コピー機で確認できるMACアドレスとは?セキュリティ対策についても解説します!
コピー機はWi-Fiなどの無線ネットワークに接続して使用するので、MACアドレスを知っておくとよいでしょう。
しかし、コピー機のMACアドレスとは何でしょうか?
MAC アドレスは IT デバイスに関連付けられていますが、リスクを慎重に管理することをお勧めします。
この記事では、コピー機の MAC アドレスの仕組みと調べ方について解説します。
また、同時にMACアドレスの危険性とそのセキュリティ対策についても説明します。
コピー機のMACアドレスは何を意味するのか?
まず、MAC アドレスとは何なのか?を詳しく見てみましょう。
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そもそもMACって何?
MACとはMacintosh(マッキントッシュ)の略で、コンピュータの一種を指します。
Macintoshは、アップル社が開発・販売したパーソナルコンピュータです。
iPhoneのメーカーであるApple社が製造したコンピュータです。
PC の世界では、Windows はMicrosoft がトップ企業であり、Mac では Apple がトップ企業です。
最近ではiPhoneやMacbookを使う人が増えていますね。
MACアドレスとは何か?
MACアドレスの「MAC」は「Media Access Control」の略称です。
日本語ではメディアアクセス コントロールと訳されます。
メディアアクセスコントロールは、アドレス指定と複数のアクセス制御メカニズムを提供し、複数の端末またはネットワークノードがネットワーク上で通信できるようにする通信プロトコルです。
しかし、MAC アドレスが実際には何なのかほとんどの方は知らないかと思います。
簡単に言うと、パソコンやルータ、スマートフォンなどのネットワーク機器のネットワークカードに付けられている番号です。
各ネットワークデバイスには異なる MAC アドレスが割り当てられています。
したがって、コピー機のMACアドレスは、他のコピー機やネットワーク機器のMACアドレスと重複しないようになっています。
MACアドレスの表記方法は01-23-45-ab-cd-efのような12桁の16進数(0~f)で表示されます。
最初の 6 桁はメーカー固有のアドレス、最後の 6 桁は製品固有のアドレスです。
このため、MAC アドレスの最初の 6 桁に基づいて製造元を検索することがインターネット上で利用可能です。
MACアドレスの使い方
普段の業務ではMACアドレスをあまり意識することはありませんが、ネットワークに接続する際には必ずMACアドレスが使用されます。
まず、MAC アドレスがなければネットワーク通信はできません。
宛先と送信元の両方が MAC アドレスを持っていれば、同じ通信規格であると判断でき、通信を確立できます。
また、MAC アドレスは、最終目的地である IPアドレスに至るまでの中継点となるルータなどの接続機器の宛先を指定します。
例えば、コンピュータから社内ネットワークを介して複合機に接続する場合、IPアドレスは複合機を特定します。
一方、MAC アドレスは最初にルータを指定し、次に複合機を指定します。
MAC アドレスのもう 1つの特徴は、宛先の MAC アドレスが経由地を通過するにつれて変化することです。
ルータを経由すると、送信元のMACアドレスもルータのMACアドレスに変わります。
IPアドレスについても下記URLにも詳細を記載しておりますので確認できます。
⇛IPアドレスってなに?コピー機(複合機)の設定でつまずかないために分かりやすく解説
セキュリティとしての機能
MAC アドレスは、ネットワークに接続できるすべてのデバイスに一意に割り当てられます。
したがって、このMACアドレスを利用することで、接続可能な機器をフィルタリングすることができます。
例えば、MACアドレスが登録されている機器のみが接続できるように複合機を設定しておくことで、不審な機器がネットワークに接続しても複合機に接続できないようにすることができます。
逆に、特定の MAC アドレスを持つデバイスをブロックすることもできます。
MACアドレスによるフィルタリングの設定は機種により異なりますので、機種の取扱説明書をご確認ください。
参考までに、canon LBP9100C の手順は次のとおりです。
操作パネルから以下の順に選択します。
[設定・登録→環境設定→ネットワーク→ファイアウォール設定→MACアドレスフィルター]
その後、複合機からコンピュータへのデータ送信を制限する場合は[送信フィルター]を選択します。
コンピュータから複合機へのデータ受信を制限する場合は[受信フィルター]を選択します。
[フィルターを使用する]項目をオンにし、デフォルトのポリシー項目を選択します。
その後、指定したデバイスのみが通信できるようにしたい場合は「拒否」を選択し、通信を禁止したい場合は「許可」を選択します。
コピー機にはなぜMACアドレスが割り当てられているのか?
