「カウンター料金0円」「月額○○円~」に騙されるな!格安複合機の落とし穴とは?

ペーパレス時代に入り印刷枚数は少なくなったものの、コピー機(複合機)はまだまだ欠かせない事務機器です。

ほとんどの企業がコピー機(複合機)を使用していると思いますが、メーカーや販売代理店からの直接営業を受けて、コピー機を導入する企業は少なくなったと思います。

そもそもコピー機(複合機)の営業電話をする会社が少なくなったようにも感じます。

現在ではインターネット広告を見て、コピー機の問合せしている企業が多いのではないのでしょうか?

インターネットネットで「月額2,400円〜」「保守料金0円」「カウンター料金なし」と広告を出した宣伝サイトなどをよく見かけます。

確かに、最近のコピー機(複合機)の金額は落ちてきているようにも感じますが、過剰な言い回しには注意が必要になります。

どこかに落とし穴があるかもしれません。

今回は大型の業務用コピー機(複合機)の導入を検討されているお客様向けにアドバイスをさせていただきます。

自分に見合ったコピー機探しが大切です。

今回の記事を読んで少しでも参考にしていただければと思います。

 

「リース料金」と「保守料金」の違いとは?

業務用コピー機(複合機)をリース契約した際に必ず発生する費用が2つあります。

それが「リース料金」と「保守料金」です。

この2つの違いに関してあまり理解していないお客様も多いのではないでしょうか?

下記にリース契約と保守契約に関して説明させていただきます。

 

リース契約とは?

リース契約とは、会社が複合機やソフトなどの導入で設備投資を行う際にその物件を購入するのではなくリース会社が物件を購入しそれを借りて利用するといった契約になります。

リース契約の対象としては複合機やソフト関係、パソコン、その他IT機器などがリース契約できる物件になります。

コピー機(複合機)をリース契約する場合は、本体金額をリース会社が一括購入し、そのコピー機をお客様が借りるという形になるので、リース契約をした際には利率が発生します。

利率はリース会社やリースを取り扱っている販売店によって変動されます。

また、コピー機(複合機)のリース契約は5年、6年、7年で選ぶ事ができます。

リース契約期間によってもリース料率は変動されます。

コピー機(複合機)の法定対応年数は5年になるので、一般的にコピー機(複合機)リース契約では60ヶ月契約で使用する企業が多いです。

60ヶ月の契約期間を過ぎるとコピー機(複合機)をリース会社に返却する必要があります。

又は再リース契約という形で1年間に1回だけ使用料をリース会社に払うことで使用し続けることができます。

注意点としては、リース契約は途中解約ができないので慎重に契約しましょう。

仮に解約をする場合はリース残債分を一括で支払う必要があります。

⇒コピー機の再リース契約とは何か?リース契約が終わったらどうなる?

 

保守契約とは?

保守契約とはコピー機(複合機)を導入する際、リース契約とは別でメーカーや保守会社と契約する内容となります。

カウンター保守契約、スポット契約、キット契約の3種類があり、ほとんどのメーカーではカウンター保守契約を推奨しております。

このカウンター保守契約の中には3つの支払い内訳があります。

・モノクロ料金

・カラー料金

・最低基本料金

上記の3つをあわせて、カウンター料金と言われている料金になります。

 

モノクロ料金とは・・・

印刷をするときにおいて、モノクロのみで印刷するときに発生する単価のことを言います。

モノクロ印刷の相場価格は「1円~3円」くらいになります。

設定されたモノクロ料金の単価に印刷枚数をかけることで月に発生する金額が確定します。

 

カラー料金とは・・・

印刷をするときにおいてカラーで印刷した場合に発生する単価のことを言います。

モノクロと比べて金額が高いことも特徴の一つです。

モノクロ印刷に比べて10倍以上高くなります。

カラー印刷の相場価格は「10円~15円」くらいになります。

設定されたカラー料金も単価に印刷枚数をかけることで月に発生する費用が確定されます。

 

最低基本料金とは・・・

モノクロ料金やカラー料金とは違うもので、1ヶ月に最低でもかかる費用のことを言います。

最低基本料金の相場価格は「2,000円~5,000円」くらいになります。

例えば最低基本料金が2,000円の場合、モノクロ料金とカラー料金の合計金額が1,800円の場合は、2,000円未満ですが2,000円カウンター料金として徴収されます。

しかし、モノクロ料金とカラー料金を合計して2,500円だった場合は、最低基本料金を上回っているため2,500円がカウンター料金として徴収されるという仕組みです。

⇒コピー機のカウンター料金の仕組みとは?メリットとデメリットを解説

 


以上が、リース料金と保守料金の違いになります。

リース契約はリース会社と締結する契約になり、コピー機(複合機)の本体価格に対して発生する費用になります。

保守契約はコピー機メーカー又は保守会社と締結する契約となり、コピー機(複合機)を使用するためにかかる費用のことを指します。

まずはこのふたつの契約の違いや特徴を理解するようにしましょう。

 

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カウンター保守契約のメリット・デメリット

カウンター契約に関して上記で説明させていただきましたが、カウンター契約する上でメリットやデメリットを説明させていただきます。

 

カウンター保守契約のメリット

カウンター保守契約することで「メンテナンス料金」「修理料金」「トナー料金」などが無料になります。

月額のカウンター料金さえ支払っておけば、急な故障や不具合、トナー料金、定期的なメンテナンスが無料で受けることができます。

コピー機(複合機)は精密機械のため定期的なメンテナンスが必要不可欠であり、コピー機は長期間使用するため経年劣化も出てきます。

カウンター保守契約をしているとコピー機(複合機)を長く使用する上で出てくる故障などもしっかり対応してくれるため欠かせないサービスです。

印刷枚数の多い会社もトナー料金の心配をすることなく使用することができます。

⇒すべて無料じゃないの!?コピー機の保守契約で有料対応になる場合

 

