コピー機(複合機)のコインベンダーとは?メリット・デメリットとその他おすすめオプションをご紹介!
皆さんは「コインベンダー」というコピー機(複合機)の追加オプションをご存知でしょうか?
コンビニやネットカフェのコピー機(複合機)は現金を支払うことでコピーやプリントアウトが可能になりますが、実はこの機能「コインベンダー」には様々なメリット・デメリットが存在します。
本記事では、コインベンダーの仕組みや特徴について紹介していきます。
また、コピー機(複合機)のオプションについても詳しくご紹介します。
これからコピー機(複合機)の導入を検討している方は、是非参考にしてみてください。
まずはコピー機(複合機)について
一般的なコピー機とは、ガラス面(スキャナー)に原稿をセットして、原稿と同じ内容の印刷物が出力される機能を持っている機器、つまり、原稿を画像として認識し複写する事務機器をコピー機といいます。
定義上は違いがあるコピー機と複合機についてですが、実は一般的な区別はあいまいです。
複合機に「コピー機」という名称が用いられる事も多く、現在は純粋なコピー機は流通が少ないため、「コピー機=複合機」と考えている方が多いのも事実です。
また、最近のコピー機(複合機)は、複写するだけの機器ではなく、FAX、プリンター、SCANといった機能も備わっています。
⇛コピー機(複合機)のFAX受信方法を紹介!!意外と知らない4つの受信方法
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そもそもコインベンダーってなに?
コインベンダーはわかりやすく言うと「課金装置」です。
コンビニやホテル、図書館、ネットカフェで採用されているコインベンダーですが、料金を支払うことによってコピー機(複合機)の使用を許可する課金システムとなります。
基本的に現金(硬貨)を支払うタイプのコインベンダーが主流ですが、最近では現金(紙幣)やICカードを使用できるタイプもあります。
コインベンダーを導入するには?
コインベンダーを導入するにはコピー機(複合機)の販売会社に導入について相談しましょう。
コインベンダーを使用するには専用のソフトをインストールするだけで使用できます。
大がかりな工事やシステムを導入する必要はなく、意外と手軽に導入ができます。
コインベンダーの導入を考えている場合は、一度販売会社に相談してみるのがいいでしょう。
コインベンダーを導入するにあたっての注意点
コインベンダーを導入することによって不特定多数の方がコピー機(複合機)を扱うことが可能になります。
それに伴ってセキュリティ面の強化を行う必要があります。
コインベンダーにはデータ暗号化機能が搭載されている物もあります。
今回はコインベンダーを導入するにあたってオススメのセキュリティ対策「原稿取り忘れ警告」と「使用履歴削除機能」をご紹介します。
「原稿取り忘れ警告」
皆さんが一度は経験したことのある印刷した原稿の取り忘れを警告してくれる機能になります。
みなさん一度は原稿の取り忘れを経験をしたことがあるのではないでしょうか?
先程もお伝えした通り、コインベンダーは不特定多数の方が利用するので、原稿の取り忘れは個人情報漏えいの危険性が非常に高いです。
そういった対策として、印刷した原稿を一定時間内にとらないと警告音がなり、取り忘れを防止してくれます。
「使用履歴削除機能」
通常コピー機(複合機)は使用をすりと履歴が残ります。
使用履歴から、いつ、誰が、コピー機(複合機)を利用したかが、判明します。
その対策として、使用履歴削除機能を活用します。
誰がどんな文書をコピー・プリントしたのかという履歴を自動で削除してくれる機能になります。
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コインベンダーのメリット
コインベンダーはみなさんコンビニなどで目にすることはあっても、実際に利用したことがある方は少ないのではないでしょうか?
使用する側の目線ではなく、導入を検討している側の立場でメリット・デメリットをよく把握をしておくことが重要です。
こちらではコインベンダーの機能をコピー機(複合機)に取り付けることでどのようなメリットがあるのかをご紹介致します。
印刷コストを収益化することができる。
コインベンダー付きのコピー機(複合機)は、費用削減と収益化の両方を実現してくれます。
平均的な印刷コストはモノクロで1〜4円、フルカラーでは10〜25円となるため、大量に印刷すると大量のコストを支払うことになります。
コインベンダーを導入することで、利用者が都度料金を支払うシステムになり、無駄な印刷を減らすことができます。
また、支出の可視化によるコスト管理を行うことが可能となっています。
需要が高まっているワーキングスペースやカフェ、図書館などでも利用され始めています。
誰でも簡単にアクセスできるコインベンダー付き複合機を設置することで、印刷コスト以上の追加収入を得ることができます。
トラブルを事前に避けれる
コインベンダーを導入することにより、従業員が介入せずに料金の収納が可能なため、人件費の削減や集計管理の手間を省くことができます。
これにより、人為的ミスが減少し、トラブルも少なくなります
また、シェアオフィスなどの環境では、コインベンダーを導入することで利用者にとっても使い勝手が良く、公平な料金設定が可能になります。
コインベンダーのデメリット
こちらではコインベンダーの機能をコピー機(複合機)に取り付けつることでどのようなデメリットがあるのかをご紹介致します。
どの機能にもメリットばかりではないので、メリットと比較をしてみて導入をするのか検討してみてください。
高額な導入費用
コインベンダーは収益化が可能なオプションですが、導入コストは約20万円以上と決して安くはありません。
導入すること自体はそれほど大変な作業ではないのですが、費用面で検討をされる方が多くいらっしゃいます。
このため、費用面と作業の効率化や利便性の向上をよく吟味して、導入をするのか判断しましょう。
紙幣利用は追加オプション
コインベンダーの導入において、機能に応じて価格が違ってきます。
基本的な硬貨対応モデルの他に、1000円(紙幣)を利用できるオプションや領収書発行機能があります。
これらの追加オプションを組み合わせると、価格は30万円以上になることもあります。
追加オプションがあるに越したことはないのですが、本当に利用者にとって必要な機能か見定めてから判断したほうがいいでしょう。
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便利な追加オプションの機能をご紹介します!