MACアドレスと似た仕組みでIPアドレスがありますが、IPアドレスはインターネット上で通信するために必要なインターネット上の住所のようなものです。
一方、MAC アドレスは、LANカードなどのネットワーク機器に割り当てられるコンピュータの識別番号です。
一般的にコピー機は、無線LANや有線LANを介してパソコンなどのネットワーク機器に接続して利用されます。
MAC アドレスは隣接するコンピュータ間で通信するために必要なため、コピー機にも MAC アドレスが割り当てられます。
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コピー機のMACアドレスを確認するにはどうすればいいか?
そもそもコピー機のMACアドレスはどのように紐付けられているのか?
MACアドレスは、ソフトウェアではなく、ネットワーク機器のハードウェアに関連付けられます。
また、基本的にはコピー機などのハードウェアに紐付いており、製品製造時に取り付けられるため、基本的に変更することはできません。
そのため、コピー機の所有者がMACアドレスを覚えやすい番号に変更することは不可能です。
コピー機の MAC アドレスを確認するには、次の 以下2つの方法があります。
システム設定リストを印刷して確認する
コピー機に接続されているパソコンを確認する
コピー機のMACアドレスは、システム設定リストを印刷することで確認できます。
出力されたシステム設定リストで、インターフェース情報のイーサネットアドレスに記載されているMACアドレスを確認してください。
コピー機のMACアドレスは、コピー機に接続されているパソコンからも確認できます。
確認手順はパソコンのデスクトップ画面を開き、プログラム、アクセサリー、コマンド・プロンプト、「ipconfig/all」と入力
Physical Addressの下部に表示される12文字の文字列がコピー機のMACアドレスです。
デバイス自体のMAC アドレスを確認することもできます。
コピー機上部のプリンターカバーを開けると、正面内部中央付近にMACアドレスが記載されたシールが貼られているので簡単に確認できます。
さらに、コピー機のMACアドレスを確認する方法を紹介します。
コピー機のMACアドレスはメンテナンスをする上で非常に重要です。
ご説明した確認方法や調査方法を覚えておきましょう。
ただし、コピー機の機種によって操作手順や確認方法が異なります。
まずは取扱説明書をよくご確認ください。
コピー機から情報漏洩えいが起きたらどうなるか?
コピー機にもMACアドレスが割り当てられます。
コピー機のMACアドレスが漏洩した場合に生じるリスクと、それに対するセキュリティ対策を理解しておくことが重要です。
まず、コピー機にMACアドレスが割り当てられる理由を詳しく見てみましょう。
コピー機にはなぜMACアドレスが割り当てられているのか?
「MAC」は特徴を簡単に説明すると、ネットワーク内の通信を制御する技術です。
この MAC アドレスは、ネットワーク上でデバイスが通信する順序と優先するデバイスを制御することで、通信の衝突を回避し、スムーズな通信を保証します。
アドレスは0~9の数字とA~Fの文字で構成される12桁です。
一般的には2桁ずつ表示され、最初の6桁は機器のメーカーが割り当てた番号のため、機器によっては同じ番号が付いている場合があります。
最後の 6 桁はメーカーによって各デバイスに割り当てられる固有の番号であるため、共通のデバイスはありません。
コピー機は、無線LANや有線LANを介してネットワーク機器と接続し、ネットワークを介して情報をやり取りすることができます。
つまり、MACアドレスはこうした情報をやり取りする際の通信に必要となるため、コピー機にもMACアドレスが割り当てられています。
MACアドレスが漏洩したらどうなるか?
