コピー機の初期パスワードの変更方法や忘れてしまった時の対処方法を解説します!
コピー機には初期パスワードがあるのをご存じでしょうか?
「パスワードがあること自体知らなかった」「パスワードの変更方法がわからない」といった悩みを持つ方も多いと思います。
実は初期パスワードのままコピー機を長く使用し続けると、情報漏洩につながる可能性があります。
本記事ではコピー機の初期パスワードについて詳しく解説していきます。
また、メーカー別のパスワード変更方法についてもご紹介します。
コピー機を導入されている方は是非検討してみて下さい。
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コピー機の初期パスワードとは?
コピー機の初期パスワードは、工場出荷時に設定されているパスワードのことを言います。
このパスワードはコピー機の管理者メニューに入るためのパスワードになります。
初期パスワードはコピー機の導入後なるべく早く変更しましょう。
初期パスワードはインターネット上で検索すれば、すぐ特定されてしまうため、第三者からコピー機の管理者メニューに入られるかもしれません。
また、初期パスワードは簡単な羅列が多く、外部からの攻撃でコピー機内のデータ閲覧・改ざんが行われる可能性があります。
このようなことが起こらないために、導入後はパスワードの変更を行い、コピー機のセキュリティを高めましょう。
そこで、コピー機の主な情報漏洩の原因をいくつかご紹介します。
外部からの不正アクセス
コピー機から情報漏洩する主な原因の1つ目は外部からの不正なアクセスです。
コピー機はパソコンや携帯と同様にインターネットに接続されています。
外部からネットワークを経由して不正アクセスされたり、外部のユーザーがコピー機を使用した際に権限を乱用することで、コピー機内に保存されているデータが盗まれるリスクがあります。
誤操作による人的ミス
コピー機から情報漏洩する主な原因の2つ目は誤操作による人的ミスです。
コピー機にはFAXやスキャン機能を使うことによって、取引先やお客様に直接送信が可能です。
機密情報を誤って送信することによって情報漏洩する場合があります。
パソコンからのウイルス・マルウェアの侵入
コピー機から情報漏洩する主な原因の3つ目はパソコンからのウイルス・マルウェア等の侵入です。
皆さんが普段会社で使っているコピー機はパソコンとネットを経由してプリントアウトやスキャンを行っています。
パソコンにウイルスやマルウェアが侵入した場合、コピー機にも影響が及びます。
マルウェアは、悪意のあるソフトウェアの総称で、コンピューターシステムに不正に侵入し、損害を与えるプログラムのことを指します。
ウイルス、ワーム、トロイの木馬、スパイウェアなど、様々な形態があります。
主な目的は、個人情報の盗み出し、システムの乗っ取り、広告表示の強制、迷惑メールの送信など様々な種類が存在しています。
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コピー機の管理者メニューとは?
