2025年9月発売!Canon「imageFORCE
C5100Fシリーズ」って実際どうなの?
2025年8月5日、キャノンはオフィス向けA3カラー複合機の新モデルを9月下旬に発売すると発表されました。
コピー機人気メーカーのキャノンからの発表は、コピー機市場において大きな転換期となる可能性が高いです。
今までのコピー機(複合機)はレーザー方式を採用しておりましたが、C5100Fシリーズでは発光ダイオード(LED)を利用した新しい印刷方式に刷新されました。
LED方式にすることで、印刷時に起こりやすい色ずれを防止して、豊かな階調表現と高精細な再現を両立できるとされています。
仕事をするうえで欠かせないコピー機(複合機)ですが、「高画質で印刷したい」「効率良くスピードを確保したい」「故障リスクを減らしたい」といったニーズが高まってきています。
こうした課題に対して、LED方式は今までのレーザー方式では難しかった部分を補い、業務効率化やコスト削減にを実現できると期待されています。
今回の記事ではLED方式とレーザー方式の違いや、C5100Fシリーズの強み・価格・活用シーンなどを解説させていただきます。
これからコピー機(複合機)の導入を検討されている方は、是非参考にてしみて下さい。
コピー機のLED方式とレーザー方式の違いは何??
今までの業務用の大型コピー機(複合機)と言えばレーザー方式が主流でした。
しかし、今回新しく登場するC5100Fシリーズでは、従来のレーザー方式に代わってLED方式を採用しております。
『LED方式とレーザー方式は何が違うの?』
そんな疑問に思う方もおおいのではないでしょうか?
ここでは、LED方式とレーザー方式の仕組みや特徴の違いについて整理してご紹介します。
⇛LEDプリンターって何?LEDプリンターとレーザープリンターとの違いを解説!
コピー機のレーザー方式とは?
レーザー方式は、文字通りレーザー光を利用する印刷方式となります。
レーザー光をポリゴンミラーと呼ばれる部品で反射させ、左右に高速で走査して感光体に照射させます。
この仕組みによって、用紙に文字や画像を精密に書き出す事ができます。
レーザー方式は1970年ごろからコピー機に採用されてきた歴史があり、現在でも業務用コピー機(複合機)の主流方式と言えます。
⇒コピー機(複合機)の歴史を知ろう?コピー機の起源から未来のコピー機まで解説
■メリット
・高い精度での印刷が可能
・細かい文字や図面など鮮明な仕上がりも可能
・長年の技術蓄積があり、信頼性が高い
■デメリット
・構造が複雑で部品が多く、サイズが大きい
・光学部品が多いため、衝撃や振動に弱い
・消費電力が大きい
コピー機のLED方式とは?
LED方式はレーザー方式とは異なるアプローチを取っています。
感光体ドラムに沿って、数千個のLEDが一列に並んだ光源バーを配置して、LEDが一斉に点滅させることで、横一列同時に光を当てて描画を行います。
この方式はレーザーのようにミラーで光を走査させる必要がないので、構造がシンプルで部品も少ないのが特徴です。
構造がシンプルなので、故障が少なく、本体を小型化しやすいようになっています。
均一に光を当てられるため、文字や線のエッジがシャープなのが特徴です。
ただし、LED素子の数が多ければ多いほど解像度が上がるので、超高解像度化にはその分比例して費用がかかります。
■メリット
・文字や線のエッジがシャープ
・構造がシンプルで耐久性が高く、故障が少ない
・本体をコンパクト化できるため設置場所を選びにくい
・消費電力が少なく、省エネ性能が高い
■デメリット
・超高解像度を実現するにはLED素子の数が必要になり、その分コストが上がる
・新しい技術のため、レーザー方式ほどの歴史や導入実績はまだ少ない
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Canon imageFORCE C5100Fシリーズの特徴は??
LED方式とレーザー方式の違いや、メリット・デメリットについても解説させて頂きました。
続いては、LED方式のCanon imageFORCE C5100Fシリーズの強みや、機能面について解説をしていきます。
C5100Fシリーズの特徴は盛りだくさんです!