こちらでは便利な追加オプションの機能をご紹介致します。
コピー機には「コインベンダー」のような追加オプションがいくつか存在します。
標準では搭載されていない機能をオプションにて追加することによって業務の効率化を図れます。
オプションには「外部オプション」と「内部オプション」の2種類があります。
その名の通り「外部オプション」はコピー機の外部につけるオプションで、「内部オプション」はコピー機内部につけるオプションとなります。
気になる機能がありましたら今使われているコピー機(複合機)に導入されてみてはいかがでしょうか?
それでは、おすすめのオプション機能をいくつかご紹介します。
フィニッシャー
フィニッシャーはコピー機の横に取り付ける外付けのオプションとなります。
基本的な用途は以下の5種類があります。
①ステープル
ステープル機能は用紙をまとめるという機能で、フィニッシャーのステイプル機能は「針ありステープル」と「針なしステープル」があります。
②パンチ
パンチ機能は印刷した用紙に綴じ穴をあける機能になります。資料をファイリングする際に多く使用されます。
③中綴じ
中綴じは印刷された用紙を真ん中で折り、折り目にホッチキスで止め冊子状にしてくれる機能です。
④ソート
ソート機能は印刷された用紙の向きや位置を自動で変えてくれる機能です。
ソート機能の種類は以下の2つがあります。
・回転ソート:任意の部数に応じて排紙向きを90°変えてくれる。
・シフトソート:任意の部数に応じて排紙位置を変えてくれる
⑤折り
折り機能は印刷された用紙を自動で折ってくれる機能です。
折り方の種類は「2つ折り」「内三つ折り」「外三つ折り」「中折り」「Z折り」があります。
⇛コピー機(複合機)のフィニッシャーとは?適正なフィニッシャーの選び方
給紙カセット
給紙カセットは文字通り、紙を給紙するカセットになります。
ここには基本的に定型用紙(A3/A4/B4/B5など)を収納します。皆さんが普段会社で使われているコピー機は4段給紙でしょうか?
4段給紙の場合は3段目、4段目の給紙はオプションとなっています。
3段目、4段目の給紙カセットが不必要な方はメーカーによってはキャスター付きの台(収納可能)を購入することをお勧めします。
また、給紙カセットがたくさんほしいという方には2段給紙+横づけの給紙トレイオプションもあります。
⇛業務用コピー機の給紙カセットについて!給紙カセットは4段も必要??
ADF(原稿送り装置)
ADFとは「Automatic Document Feeder」の略称で日本では原稿送りそうと呼ばれています。
本来コピー機(複合機)でコピーやFAX、スキャンを行う際、ガラス面に1枚ずつセットし枚数設定を起こい印刷を開始します。
しかし、ADFを使うことによってコピー・FAX・スキャンを行う際に複数枚の原稿を1枚ずつ自動で読み込んでくれます。
ADFによって用紙を読み取る動作の削減、大量印刷の簡易化が可能となっています。
最近では、ADFの重要性が認められ業務用コピー機(複合機)では標準装備として搭載されています。
⇛コピー機の便利機能ADF(自動原稿送り装置)でできること!!気を付けるべき注意点
メールボックス
メールボックスは印刷物の種類や出力者によって仕分け管理を行ってくれるオプションです。
メーカーによって数は異なりますが、基本的に5~7個のトレーによって印刷物の仕分けを行います。
メールボックスは主に市役所や大学にて使われており、部署ごとに印刷物の仕分け・管理を行う方がほとんどです。
ICカードリーダー
ICカードリーダーは、コピー機(複合機)のセキュリティを強化し、コスト管理や利便性を向上させるオプションです。
通常のコピー機(複合機)では、パソコンからコピー機にプリントアウト命令が下り即時に出力されます。
ICカードリーダーが付いている場合は、ユーザーがコピー機(複合機)の場所まで行き、ICカードで認証を行う必要があります。
これにより、出力された用紙の取り忘れを防ぐことができ、外部による不正利用や個人情報漏えいのリスクも軽減することができます。
また、ICカードには部門情報を設定できるため、どの部署がどれだけの印刷を行ったかを追跡することが可能になり、コスト管理もできるようになります。
⇛業務用コピー機のICカード認証・パスワード認証とは?メリットやデメリットを紹介
OCR(光学文字認識)
OCRはOptical Character Readerの略称で、スキャンされた文書や画像から文字情報を読み取り、それをデジタルテキストデータに変換する機能です。
この技術は、コピー機(複合機)だけでなく、スマートフォンやタブレットのアプリにも広く搭載されています。
具体的には、OCRを使用することで、紙の文書をスキャンしてデジタルフォーマットに変換し、PDF作成や他のデータ形式での保存が可能になります。
また、Microsoft Officeなどのソフトウェアで編集ができるため、手書き文字や印刷物の文字をデジタル化して、FAX受信内容のペーパーレス化などにも利用できるので、経費削減につながります。
⇛コピー機(複合機)で「OCR機能」を利用してペーパーレス化を推進!!