アクセス制御は、サイバー攻撃を抑止および防止するための基礎です。
そのため、MACアドレス自体はセキュリティ対策ではありますが、漏洩するとセキュリティを脅かす可能性があるため注意が必要です。
基本的にコピー機のMACアドレスが漏洩しても、ユーザーの個人情報が漏洩することはありません。
しかし、端末のMACアドレスが漏洩した状態でフリーWi-Fiに接続すると、悪意のある第三者によって位置情報が追跡される危険性があります。
また、漏洩したMACアドレスを偽装した機器からアクセス認証が行われ、偽装した機器によってMACアドレスが悪用される可能性があります。
コピー機のMACアドレスが漏洩すると、ネットワーク接続が遮断されたり、不正アクセスやなりすましに利用される危険性があるので注意が必要です。
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コピー機のセキュリティ対策は必須!
ネットワークに接続されたコピー機は、流出したMACアドレスの悪用による不正アクセスやなりすましのほか、常にさまざまな脅威にさらされています。
したがって、脅威に対するセキュリティ対策は不可欠です。
脅威に対するセキュリティ対策を講じていれば、万が一コピー機のMACアドレスが漏洩したとしても、最悪の事態を防ぐことができます。
ここでは、考えられる脅威と、それらに対する効果的な対策について説明します。
外部からの不正アクセスによる情報漏洩
外部ネットワークに接続されたコピー機などの機器は、悪意のある第三者からアクセスされる危険があります。
悪意のある第三者から不正アクセスを受け、漏洩したMACアドレスを使用した場合、コピー機や接続したパソコンに保存されているデータが傍受されたり、盗まれたりする危険があります。
コピー機内のデータに対する想定される脅威
コピー機にはハードディスクが搭載されており、長期または一時的に繰り返し使用するデータを保存できます。
悪意のある第三者による不正アクセスにより、保存されているデータが持ち出される危険性があります。
また、何者かによってメモリデバイスが不正に持ち出される可能性もあるので注意が必要です。
ファイアウォールの有効性
ファイアウォールは、不正アクセスによる脅威に対する効果的な対策です。
ただし、ファイアウォールだけではこれを完全に防ぐことはできません。
MACアドレスは漏洩すると悪意のある第三者にとって脅威となる可能性がありますが、MACアドレスに基づくフィルタリングを行うことでより強力な対策が可能となります。
MACアドレスによるフィルタリングとは、特定のMACアドレスからのアクセスを許可または拒否することで、コピー機にアクセスできるアドレス範囲を指定することです。
不正なアクセスを防止したい場合は、ファイアウォールのインストールと併せてこのフィルタリングを実装する必要があります。
ただし、偽装された MAC アドレスを持つデバイスが不正アクセスに使用された場合、このフィルタリング手段は役に立ちません。
⇛コピー機(複合機)のファイアウォール設定とは?セキュリティ強化をしましょう!!
暗号化の有用性
コピー機のハードディスクに保存されているデータを暗号化できます。
データが暗号化されていると、記憶装置を使って不正アクセスや持ち出しがあったとしても、復号化して復元しない限りデータは正常な状態に戻りません。
MACアドレスが漏洩すると不正アクセスに利用される可能性があるため、暗号化しておけば安心です。
ただし、MAC アドレスはネットワーク上では暗号化されません。
ただし、ランダム化することは可能です。 ランダム化により、悪意のある第三者が元のアドレスを理解することが困難になります。
最後に、MAC アドレスがバレても、すぐに危険になるわけではありません。
まとめ
「MAC」は「Media Access Control」の略称です。
MAC アドレスは、ネットワーク デバイスのネットワーク カードに割り当てられている番号です。
隣接するコンピュータ間の通信を可能にするために MAC アドレスが必要です
コピー機のMACアドレスの確認方法:「システム設定一覧」「PCで確認」「本機で確認」
コピー機のMACアドレスを確認する方法を知りたい方の参考になれば幸いです。
さらにMACアドレスに関する危険性と対策についても解説しました。
個人および企業のプライバシーを守るため、他人に発言される可能性のある発言はご遠慮ください。
差し迫った危険がない場合でも、十分な警備と配慮が必要です。
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