構造的な革新から、印刷品質、セキュリティ、環境性能まで、業務用コピー機(複合機)の未来を感じさせる内容となっています。
是非、参考にしてみてください。
C5100FシリーズのLED技術「D² Exposure」
D² Exposure(ディー・スクエア・エクスポージャー)は、キヤノンが新たに開発したLED露光方式をベースにした独自技術です。
これが従来のものとどう違うかとと言うと、今までは1ドットずつ点灯させるシンプル構造でした。
ただ、D² Exposureは複数チップを高密度に配置し、より均一かつ精細な描画を可能にしています。
また、LEDの点灯時間を細かくコントロールし、写真やイラストでも滑らかなグラデーションを再現することが可能です。
LEDは消費電力が少なく、光学部品が少ないため故障リスクも低減することができ、環境負荷を抑えながら長期利用に耐えます。
D² Exposureはレーザー方式の弱点を克服しつつ、LEDならではの強みを最大化した方式といえます。
長尺紙対応
給排紙オプションが必要になりますが、最長1,300mmの長尺紙プリントに対応しています。
これまでのコピー機はA3ワイドまでの対応しているものが多く、長尺紙を印刷するには印刷会社に依頼をするのが一般的的でした。
外注することなく、必要な時に必要な枚数のPOPや垂れ幕をオンデマンドで内製することが可能になるのはかなりコスト削減に繋がるのではないでしょうか。
ただ、注意点としては機種、排紙オプションによって印刷可能な長さが変わります。
別途オプションが必要になりますが、POPの作成をサポートする無償ツール「Poster Artist」も併せてご利用できます。
Poster Artistとは、豊富なテンプレートの中から気に入ったデザインを選び編集することができるアプリケーションソフトです。
文字や写真、クリップアートなどの素材を配置したりするだけで専門的な知識や技術がなくても、本格的なポスターを作成できます。
ADF読み取りのミスを低減する「異常搬送検知」&「重送検知」
コーナーステイプルされた原稿を誤ってADF読み取りしたときに、原稿の傾き発生をセンサーが検知し搬送を停止する「異常搬送検知」機能を搭載しています。
通常ステイプルされた原稿を読み取ってしまった場合、紙詰まりを起こしてコピー機本体の故障に繋がります。
この異常搬送検知機能により、事前に以上を検知して原稿の紙詰まりや原稿破損のリスクを低減することができます。
また、重送検知機能により、原稿が2枚重なっていないかを、超音波センサーで高精度に判断し重送を検知します。
複数原稿のコピーやスキャンのミスを低減して、業務効率の向上に繋がります。
不正プログラムの実行を防ぐ「改ざん防止」
本体起動時に、不正プログラムの混入がないかシステムを検証し、安全性を確認してから起動します。
万一改ざんが検知された場合にはいったん起動を停止して、その後、自動的に復旧させます。
その為、エンジニアを呼ぶことなくダウンタイムレスで業務を継続できます。
また、稼働中もプログラムの改ざんや未知のモジュールの実行を阻止することができ、様々な攻撃からデバイスを保護し、システムの信頼性を向上させます。
各コピー機メーカーと価格帯を比較します!
これまでコピー機(複雑)の印刷方式の違いや、C5100Fシリーズの魅力についてお伝え致しました。
こちらでは導入する際にかなり重要となってくる金額について解説をしていきます。
また、Canon imageFORCEは印刷速度40枚/分以上からしか発売されていないため、40枚/分のコピー機(複合機)で比較をさせて頂きます。
京セラ・富士フィルムに関しては35枚機と45枚機のため両機種を記載させて頂きます。
各メーカーの最新機種と比較をして、ご自身にあっているコピー機を選んで頂ければと思います。
※業務用コピー機(複合機)の一般的な構成で料金比較させていただきます。
⇒【2025年最新版】業務用コピー機(複合機)メーカー別シェアランキング!急成長コピー機メーカーとは?