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各メーカーのコインベンダー紹介
コインベンダーは各メーカーによって仕様やデザインが異なります。
こちらではいくつかコインベンダー機能が備わっているコピー機(複合機)をご紹介致します。
Canon(キャノン):コインベンダーCV-3
定価(税別) :260,000円
使用可能硬貨 :5円、10円、50円、100円、500円、1,000円紙幣
サイズ:180(幅)×181(奥行)×747(高さ)mm
コインベンダーCV-3はカラー、モノクロ機の両方で使え、5円単位での料金設定が可能となっています。
また、「モード切替キー」による有料/無料の切り替えが可能となっています。
Fuji Film(富士フィルムイノベーション):Coinkit 9
定価(税別) :280,000円
使用可能硬貨: 10円、 50円、 100円、 500円、1,000円紙幣
大きさ: 305(幅)×140(奥行)×800 (高さ)mm
Coinkit9は価格設定数が最大18種類ありますが、現在では販売を終了しています。
RICOH(リコー):リコーコインラック
定価(税別): 268,000円
使用可能硬貨: 5円、10円、50円、100円、500円、1,000円紙幣
大きさ: 280(幅)×185(奥行)×760(高さ)mm
リコーコインラックはコインベンダーに残高表示がされるため、残高を確認しながらの連続コピーが可能となっています。
また、モノクロ/カラー、サイズによって金額設定を変更することができます。
Kyocera(京セラ):ACV-2 コインベンダー
定価(税別) :360,000円
使用可能硬貨: 5円、10円、50円、100円、500円
大きさ :不明
ACV-2コインベンダーはパソコンからの印刷にも課金設定を対応しています。
また、8.5インチ液晶・キュリティ機能を搭載されています。
スマホやタブレットなどモバイル端末との連携を可能にしています。
コニカミノルタ:KAKINくんSV-3
定価(税別) 360,000円
使用可能硬貨 5円、10円、50円、100円、500円
大きさ: 不明
KAKINくんSV-3はFAX送信・スキャンでの課金に対応しています。
また、コインベンダーの最大の悩み効果収納数も10円硬貨で1900枚の収納を可能にしています。
以上がメーカー別のコインベンダーとなります。
上記以外のメーカーは基本的に自社でコインベンダーを作成しておらず、他社のコインベンダーを使用しています。
紹介させて頂いたコピー機(複合機)を参考にして頂き、見比べて頂ければと思います。
まとめ
コインベンダーは、コンビニやネットカフェなどで導入されている便利な課金装置で、コピー機(複合機)の利用に際して現金やICカードでの支払いを可能にします。
コインベンダーのメリットは印刷コストを収益化し、無駄な印刷を減らすことができます。
メーカーによりさまざまな種類のコインベンダーがありますので、用途やニーズに合わせて選ぶことができます。
また、使用するには専用のソフトをインストールするだけで利用できます。
反対にデメリットとしては、導入コストが高い点とセキュリティ対策も必要になることです。
また、コインベンダー以外にもコピー機(複合機)には多くのオプションが存在します。
外部オプションとしては、フィニッシャーや給紙カセット、原稿送り装置(ADF)、メールボックスなどがあり、これらのオプションは主に印刷作業の簡易化や時間の節約に貢献します。
例えば、フィニッシャーはステープルやパンチ、中綴じ、ソート、折りなどの機能を持ち、文書の向き調節を自動で行います。
給紙カセットは大量の用紙を収納でき、ADFは大量の原稿を自動で読み込み、メールボックスは印刷物を出力者や用途ごとに仕分け管理します。
内部オプションとしては、ICカードリーダーやOCR(光学文字認識)があります。
ICカードリーダーはコピー機のセキュリティを強化し、印刷物の取り忘れ防止や不正利用のリスクを軽減するとともに、部門別のコスト管理が可能になります。
OCRはスキャンした文書や画像から文字情報を読み取り、デジタルテキストデータに変換します。
これにより、紙の文書を簡単にデジタル化し、編集や保存が容易になります。
コインベンダーに限らず、すべてのオプションにはメリット・デメリットが存在しますので、導入する際には慎重に比較検討しましょう。
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