コピー機の管理者メニューは管理者のみ扱えるメニューになります。
管理者メニューではコピー機の設定を変更できるため、特定の人物(パスワードを把握してる人)のみが把握している状態が望ましいでしょう。
管理者メニューはメーカーや機種によって異なりますが、基本的には以下のような操作が可能です。
「環境設定」
「インターネット設定」
「宛先設定」
「セキュリティ設定」
「プリンター設定」
「FAX設定」
「コピー設定」
メーカー別初期パスワード変更方法
こちらではメーカー別でのパスワードの変更方法をご紹介致します。
パスワードを変更される方は参考にしてみて下さい。
Canonコピー機【iR-ADV】シリーズのパスワード変更方法
①「設定/登録」ボタンを押します。
②「ログイン」を押します。
③管理者のユーザ名「Administrator」パスワード「7654321」を入力し、「OK」を押します。
④「ログイン」を押します。
⑤ログインした後、新しいパスワードに変更するようメッセージが表示されます。
⑥「はい」を押します。
※「いいえ」を押すと初期パスワード入力で管理者メニューに入ることができます。
⑦新しいパスワードを入力し、「OK」を押します。
RICOHコピー機のパスワード変更方法
①画面中央下部の「ホーム」を押します。
②左にスワイプし、「初期設定アイコン」を押します。
③「本体初期設定」を押します。
④「ログイン」を2度押します。
⑤ログインユーザー名「Admin」を入力して、「実行」を押します。
⑥パスワード「説明書に記載」を入力して、「実行」をおします。
⑦「終了」を押します。
⑧「アドレス帳管理」を押します。
⑨ユーザーを選択し、「認証情報」を押します。
⑩「ログインパスワード」の「変更」を押します。
⑪新しいログインパスワードを入力し、「OK」を押します。
⑫再度、新しいログインパスワードを入力し、「OK」を押します。
⑬「設定」を押します。
⑭画面右上部の「初期設定」を押します。
⑮画面中央下部の「ホーム」を押します。
SHARPコピー機のパスワード変更方法
①ホーム画面の「設定」を押します。
②「システム設定」タブの「セキュリティ設定」を押します。
※ログイン画面が表示された場合はパスワード「admin」を入力し、ログインします。
③「パスワードの変更」を押します。
④「パスワードによる本機のWebページへのアクセス制限を行う」にチェックを入れます。
⑤「管理者パスワード」の「パスワードを変更する」にチェックを入れます。
⑥新しいパスワードを2回入力します。
⑦「登録」を押します。
Fuji Filmコピー機のパスワード変更方法
①ホーム画面の左上部にある「一般ユーザー」を押します。
②機械管理者IDを入力し、「確定」を押します。
※パスワードが必要な場合は、機械管理者ID入力後、「次へ」を押し、パスワード「x-admin」を入力します。
③管理者画面に移行します。
④ホーム画面の「使用設定/登録」を押します。
⑤「認証/セキュリティ設定」を押します。
⑥「機械管理者情報の設定」を押します。
⑦「設定する」を選び、「キーボード」を押します。
⑧32文字以内で新しい機械管理者IDを入力し、「決定」を押します。
⑨再度、新しい機械管理者IDを入力し、「決定」を押します。
⑩「はい(変更する)」を押します。
⑪「機械管理者パスワード」を押します。
⑫[新しいパスワード]を押します。
⑬4〜12文字で新しい機械管理者パスワードを入力し、「決定」を押します。
⑭「パスワードの再入力」を押します。
⑮再度、新しい機械管理者パスワードを入力し、「決定」を押します。
⑯「OK」を押します。
⑰「はい(変更する)」を押します。
⑱ホームボタンを押します。
⑰「再起動画面」が表示されるため、「はい(再起動する)」を押します。
コニカミノルタコピー機のパスワード変更方法
①「設定メニュー/カウンター」ボタンを押します。
②「ユーザー設定」を押します。
③ユーザー設定メニュー画面を表示します。
④「パスワード変更」を押します。
⑤「ユーザー名」を押します。
⑥登録されているユーザー名を入力し、「OK」を押します。
⑦「現パスワード」を押します。
⑧「000000」を入力し、「OK」を押します。
⑨「新パスワード」を押します。
⑩半角64文字までの新しいパスワードを入力し、「OK」を押します。
⑪「確認入力」を押します。
⑫再度新しいパスワードを入力し、「OK」を押します。
⑬再度、「OK」を押します。
初期パスワードを忘れてしまった場合
コピー機の初期パスワードを忘れた場合は、導入時に渡された「説明書」もしくは「セキュリティ関連の資料」を確認してみましょう。
メーカーによっては、ユーザー名と初期パスワードが記載されている場合があります。
