コピー機(複合機)の省エネ方法を紹介!!消費電力が大きいコピー機とは?

皆さんコピー機(複合機)を利用している時、省エネについて意識したことはありますか?

オフィスで利用するOA機器のうち、コピー機(複合機)は消費電力量の高い方にあたります。

消費電力が高いにも関わらず月曜から金曜までフルに使っている会社が多いのではないでしょうか?

経済産業省の資源エネルギー庁が発表した『1日の電気の使われ方』によるとオフィスの電気使用割合のうち、複合機やプリンターなどのOA機器が占める割合は空調、照明に次いで3番目(約2割)に多いという結果が出ており、特に複合機に関しては他のプリンターやパソコンと比較して消費電力量が高い傾向にあります。

だったらコピー機(複合機)で省エネなものを選びたい!と思って仕様を見てみても最大電力やtec値、エネルギー消費効率など色々な用語が載っていてどれが省エネの目安なのだろうと戸惑う方も多いのではないでしょうか?

そこで普段、コピー機(複合機)をよく利用していらっしゃる皆さんに向けて、省エネに関する知識と省エネの側面でのコピー機(複合機)の選び方、消費電力量を出来るだけ抑えるポイントなどをご紹介します。

これからコピー機(複合機)の導入を検討している方も是非、参考にしてみてください。

 

コピー機(複合機)における消費電力量って?

そもそも消費電力量とは何なのか皆さんご存知ですか?

消費電力量の話をする前にまずは消費電力の説明から入ります。

消費電力とはコピー機(複合機)などを利用する時に必要な電力のことを指します。

コピー機(複合機)で注目すべき消費電力として3種類あります。

 

最大電力

コピー機(複合機)の電源を入れた時や待機モードからコピーやプリントする時が最も電力を使用します。

それらの時の電力を最大電力と言われています。

 

動作時平均電力

コピー機(複合機)が通常起動してからコピーやプリントなど使用時に発生した電力を平均化した数値を指します。

 

待機時電力

一般的な設定だとコピー機(複合機)を利用してから一定時間経過した後に、通常のモードからスリープモードに移行されます。そのスリープモード状態で発生する電力のことを指します。

 


そして消費電力に使用時間の積で表したのが消費電力量となります。

単位はワットアワー(Wh)

TEC値はコピー機(複合機)が省エネかどうかの目安になります

1週間を通して『月曜から金曜までの稼働/スリープ/オフ』『土曜日曜のスリープ』とコピー機(複合機)を動作させたとして、その時に生じた消費電力量を積算した数値をTEC値といいます。

このTEC値は国際エネルギースタープログラムと呼ばれる省エネとして優れているかどうかの国際評価基準のデファクトスタンダードとなっており、当プログラムに適合した電子機器の外装にはエネルギースターのマークが貼り付けられています。

TEC値が低ければ低いほど省エネな複合機(プリンター)といえるのです。

⇒業務用コピー機(複合機)の消費電力や電気代はどれくらい?節電方法もご紹介!

■お安い大型レンタルをお考えの方はこちら(業界でもびっくりな価格表)
■リースをお考えの方はこちら(メーカーに我々が直接値引き交渉ができるので安い)
■小型機のレンタルをお考えの方はこちら(1週間無料お試し)

 

消費電力量が一番低いコピー機メーカーとは?

ここからが本題です。

一般企業でよく使われている主要メーカー35枚機のレーザー複合機の中で消費電力量が小さいのはどれでしょうか?

日本国内でもコピー機メーカーは数10社以上存在します。

今回はその中でも人気メーカーに絞りご紹介したいと思います。

 

富士フイルム Apeos C3570(35枚機)

消費電力量:0.36kWh

 

リコー IM C3500(35枚機)

消費電力量:0.36kWh

 

キヤノン imageRUNNER ADVANCE DX C3835F(35枚機)

消費電力量:0.38kWh

 

シャープ MX-3631(36枚機)

消費電力量:0.52kWh

 

京セラ TASKalfa 3554ci(35枚機)

消費電力量:0.43kWh

 

コニカミノルタ bizhub C360i(36枚機)

消費電力量:0.44kWh

 


最も消費電力量が低いレーザー複合機はリコーIM C3500と富士フイルムApeos C3570でいずれも0.36kWhです。

消費電力量が大きいコピー機(複合機)はシャープMX-3631(0.52kWh)という結果になりました。

これからはコピー機(複合機)の仕様欄に記載されている消費電力量やTEC値を複合機選定の判断材料にしてみてはいかがでしょうか?

仕様欄に消費電力量やTEC値が掲載していないコピー機メーカーもあるので、その場合は国際エネルギースタープログラムの公式サイト(https://www.energystar.go.jp)からコピー機(複合機)の型番で検索するだけでTEC値がわかるので活用してみてはいかがでしょうか?

 

コピー機(複合機)のTEC値を調べたい

1.適合製品検索(事業者検索)をクリック

2.上部の『複合機』ボタンをクリック

3.複合機の型番を入力して『適合製品検索』をクリック

⇒業務用の大型コピー機市場の動向を解説!導入シェアランキングも紹介~2022年版~

 

コピー機(複合機)の省エネ利用方法とは?

普段、コピー機(複合機)を利用する時にかかっている電気代を少しでも抑えるためにどうしたら良いでしょうか?

 

長期間利用しないプリンターは主電源をオフにする

日中、コピー機(複合機)を利用している時は常時接続が基本ですが、仕事が終わった後はコピー機の主電源をオフにしましょう。

また、コピー機(複合機)には待機モードという設定があります。

主電源をオフにしなくても、印刷しない場合は待機モードに切り替える設定をすれば、電気代を抑える事ができます。

ただ、印刷する際のコピー機(複合機)の立ち上がりに一番、電力を使用するので注意が必要です。

 

インターネットFAXフォルダを活用して紙への出力を減らす

コピー機(複合機)をお使いの皆さんならご存知かと思いますがインターネットFAXであれば無用な出力を抑えられ節電効果が得られます。

しかも用紙の節約・トナーの節約にもなって一石三鳥です。

設定をしていない方は是非、お試しください。

 

集約印刷で印刷回数を減らす

コピー機(複合機)に集約印刷という機能があるのをご存知でしょうか?

2枚の用紙を1枚の用紙に印刷したり、4枚の用紙を1枚に印刷するといった機能になります。

1枚1枚印刷するよりも枚数を削減できるので消費電力を節電することができます。

2枚の用紙を1枚の用紙に印刷することを2 in 1、4枚の用紙を1枚に印刷することを4 in 1と呼ばれています。

 

最新モデルに買い換える

一般社団法人 ビジネス機械・情報システム産業協会(JBMIA)内のプリンター・複合機部会の調べによると10年前と比較してプリンター・複合機の消費電力量が80%削減されていると発表されました。

仮に今お使いのコピー機(複合機)が古い場合は最新モデルに買い換えるのも選択肢の一つとして考えても良いでしょう。

 

まとめ

今回の記事ではコピー機(複合機)の省エネについて解説させていただきましたが、ご理解いただけたでしょうか。

ちょっとした工夫でコピー機(複合機)も省エネする事が可能です。

コピー機(複合機)利用方法を少し工夫して年間の電気代ダウンを目指しましょう。

 

■お安い大型レンタルをお考えの方はこちら(業界でもびっくりな価格表)
■リースをお考えの方はこちら(メーカーに我々が直接値引き交渉ができるので安い)
■小型機のレンタルをお考えの方はこちら(1週間無料お試し)