コピー機(複合機)の紙詰まりの原因とは?紙詰まりを起こりにくくするための対策
コピー機(複合機)を使用していて、いちばん頻繁に発生するトラブルといえば、紙詰まりではないでしょうか。
ちょっとしたことではありますが、急いで印刷したいときや大量に印刷する途中で紙詰まりを起こすと、どうしてもイライラしてしまうものです。
そんな紙詰まりですが、原因と対処方法を知って予防することで、発生頻度を下げることができます。
コピー機(複合機)の頻繁な紙詰まりでお困りの方は、ぜひ読んでみてください。
また、これからコピー機(複合機)の導入を検討している方も参考にしてみてください。
紙詰まりした場合の対処方法
コピー機(複合機)の紙詰まりは、ほとんどのケースでご自身で対処することが可能です。
ただし、紙詰まりを解消するためには、詰まった紙を抜き取る際に重要な心構えがあります。
それは「用紙の進行方向と水平に、ゆっくり、丁寧に紙を引っ張ること」です。
もしも斜めに引っ張ったり急いで力強く引っ張ったりすれば、運が悪ければ紙が破れてしまいます。
また、手が届かないところに紙の切れ端が残ってしまうことがあります。
こうなるとご自身では取り除くのが困難で、保守サービスを呼ぶ必要が出てくる場合もあります。
紙詰まりにはイライラせず、ゆっくり丁寧に対処することが肝心です。
最近のコピー機(複合機)では、紙詰まりの対処方法が操作パネルなどに表示される機種もあり、指示に従って操作すれば簡単に詰まった紙を取り除くことができるでしょう。
従来機種の場合はガイドが貼られていたり取扱説明書などに紙詰まりの対処法が書かれているものもあります。
どの機種でも紙詰まりへの対処の基本は「用紙の進行方向と水平に、ゆっくり、丁寧に紙を引っ張ること」です。
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コピー機の紙詰まりはどこで起きる?
コピー機(複合機)の紙詰まりの問題は、以下の3か所の付近で発生しています。
簡単に開くことができて、紙詰まりの確認や、詰まった紙の除去もしやすい設計になっています。
◆ADF(自動原稿送り装置)
コピー機(複合機)の上部にあるADFは簡単に開く事ができます。
ADFは上にパカッと開くことができ、詰まった紙の除去も比較的簡単です。
⇒コピー機の便利機能ADF(自動原稿送り装置)でできること!!気を付けるべき注意点
◆給紙カセット
給紙カセットを開くと詰まった紙が確認できる場合もありますが、給紙カセットから給紙された後のローラー部分で詰まっている場合には、側面のカバーを開いて確認する必要があります。
ローラー部分で紙詰まりしている場合には、内部のローラーなどにも絡まっている可能性が高く、紙もクシャクシャになっていることが多いです。
とくに注意して、「用紙の進行方向と水平に、ゆっくり、丁寧に紙を引っ張ること」を心がけましょう。
⇒業務用コピー機の給紙カセットについて!給紙カセットは4段も必要??
◆側面のカバーの内側
側面カバーを開いて確認できる部分で紙詰まりを起こしている場合には、すぐに見える位置に紙が詰まっていることや、内部のローラーに紙が絡まってクシャクシャになっているケースや、詰まった紙の先っぽしか見えないような状態で紙詰まりを起こしていることがあります。
側面カバーの内側での紙詰まりへの対処は、ADFでの紙詰まりに比べると用紙が破れやすく対処が難しいです。
「用紙の進行方向と水平に、ゆっくり、丁寧に紙を引っ張ること」を心がけましょう。
また、側面カバーを開いたところにあるコピー機の部品は非常に熱くなっているので、やけどの危険があります。やけどにも注意し、より慎重な操作が必要です。
⇒コピー機(複合機)の手差し印刷とは?設定方法と注意点を解説します!
コピー機の紙詰まりの原因とは?