説明書等に記載されていない場合は、メーカーのお客様相談窓口に問い合わせてみましょう。
問い合わせた際には、初期パスワードと一緒に、パスワード変更方法も問い合わせてみるといいでしょう。
まずはメーカー別初期パスワードを記載致しますので、一度ご確認下さい。
メーカー別初期パスワード
Canon:7654321
RICOH:説明書に記載
SHARP:admin
Fuji Film:x-admin
コニカミノルタ:000000
TOSHIBA:123456
※機種によっては初期パスワードが異なる可能性があります。
メーカー別相談窓口
Canon:0570-08-0033
RICOH:0120-892-111
SHARP:0570-051001
(ナビダイヤルをご利用できない場合は)
043-332-9910(東日本)
06-6794-2909(西日本)
Fuji Film:電話番号は機械本体の保守カードにて記載
コニカミノルタ:0120-805039
TOSHIBA:0120-372-723
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コピー機のセキュリティ強化方法
コピー機には管理者パスワード以外にもセキュリティ機能が充実しています。
そこで、コピー機のセキュリティ機能をいくつかご紹介します。
データ暗号化
コピー機本体のメモリ・ハードディスクに保存するデータを保護するために暗号化を実施することです。
コピー機販売会社(契約した会社)に依頼することで、内部データの暗号化設定を導入できます。
暗号化が実施されていれば、データが盗まれても解読が不可能となり、機密情報の保護が強化されます。
スキャン時のパスワード設定
スキャンをする度にパスワードを設定することです。
少し手間ですが、スキャンをする度にパスワードを設定することでセキュリティ強化を図れます。
また、パスワードを単純な文字列や数字のみにせず、内部の方しかわからないパスワードを設定しましょう。
アクセス制限
実は、パソコンからコピー機にアクセスする方法があります。
やり方としては、パソコンと接続しているコピー機のIPアドレスをインターネットから検索するとコピー機へのアクセスができます。
しかし、この動作は基本的に販売会社のサポート役しか触らないものです。
誰でも簡単にアクセスできるため、IPフィルタリング機能を使うことをお勧めします。
あらかじめ設定した条件を振り分け、データの通過を制限できる機能です。
セキュアプリント
セキュアプリントの機能は、印刷物への不正アクセスや改ざん、外部への持ち出しを防止します。
「印刷ログの記録」・「印刷時の認証要求」・「透かしの強制挿入」によって印刷物のセキュリティを高めてくれる機能です。
「印刷ログの記録」機能は、誰が、いつ、何を印刷したのかをコピー機に記録することで、印刷物の管理を容易にし、追跡可能にします。
また、「印刷時の認証要求」機能は、プリントアウトやコピーの際にパスワードや専用IDカードによる認証を要求します。
特定のプロジェクトや部署に限定された文書の印刷を関係者以外から防ぐことができます。
さらに、「透かしの強制挿入」機能は、印刷された文書に強制的に透かしを挿入することができます。
社員の個人情報や会社の機密文書、契約書などの重要な書類の不正アクセスや情報漏洩のリスクを軽減します。
コピー機の遠隔監視システム
コピー機の遠隔監視システムではトナーやカートリッジの残量をサポート会社側で確認してくれます。
メーカーや設定によって異なりますが、トナー残量が20%を下回った段階でサポート会社に通知が届き、トナーが配送されます。
また、常に監視することができるため、万が一の場合に即時に対応することができます。
まとめ
コピー機の初期パスワードは、セキュリティの基本となる重要な要素です。
初期パスワードをそのまま使用し続けると、情報漏洩のリスクが高まるため、導入後はなるべく早く変更することをおすすめします。
本記事では、初期パスワードの重要性、管理者メニューの機能、主要メーカー別の初期パスワードとその変更方法について詳しく解説しました。
メーカーごとにパスワード変更方法が異なるため、慎重に設定を行いましょう。
また、初期パスワードを忘れた場合は説明書の確認、問い合わせ窓口に相談してみましょう。
セキュリティ強化のためにはパスワード変更以外にも、データ暗号化、スキャン時のパスワード設定、アクセス制限、セキュアプリント機能、遠隔監視システムなど、様々なセキュリティ機能
を活用することで、コピー機のセキュリティをさらに高めることが可能です。
安心してコピー機を利用するためにも、セキュリティ面は強化しましょう。
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