能となります。

 

FAX機能だけ使えない

落雷によってFAX機能だけ使えない場合があります。

この現象は、雷サージによってコピー機(複合機)のFAX基盤もしくはFAX線に過剰な電流が流れ込み、故障している可能性があります。

 

エラー表示が消えない

落雷によってコピー機(複合機)にエラーが発生したり、タッチパネルのエラー表示が消えない事があります。

コピー機の基盤が損傷してしまい、起こってしまう現象となります。

 

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落雷によってリース契約したコピー機が故障した場合どうすればいい?

リース契約したコピー機(複合機)が落雷によって故障した場合は、動産総合保険が適用される場合があります。

動産総合保険とは、コピー機をリース契約する際に適用することができる保険です。

動産総合保険は偶然起きた災害や予期せぬ事態でコピー機が故障、もしくは破損した場合に補償が受けることができます。

コピー機はリース会社の所有物となるため、リース会社と保険会社が契約を結び、保険料を支払います。

この時の保険料はリース代金に含まれることがありますので、リース契約の際には販売会社もしくはリース会社に確認をとりましょう。

また、リース契約が開始される日から契約終了日までが保険の適用期間となっております。

コピー機以外にも製造業機器・医療機器・建築、土木機器・運搬、物流機器などの動産(移動可能な財産)が対象になる保険となっています。

相談保険については下記URLの記事にて詳細を記載しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

地震や落雷によりコピー機の故障は保険適用されるの?リース契約の動産総合保険に関して解説します!

 

動産総合保険の適用範囲

・火災

火災や隣の住宅、施設などからのもらい火です。

また、消火活動による水没や、破損も適応範囲となっております。

 

・水ぬれ

河川の氾濫による水没も適応範囲となっております。

※吹込みや雨漏りによる水ぬれは適応範囲外となっているので注意が必要です。

 

・落雷

リース会社の動産保険にもよりますが、基本的に落雷による停電での故障や破損も適応範囲となっております。

ただ、動産保険によっては全額の補償はなく、一部自己負担の場合もあります。

※落雷がない状態での停電は場合によっては適応範囲外となってしまう可能性がありますので注意が必要です。

 

・風災、雪災、雹災

雪、雹、風などによる破損、故障も適応範囲となっております。

※吹込みや雨漏りによる水ぬれは適応範囲外となっているので注意が必要です。

 

・落下、衝突

床抜けでの落下や自動車の飛び込み事故による故障、破損も適応範囲となっております。

※地震で衝突したことによる損害や物が倒れたことによる損害は適用範囲外になります。

 

コピー機を守るための落雷対策について解説!

落雷によるコピー機(複合機)の故障やトラブルを紹介致しましたが、こちらでは対策方法をお伝え致します。

コピー機(複合機)はオフィス機器のなかでも高額商品となり、落雷によりいきなり故障したからといって簡単に買い替えるのは現実的ではありません。

冒頭でお伝えした通り、落雷によるコピー機(複合機)トラブルはよく起きる事なので、いざという時の為に対策はしておいた方が良いです。

対策方法はいくつかありますので、参考にして下さい。

 

定期的なバックアップ

落雷によるコピー機(複合機)のトラブルを防ぐ対策方法1つ目は、日頃からコピー機のデータをバックアップする必要があります。

「コピー機のバックアップって何?」と思われるかもしれませんが、コピー機にはたくさんの重要なデータが保存されています。

例えば、FAXの電話帳リスト、スキャンしたデータの保存先、各種コピーやプリントの設定などです。

雷が直接建物に落ちることで発生する雷サージは、防ぐことが非常に難しいです。

雷サージによって機器が故障した場合、部品を修理して元の状態に戻すことはできますが、落雷によって消失したデータは戻ってきません。

このデータが失われることを防ぐためにも、定期的なバックアップが重要です。

日頃からこまめにバックアップを取っておくことで、突然の故障が発生してもスムーズにデータを復旧することができます。

週に一回や月に一回など、定期的なタイミングを決めてバックアップを行いましょう。

 

雷サージ対応電源タップを導入する

落雷によるコピー機(複合機)のトラブルを防ぐ対策法2つ目は雷サージ対応電源タップの導入です。

雷サージ対応の電源タップは、雷による過剰な電流が流れた場合でも、電源タップがその電流を防いでくれます。

このタップは、コンセントとコピー機の電源ケーブルの間に取り付けるだけで効果を発揮します。

雷サージ対応電源タップには、雷サージを吸収する素材(バリスタ)が内蔵されているタイプと、雷サージをアースに逃がす機能を備えたタイプの2種類があります。

それぞれ設置方法や価格が異なるため、自社の環境に合ったものを選ぶことが重要です。

また、LANケーブルや電話線用の雷サージ対応タップも少数ながら存在します。

これらを併用することで、雷によるネットワーク機器や通信機器へのダメージをさらに防ぐことができます。

ただし、直撃雷だと電源タップで対策をしていても防ぎきれない場合もあるので注意が必要です。

 