一般的に「紙詰まり」といわれるトラブルは、コピー機(複合機)の中に紙が残ってしまう「紙詰まり現象」と、複数枚の紙が重なって送られてしまう「重送現象」に分けることができます。
それでは紙詰まりはどのような原因で起こるのでしょうか。
以下に紙詰まりの主要な原因をご紹介します。
◆用紙が正しくセットされていない
給紙カセットの用紙ガイドと用紙がずれていたりすると、用紙が正しく給紙されずに、紙詰まりの原因になります。
A4用紙やA3用紙など用紙サイズにあわせて、給紙カセットの摘みを縦と横をあわせてセッティングするようにしましょう。
◆用紙の量が多すぎる(少なすぎる)
用紙を規定量よりも多く給紙カセットに入れると、重送や紙詰まりの原因になります。
また、用紙が2,3枚しかない状態でも紙詰まりを起こしやすくなります。
◆給紙トレイに異物が入っている
給紙トレイに破れた用紙などの異物が入っていると、紙詰まりの原因になります。
用紙をセットする時は異物が内部にないか必ず確認するようにしましょう。
◆裏紙・再利用・自身で裁断した紙を使用している
ホチキスの跡が残っていたり、紙が折れ曲がっていたりすると、紙詰まりを起こしやすくなります。
⇒コピー機で裏紙は使用していいの?裏紙をスムーズに印刷する方法を解説!
◆用紙が変形している
新品の紙であっても保管状況が悪ければ、紙が反っていたり、変形したりしている場合があります。
こうした用紙を使用すると紙詰まりを起こしやすくなります。
◆結露
結露によって紙が湿気を含んでしまい、一枚ずつ給紙されにくくなって重送の原因になります。
◆静電気
静電気によって紙が離れにくくなり、重送の原因になります。
◆給紙ローラーの汚れ・摩耗
給紙ローラーが汚れていたり摩耗している場合には、ローラーの摩擦力が落ちてうまく給紙できなくなり、紙詰まりの原因になります。
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コピー機の紙詰まりを予防するために
前述の原因に対して、これらの対策で紙詰まりの頻度を減らすことができるでしょう。
紙詰まりの原因の大半は簡単な事になるので、知識をつけておきましょう。
◆既定の用紙・量・位置にセットされているか確認
お使いのコピー機(複合機)で利用できる規定の用紙かを確認しましょう。
また、用紙のセッティング方法が間違ってないかを確認しましょう。
少しの確認で紙詰まりは軽減できます。
⇒幅広い用紙種類に対応!コピー機(複合機)で使える用紙の種類まとめ
◆用紙の保管
湿気や直射日光を避け、開封した用紙も包装されていた紙で包んで平らに保管しましょう。
◆安定した環境
直射日光やエアコンの風が直接当たらない、安定した環境にコピー機を設置しましょう。
◆紙さばき
新しい用紙が静電気でくっついている場合には、紙をさばいてから使用しましょう。
コピー機(複合機)に用紙をセットする場合は紙さばきを行う事をルール化しても良いかもしれません。
用紙を取り出したら、紙をパラパラするだけで静電気防止に繋がります。
◆給紙ローラーの清掃・交換
清掃をする方は少ないかもしれないですが、コピー機(複合機)は使えば使うほど劣化してしまいます。
給紙ローラーを無水エタノールを使ってきれいにするか、摩耗している場合にはローラーの交換をしましょう。
⇒コピー機(複合機)を長持ちさせる為に!!セルフメンテナンスの方法を解説
まとめ
コピー機(複合機)を使用するうえでは良く起こるトラブルである紙詰まりについてと、その原因、対処法をご紹介しました。
紙詰まりが起こってからイライラするよりも、紙詰まりを予防して使用するほうが仕事も効率的に行えます。
ちょっと知識や普段の印刷時に気を付ける事で紙詰まりの軽減やコピー機(複合機)を長く利用する事ができます。
万が一、紙詰まりが起きても無理やり紙を引っ張らないようにしましょう。
水平にゆっくり紙詰まりを除去すれば、切れ端なども残らず、二次災害も防げます。
また、紙詰まりが頻繁に起こってしまう場合は、内部に異物があったり、給紙ローラーなどが劣化している可能性があります。
コピー機(複合機)の内部は場所によっては熱をもっている箇所があるので、無理やり作業をおこなわず、メンテナンス依頼する事もいいでしょう。
まずは保守窓口に電話をしてみて指示をもらいましょう。
コピー機(複合機)は高額な商品になります。
正しい使い方をして、長く利用できるようにしていきましょう。
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