インク・トナーは何枚くらい印刷できるの?コピー機の印字可能枚数を調査
仕事するうえで欠かせない事務機器のひとつとしてコピー機(複合機)が挙げられます。
コピー機(複合機)を導入する際、【リース契約】【レンタル契約】【買取り】の大きく分けて3つの導入方法がございます。
また、コピー機には様々なメーカーが存在し、卓上タイプや自立タイプ、インクジェットやレーザーなど選ぶ項目は沢山あります。
⇒正しいコピー機選びを出来ていますか?ちょっとした知識で損しない方法!
今回はインクカートリッジやトナーカートリッジなどの消耗品の印字可能枚数について説明したいと思います。
印字可能枚数とは各コピー機メーカーの消耗品ページに記載されており、印字可能枚数1,500枚や12,000枚など様々ございます!
消耗品の購入価格に対してこの印字可能枚数を算出すると1枚あたりのおおよそのコストが出ます。
インクカートリッジやトナーカートリッジなどの消耗品は思っている以上に金額が高く、コスト意識を持つ必要があります。
掘り下げて考えると、この印字可能枚数は何を基準に記載しているのか、疑問に思う方も少なくないと思います。
今回は印字可能枚数について解説させていただきます。
現在コピー機(複合機)を導入している方や、これから導入を検討している方は是非参考にしてみてください。
インク・トナーの印字可能枚数を調べると
印字可能枚数とは、どういうものなのかを解説させていただきます。
まずは、コピー機(複合機)の中で人気3メーカーを調べてみましょう。
それぞれのホームページで消耗品の印字可能枚数を調べてみると、下記のような文言が記載されております。
⇒業務用の大型コピー機市場の動向を解説!導入シェアランキングも紹介~2022年版~
富士フィルムビジネスイノベーション(トナー)
コピーまたはプリントできる残りページ数は、A4(たて置き)の用紙を使用した場合の枚数です。
コピーまたはプリントできる残りページ数は、印字内容、用紙のサイズ、種類、使用環境などによって異なりますので、あくまでも目安としてお考えください。
参考URL:https://www.fujifilm.com/fb/support/mf/dc5_4070/contents/dc5_4070_1930.html
リコー(トナー)
①「印刷可能ページ数」は、「ISO/IEC 19798」に基づき、A4普通紙に片面連続印刷した場合の平均値です。
「ISO/IEC19798」とは、国際標準化機構(International Organization for Standardization)より発行された「印字可能枚数の測定方法」に関する国際標準です。
実際の交換サイクルは用紙サイズ・種類、用紙方向、1ジョブあたりの連続印刷ページ数、原稿の内容などの使用条件により異なります。
②A4サイズ5%原稿を横送りで連続印刷した場合の目安です。
実際の交換サイクルは、用紙サイズ・種類、用紙方向、原稿の内容、1ジョブあたりの連続印刷ページ数、印刷品質を維持するための調整動作など、使用条件により異なります。
1ジョブあたりの印刷ページ数が少ない間欠印刷では、寿命が半分程度になる場合があります。
参考URL:https://www.ricoh.co.jp/printer/spc/740/support/supply.html
キャノン(インク)
①ピクサスホームページに記載している印刷コスト(写真のインク・用紙合計コスト、A4普通紙のインクコスト)は「家庭用インクジェットプリンターの印刷コスト表示に関するガイドライン」〈社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)制定〉に従って表記を行っています。
②ピクサスホームページに記載している印刷スピード、コピースピードの数値は、すべて当社測定環境下における参考値(2021年10月5日現在)であり、あくまでも目安となる数値です。
③印刷コスト、印刷スピード、コピースピードの数値は、印刷する際の諸条件(原稿、使用頻度、気温、湿度、プリンタードライバーの設定やバージョン、使用するアプリケーションまたはコピーおよびダイレクトプリント時の設定など)によって異なります。
参考URL:https://faq.canon.jp/app/answers/detail/a_id/102321
富士フィルムビジネスイノベーション、リコー、キャノンの3社とも印字可能枚数は【目安】として考えてと記載されていました。
印字可能枚数の解説は各メーカーで異なるようですが、印字可能枚数を測定している基準があるようです。
少し難しい用語がいくつかでてきましたが、その測定している基準とはどういうものなのかを解説させていただきます。
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印字可能枚数の基準とは?
