レーザーコピー機(複合機)のリサイクルトナーは大丈夫?純正品との違いとは何か?

レーザーコピー機(複合機)の重要な消耗品としてトナーカートリッジがあります。

メーカーが販売している純正トナーカートリッジの場合、安くて1万円、高いもので4万円もするものもあります。

これを定期的に購入するとなるとランニングコストを大きく引き上げてしまうことになります。

大型の業務用コピー機(複合機)をリース契約をしている場合などはメーカーと保守契約を結んでいるので、トナーカートリッジのような消耗品を購入する必要はありません。

ただ、メーカーと保守契約を結んでいない企業や、家庭用のコピー機(複合機)を購入して利用している方はその都度、トナーカートリッジを購入する必要があります。

そこで、コスト削減のために、リサイクルトナーを利用する企業が増えました。

リサイクル品のトナーやインクを専門に販売する業者も増えてきたように感じます。

大手サイトの楽天市場やAmazonのサイト内にもリサイクルトナーの版売が沢山あります。

コピー機(複合機)の導入をお考えになっている事業者様の中には、「リサイクルトナーってそもそも何なのか?」「確かに安いけど、デメリットはないのか?」など、気になる方も多いはずです。

そこで当記事では、コピー機(複合機)のリサイクルトナーとは何か?

また、メリット・デメリットについて、わかりやすく解説していきます。

 

■この記事でわかること

・コピー機で使うリサイクルトナーとは何か?

・リサイクルトナーと純正品の違い

・リサイクルトナーのメリットとデメリット

⇒業務用コピー機(複合機)の保守料金とは何ですか?保守サービスについても解説

 

レーザーコピー機で使うリサイクルトナーとは何か?

レーザーコピー機(複合機)で用いられるリサイクルトナーとは、一度使ったトナーを回収して分解洗浄などリサイクル処置を施し、中身を入れて再利用できるようにしたものです。

純正品より価格が安い上、資源保護にも役立つということで採用する企業が増えています。

冒頭でお伝えした通り、コピー機メーカーと保守契約を結んでいる場合は消耗品のリサイクルトナーを購入する必要はありません。

保守契約にはいくつか種類があるので簡単に解説させていただきます。

カウンター保守契約:カウンター料金にトナーカートリッジ代が含まれているので、自社でトナーカートリッジを購入する必要はありません。

トナーキット保守契約:メーカー指定の純正品トナーを購入することで保守が受けられるようになっております。

スポット保守契約:契約内容によってはリサイクルトナーを使用すると保守が受けられなくなることがあります。

保守契約で使用が認められていないのにリサイクルトナーを使ってしまうと、不具合に対応してもらえなくなるので、リサイクルトナーの使用は注意が必要です。

業務用コピー機(複合機)では無く、家庭用コピー機でもリサイクルトナーを使用すると、保守が受けられなくなります。

なので十分に理解したうえで判断するようにしましょう。

保守契約に関して下記のコラムで詳しく解説しているので気になる方はご覧ください。

⇒コピー機(複合機)導入時の保守契約の内容を把握していますか?3つの保守契約を解説

 

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リサイクルトナーと純正トナーの違い

純正のトナーカートリッジはメーカーが正規に提供しているトナーになります。

リサイクルトナーは、たとえ元が大手メーカー製であっても非正規品となります。

非正規品であっても違法ではありませんので、コピー機(複合機)の取り扱い業者が、リサイクルトナーを提供していることも多いです。

リサイクルトナーはその名の通り、使用済みの純正品トナーカートリッジをリサイクルして商品化したものです。

使用済みの純正品トナーカートリッジのチップを交換してトナーを詰め替えたものがリサイクルトナーとなります。

当然、純正トナーよりも価格は安く、中には10分の1の価格のものもあります。

一方で純正品より容量を増やしたコストパフォーマンスの良いものもあります。

そういうものを採用すれば、ランニングコストを大幅に削減できることになります。

⇒コピー機(レーザータイプ)のトナー種類やコストパフォーマンスについて

 

トナーカートリッジのリサイクル業者はどこを選べばいい?

トナーカートリッジのリサイクル業者は多く存在します。

リサイクル業者選定を間違えてしまうと、品質の低下や故障の原因になってしまいます。

なので、トナーカートリッジのリサイクル業者も見極める必要があります。

日本ではリサイクル商品の品質や環境などの基準を定めており、基準に達しているリサイクル業者の選定をする事をおすすめします。

また、リサイクル品といえど、品質保証や機器の故障への対応といった各種保証がついていることもあります。

様々な基準の認証があるので一部紹介させていただきます。

下記の認証がおりているリサイクル業者から購入する事をおすすめします。

 

環境マネジメントシステム ISO14001

環境へ配慮し、自主的・積極的に環境負荷の低減に取り組み、ISO(国際基準)の認定。

参考URL:https://www.jab.or.jp/iso/iso_14001/

 

品質マネジメントシステムISO9001

お客様に満足・安心・信頼していただくための品質管理に取り組み、ISO(国際基準)の認定

参考URL: https://www.jab.or.jp/iso/iso_9001/

 

世界最高品質基準 「STMC」

リサイクルトナー先進国アメリカで設けられたリサイクルトナーの品質に関する検査基準

参考URL:https://www.primedirect.co.jp/index000.html

 

環境・品質基準 「E&Qマーク」

製造者が準拠すべき環境および品質の基準

参考URL:https://www.ajcr.jp/eq-mark/

 

グリーン購入法

現在国を挙げて奨励している「グリーン購入法」の法令の基準を満たす製品

参考URL:https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/

 

カーボンオフセット

地球温暖化の原因といわれるCO2を減らそうとする取り組み

参考URL:https://www.env.go.jp/earth/ondanka/mechanism/carbon_offset.html

 

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リサイクルトナーのメリットとデメリット

リサイクルトナーのメリットとデメリットをおさらいさせていただきます。

参考までにご確認ください。

 

■メリット

・純正品より安価

・純正品より大容量のものもある

・資源保護に役立つ

・手厚い保障がある

・純正品と変わらない品質のものもある

 

■デメリット

・製造業者によって品質が大きく違う

・純正品より不具合率が1~2%高い

・純正品と微妙に色味が違うことがある

・コピー機の保守が受けられないことがある

 

リサイクルトナーの最大のメリットはやはり、安価で大容量とコストパフォーマンスが非常に良いことです。

デメリットは製造業者によって品質に違いがあり、悪いものを選んでしまうと不具合も起きやすくなるということです。

そこは評判などを確かめて慎重に選ぶ必要があります。

 

まとめ

レーザーコピー機(複合機)で使用できるリサイクルトナーについて解説しましたが参考になりましたでしょうか?

純正品よりもコストパフォーマンスが良いというメリットがありますが、上述のごとく、品質の良いリサイクルトナーを選ぶことが非常に大切です。

また、コピー機(複合機)の保守が受けられなくなることがあるので契約内容を事前に確認しておきましょう。

 

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