Canon imageFORCE C5100Fシリーズ
機種名:imageFORCE C5140F
本体価格:2,860,000円
2段カセットペディスタルAY1:160,000円
合計:3,020,000円(税別)
印刷方式:LED方式
印刷速度:40枚/分
京セラ TASKalfa MZ2501ciシリーズ
公式サイト:京セラ TASKalfa MZ2501ciシリーズ
機種名:TASKalfa MZ3501ci
本体価格:1,603,000円
両面原稿自動送り装置 (DP-7150):190,000円
600枚×2段ペーパーフィーダー (PF-7140):160,000円
FAXキット (FAX System 14):170,000円
合計:2,123,000円(税別)
印刷方式:レーザー方式
印刷速度:35枚/分
京セラ TASKalfa MZ2501ciシリーズ
公式サイト:京セラ TASKalfa MZ2501ciシリーズ
機種名:TASKalfa MZ4001ci
本体価格:1,906,000円
両面原稿自動送り装置 (DP-7150):190,000円
600枚×2段ペーパーフィーダー (PF-7140):160,000円
FAXキット (FAX System 14):170,000円
合計:2,426,000円(税別)
印刷方式:レーザー方式
印刷速度:40枚/分
富士フィルム Apeos C2571シリーズ
機種名:Apeos C3571(Model-PFS)
本体価格:2,796,000円(税別)
印刷方式:レーザー方式
印刷速度:35枚/分
富士フィルム Apeos C2571シリーズ
機種名:Apeos C4571(Model-PFS)
本体価格:3,523,000円(税別)
印刷方式:レーザー方式
印刷速度:45枚/分
コピー機の価格比較まとめ
Canon imageFORCE C5140F 3,020,000円 LED方式 40枚/分
京セラ TASKalfa MZ3501ci 2,123,000円 レーザー方式 35枚/分
京セラ TASKalfa MZ4001ci 2,426,000円 レーザー方式 40枚/分
富士フィルム Apeos C3571 2,796,000円 レーザー方式 35枚/分
富士フィルム Apeos C4571 3,523,000円 レーザー方式 45枚/分
今回ご紹介しているLED方式のCanon imageFORCE C5100Fシリーズですが、金額で比較をすると本体価格は高めに設定されてます。
価格帯で検討するのであれば京セラが圧倒的に安いのが分かります。
それぞれのコピー機メーカーで特徴は異なるので、自分に見合ったコピー機を選択するのが重要です。
例えば、、、、
とにかく安く導入したのであれば『京セラ』
販促物や高精細印刷に強い1台なら『キャノンLED』
品質や対応力なら『富士フィルム』
コピー機(複合機)選びは価格面だけでなく機能や品質、サポート力まで考える必要があります。
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Canon imageFORCE C5100Fシリーズはこんな方にオススメ!
ここまではコピー機(複合機)の性能や価格帯についてお伝えしてきました。
では、実際にCanon imageFORCE C5100Fシリーズはどのような利用シーンや企業に適しているのでしょうか?
高画質な資料・販促物を社内で内製化したい組織
C5100Fシリーズには独自のD² Exposure(ディー・スクエア・エクスポージャー)を搭載していることで最高4,800×2,400dpiの高精細プリントが可能です。
細かな文字や罫線、鮮やかなグラデーションを忠実に再現することができます。
・プレゼン資料を高品質で仕上げたい
・パンフレットやチラシを外注せずに社内で印刷したい
・写真やイラストを多用するデザイン部門や店舗
といったように、印刷品質を重視する方におススメです。
故障を避けたい現場など
LED方式ですと構造がシンプルになり、故障するリスクが低減する特徴があります。
コピー機(複合機)が止まると業務に影響が出る職場にとっては安定的な稼働が重要なポイントです。
・毎日大量のコピー・スキャンを行う事務所
・24時間稼働やシフト制の工場・物流現場
・コピー機停止が売上に直結してしまう業種
このような環境では、ダウンタイムを最小化できるLED方式のコピー機がおススメです。
長尺印刷を内製化したい
C5100Fシリーズは、専用の給紙・排紙オプションを組み合わせることで、最長1,300mm(1.3メートル)までの用紙が印刷可能です。
従来の業務用コピー機(複合機)の多くはA3ワイド(約420mm × 297mm)までの用紙サイズまでとなり、長尺のポスターなどの印刷はできませんでした。
・店頭販促用POPやポスター
・キャンペーン用の吊り下げバナー
・展示会やイベントの案内掲示
これまで外注していた印刷物を社内で印刷できるため、コスト削減とスピード改善の両方に直結します。
さらに、キャノンでは無償デザインツール「Poster Artist」を活用すれば、専門知識がなくてもプロ品質の販促物を作成可能です。
まとめ
Canonは2025年9月下旬にオフィス向けA3カラー複合機「imageFORCE C5100Fシリーズ」を発売すると発表しました。
本シリーズの最大の特徴は、従来主流だったレーザー方式から、発光ダイオード(LED)へ変更した点です。
LEDヘッド方式を採用することで色ずれを防ぎ、豊かな階調表現と高精細な再現性を実現しています。
C5100Fシリーズに搭載された「D² Exposure」は、LEDマルチチップ方式を採用し、従来以上に均一かつ精細な描画を可能にしました。
LEDの点灯時間を緻密に制御することで、写真やイラストでも滑らかなグラデーションを再現。
給排紙オプションを追加することで、最長1,300mmまでの長尺用紙に対応させることができました。
外注するしかなかったPOPやポスター、垂れ幕などを社内で内製化でき、コスト削減とスピード改善に大きく貢献します。
無償ツール「Poster Artist」を使えば、テンプレートから簡単に販促物を制作できる点も強みです。
印刷品質と効率性を両立させたい企業にとって、有力な選択肢となるでしょう。
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