印刷可能枚数の算出方法は国際標準規格(ISO)およびJIS規格(日本工業規格)で規定された印字試験の結果に基づいて算出しております。
モノクロ印刷の場合は【JIS X 6931(ISO/IEC 19752】という規格があり、
カラー印刷の場合は【JIS X 6932(ISO/IEC 19798)】という規格が使われています!
簡単にお伝えするとコピー機(複合機)で印刷する際、印刷する資料によって色を使う量は変わると思います。
例えば、写真のようにフルカラーベタ塗印刷であったり、文章のみのモノクロ印刷であったりと、、、
同じ消耗品でも印刷する資料によって印字可能枚数が異なりますが、そうなってしまうと各メーカーの消耗品の印字可能枚数の比較ができないので【国際標準規格】【JIS規格】という規格を定め、その印字実験に基づいて印字可能枚数を算出しております。
印字可能枚数の算出方法
具体的にどのくらい色を使った場合の印字可能枚数か気になるところですよね。
【国際標準規格】【JIS規格】とはどういう規格なのでしょいうか?
カラー印刷の印字可能枚数
カラー印刷【JIS X 6932(ISO/IEC 19798)】に基づくパターン図
モノクロ印刷の印字可能枚数
モノクロ印刷【JIS X 6932(ISO/IEC 19798)】に基づくパターン図
※両規格の詳細はJISC(日本工業標準調査会)のWEBサイトで確認できます。
印字可能枚数は上記のパターン図を印刷して測定をしております。
簡単な指標としては〈A4用紙で印字密度5%を片面印刷した場合〉が各メーカーで記載している印字可能枚数となります。
まとめ
今回はコピー機(複合機)の印字可能枚数について説明しましたが参考になりましたでしょうか?
コピー機(複合機)の印字可能枚数は国際標準規格(ISO)およびJIS規格(日本工業規格)で規定された
【JIS X 6931(ISO/IEC 19752】や【JIS X 6932(ISO/IEC 19798)】の規格をもとに定められております。
規定は細かく設定されておりますが、大まかにいうとA4用紙で印字密度5%を片面印刷した場合の枚数となります。
考えるポイントとしてA4用紙に5%色を使った場合の印字枚数なので、写真印刷ように色を大量に使う場合は
記載されている可能印字枚数より少ない枚数でインクやトナーは無くなってしまいます!
逆に文章などの印刷が主体で多少の赤文字が入る程度の印刷物などは印字可能枚数より多く印刷することができます。
家電量販店でプリンターを購入し、消耗品を都度購入して使用している方も多いかと思いますが、印字可能枚数には落とし穴があるので注意が必要です。
また、コピー機(複合機)のビジネスモデルは消耗品による利益が大半になるので消耗品の料金は馬鹿にならないです。
コピー機(複合機)の印字可能枚数の事をしっかり内容を理解して購入することをおすすめします!
補足
弊社が展開している大型コピー機レンタル【ゼロコピ】サービスを少し紹介させていただきます。
お客様の要望にあわせて4つのプランを作成させていただいております。
その中で人気プランの2つをご紹介させていただきます。。
★ゼロコピ standard★ 月額9,800円
月額9,800円の中にモノクロ2,500枚、カラー500枚の印刷が可能です。
月間印刷枚数を超えた場合はモノクロ1.5円、カラー15円の超過請求
★ゼロコピ neo★ 月額4,980円 〈一番人気プラン〉
トナーカートリッジを必要に応じて購入していただくプランです。
トナーカートリッジ 8,000円/本
※印字可能枚数 モノクロ12,000枚、カラー9,000枚
トナーカートリッジ8,000円/本から印字可能枚数を計算するとモノクロ印刷0.7円/枚 カラー印刷3.5円/枚となります。
ゼロコピ neoプランの人気の理由を分かっていただけると思います!
ただ、今までお伝えした通り印字可能枚数は【A4用紙で印字密度5%を片面印刷した場合】の枚数になるので、
印字密度が多い資料を印刷する場合はモノクロ12,000枚、カラー9,000枚より下回る場合があります。
また、印字密度が多い資料が大半の場合はゼロコピ standardプランの方がお得に利用できることもあります。
コピー機の選び方のイメージも沸いたでしょうか?
実はいろいろんな落とし穴が隠れていたりします。。。
コピー機(複合機)を導入する場合、考えるポイントが多くあると思いますのでまずはお問合せいただけると幸いです。
お客様に一番見合ったプランをご提案させていただきます♪