終業後に電源線を抜く

雷が多い季節には、落雷によるトラブルからコピー機(複合機)を守るために電源線を抜くことが有効です。

終業後、最後に帰る人がコピー機の電源線を抜くようにしましょう。

これにより、雷による過剰な電流がコピー機(複合機)に流れ込むのを防ぐことができます。

また、電源線と同時に、FAX線やLANケーブル、USBケーブルといったコピー機に接続されている全ての電子機器の線を抜くことも重要です。

これにより、雷サージがこれらのケーブルを通じてコピー機に侵入するリスクをさらに減らすことができます。

しかし、この方法にはデメリットもあります。

まず、電源線を抜いているため、終業後のFAX受信ができなくなります。

夜間や休日にFAXを受信する必要がある場合、この方法は適さないかもしれません。

また、始業時にはコピー機(複合機)を再び立ち上げる必要があるため、業務開始前に追加の工数がかかります。

これらのデメリットを考慮しつつ、安全のために適切な対策を講じることが大切です。

下記URLより電源の切り方を記載しておりますので、参考にして下さい。

コピー機(複合機)の電源/主電源はどこ?電源が入らない時の原因と対処方法

 

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オススメの雷サージ対応タップ3選をご紹介します!

こちらでは落雷からコピー機(複合機)の故障を防ぐための雷サージ対応タップをご紹介致します。

製品によって特徴がありますので、購入前によく確認しておきましょう。

 

まもれーる・サンダーくん

価格:5,460円(税別)

最大サージ電圧(V):3000V

口数:4個口

まもれーる・サンダーくんは、安全機能を満載した個別スイッチ付きモデルとなっており、雷サージ吸収機能により、最大6000Vの雷による被害を軽減します。

使用電力が1500Wを超えるとブレーカーが作動し、安全を確保します。

差し込み口にはホコリやイタズラを防止するスライド式シャッターが付いています。

信頼性の高い二重被覆コードと、プラグ根元部分のトラッキング火災防止絶縁キャップも備えています。

各差し込み口にはLEDランプ付きのon/offスイッチがあり、狭い場所でも設置しやすい180度回転するスイングプラグを採用しています。

⇛公式ホームページ:株式会社TERADA

 

安全機能満載スイッチ付きOAタップ

価格:2,550円(税別)

最大サージ電圧(V):6000V

口数:4個口

安全機能満載スイッチ付きOAタップは、電源ラインやアースラインから侵入する雷サージから機器を守ります。

狭い場所でも使用可能なスリムな設計で、刃受部分には熱に強いユリア樹脂を採用した二重構造です。

耐電サージ機能の有効ランプ(グリーン色に点灯)も標準装備されています。

また、接地付き耐トラッキングプラグや、背面のマグネットによる仮固定、タップ両端の仮固定用フック穴も備えています。

⇛公式ホームページ:ナカバヤシ株式会社

 

EU RoHS指令準拠 雷ガード二重構造工事用タップ

価格:11,430円(税別)

最大サージ電圧(V):12500VV

口数:8個口

EU RoHS指令準拠 雷ガード二重構造工事用タップは、耐熱性に優れた二重構造ケースを採用し、EUのRoHS指令に準拠した環境にやさしい製品です。

高性能雷サージ吸収素子を内蔵し、最大サージ電圧12,500Vに対応することで、雷による電子機器への被害を防ぎます。

簡易パッケージ仕様で、開梱作業がスムーズです。

強力マグネットでスチール面に固定でき、差し込み口のプラグロック機能で不意の抜け落ちを防止します。

通電表示LEDランプ付きで、プラグ仕様は3ピン式です。

また、絶縁キャップ付きのプラグや二重被覆コードにより、火災や感電を防ぎます。

仮固定穴も設けられており、利便性が高い商品です。

⇛公式ホームページ:エレコム株式会社

 

まとめ

落雷によるコピー機(複合機)の故障は深刻な問題で、特に誘導雷や侵入雷による被害が多いです。

雷サージが発生すると、コピー機内部の電子部品が損傷しやすく、修理が難しい場合もあります。

対策として、日頃から定期的なバックアップを行うことが重要です。

雷サージ対応電源タップの導入が効果的で、これにより雷による過剰な電流からコピー機(複合機)を守ることができます。

また、終業後にはコピー機の電源線を抜くことで、雷サージのリスクを減らせますが、FAX受信ができなくなるなどのデメリットも考慮する必要があります。

リース契約のコピー機が落雷で故障した場合、動産総合保険が適用され、落雷による故障や破損が補償されます。

保険の適用範囲を確認し、契約時に詳細を把握しておくことが重要です。

これらの対策を講じることで、落雷によるコピー機の故障リスクを最小限に抑え、安心して業務を続けられるようにしましょう。

 

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