カウンター保守契約のデメリット

カウンター保守契約を締結した際のメリットは毎月一定額の金額が発生してしますということです。

印刷枚数が極端に少ない月でも設定した「最低基本料金」は必ず発生してしまいます。

ですので、最低基本料金を設定する際は、自社の月の印刷枚数を把握した上で契約することがポイントになってきます。

⇒印刷枚数が少ない人向け!家庭用プリンターの特徴とおすすめ機種5選【2022年版】

 


以上がカウンター料金に関してもメリット・デメリットです。

コピー機(複合機)を長く使用する上でもカウンター料金はとても大事な契約というのが理解いただけたかと思います。

カウンター保守契約はコピー機メーカーもしくは保守会社と締結します。

カウンター料金が設定されてからは変更する事は基本的にできないので、最初の契約を慎重に見極める必要があります。

カウンター料金を下げるコツなどもあるので気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。

⇒コピー機のカウンター料金を安くする方法!!導入後でもカウンター料金は安くできます!

 

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格安なリース・カウンター料金の罠とは?

リース料金とはコピー機(複合機)本体価格を5年~7年かけてリース会社に支払っていく契約で、カウンター料金はメーカーまたは保守会社にメンテナンス費用として支払っていく契約と説明させていただきました。

話しを戻すと、インターネット広告で見かける「月額2,400円〜」「保守料金0円」「カウンター料金なし」とはどういう事なのでしょうか?

広告で見かける内容は実在するのでしょうか?複雑化されている罠があるかもしてません。

今回は考えられる事例を記載するので参考にしてみてください。

 

料金の罠 ケース1

本体金額のコストは安いがカウンター料金がとても高い。

リース料金を安く設定し、本体料金とは別でカウンター料金を高く設定することで儲けを獲得しようとする例です。

これはメーカーメンテナンスではなく、保守会社によるメンテナンスが多いです。

販売会社がメーカーからの仕入れと売値の差額の儲けのない状態でコピー機(複合機)を契約するのはあまり考えられません。

確かにリース料金が安ければコピー機(複合機)を導入することに前向きになりますが、実際に契約して導入すると通常よりも高額な支払になるケースがあるので注意しましょう。

 

料金の罠 ケース2

リース料金が圧倒的に安い。

リース契約は先ほどお伝えした通り、最長7年で組む事ができます。

リースの契約期間が長ければ長いほど、毎月のリース料金は安くなります。

また、大型機だけではなく、小型機でもリース契約をする事が可能です。

月額2,400円を大型機だと思いこみ、問い合わせると小型機って事もあります。

そもそも【月額2,400円のコピー機は在庫切れです。】と言われる事が大半かと思います。

コピー機販売業者をしっかり見極める必要があると思います。

⇒コピー機は短期利用できるの?大型の業務用コピー機(複合機)を短期間で利用したい方へ

 

料金の罠 ケース3

リース料金が格安で、トナーを購入しなければならない場合も存在します。

先程、カウンター保守契約をしていれば「トナー料金無料」と説明させていただきましたが、ここを有料にすることによりリース料金を安く設定し、トナー料金で売り上げを作る手法も存在します。

この契約形態はキット保守契約と呼ばれるもので結果的にトナー料金は高く設定されているため長期的な使用で考えると損をしてします可能性があります。

⇒【ゼロコピでも採用】コピー機のキット保守契約とはどんな契約?

 

料金の罠 ケース4

「保守料金0円」「カウンター料金0円」について解説させていただきます。

この場合はメーカーメンテナンスではなく、保守会社によるメンテナンスとなります。

想定されるモノクロ、カラーの印刷枚数をリース料金に上乗せする手法になります。

なのでカウンター料金が発生しない代わりに、リース料金が高くなります。

そんな事できるの?と思う方も多いかもしれません。

リース契約は物件(複合機)の本体価格に対しての契約なので、カウンター料金を上乗せして契約するのは違反になります。

例えば、車をリース契約する際、ガソリンも含まれるのはおかしいですよね?

ただ、リース会社にばれないように契約する業者もありもします。

この契約は一営業マンが理解していない場合もあります。

リスクも考えたうえで慎重に選ぶようにしましょう。

 


上記のケースのようにリース料金やカウンター料金が安い分、別のところで料金が発生しているケースが多数です。

コピー機営業会社は10年前に比べて厳しい業界になりました。なのでコピー機営業も減ってきたと思います。

契約内容を分かりづらくして、うまく入りこもうとしている業者も存在します。

確かにリース料金が安いことはメリットですがしっかり契約内容を把握した上で検討しましょう。

⇒騙されるな!!コピー機(複合機)のリース契約に潜むリスクを見破る方法

 

 

まとめ

リース料金が相場より安い場合の落とし穴に関して説明させていただきました。

確かに安く契約できるコピー機(複合機)も存在しますが、別のところで費用を回収しているケースも多く結果的に損をしてしまう場合もあります。

安いコピー機(複合機)を契約する際はしっかり契約内容を把握し、カウンター料金の内訳や内容などもしっかり把握した上で契約をしましょう。

基本的に「カウンター料金なし」という記載などがあれば怪しんだ方がいいと思います。

 

サービスが複雑化され、消費者からすれば自分に見合ったコピー機探しは難しくなってきています。

ポイントとしては相場価格を知る事です。その為にはいろんな業者に問合せをしてみましょう。

これを相見積もりと言います。相見積もりをする事によって自分にとってのコピー機像が見えてくるはずです。

手間かと思いますが、コピー機(複合機)は大きな買い物です。

ちょっとした知識で金額は大きく変わります。

今回の記事を読んで少しでも参考にしていただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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