ゼロコピのコピー機(複合機)からスキャンしたデータをパソコンに送信するには、Windows側に共有フォルダー(スキャン保存用フォルダ)を作成し、ネットワーク共有設定を行う必要があります。
この設定を行うことで、コピー機から自動的にスキャンデータをPCへ転送できるようになります。
以下に、Windowsでの共有フォルダー作成と設定手順を詳しく解説します。
①フォルダーを作成
デスクトップや任意のドライブに「ScanData」など、わかりやすい名前で新しいフォルダーを作成します。
②右クリック → プロパティ → 共有タブを開く
作成したフォルダーを右クリックし、メニューから[プロパティ]を選択します。
次に「共有」タブを開き、「共有」ボタンをクリックします。
③ユーザーを追加してアクセス権を設定
「Everyone」を追加し、アクセス許可を「読み取り/書き込み」に設定します。
これにより、コピー機がデータを保存できるようになります。
④ネットワークパスを確認
「\パソコン名\フォルダー名」の形式で表示されるパスをメモしておきます。
(例:\OFFICE-PC\ScanData)
このパスをコピー機のスキャン送信設定に入力します。
①セキュリティタブを開く
フォルダーの[プロパティ]→[セキュリティ]タブを開き、「編集」をクリックします。
②Everyoneにフルコントロール権限を付与
「追加」→「Everyone」を入力→「OK」→「フルコントロール」にチェック。
③設定を保存して閉じる
これでコピー機がフォルダーへスキャンデータを保存できるようになります。
◆SMB設定が有効になっているか確認
Windows 10/11ではSMB 1.0が無効化されていることがあります。
[コントロールパネル]→[プログラムと機能]→[Windowsの機能の有効化または無効化]→「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックを入れてください。
◆ユーザー名とパスワードをコピー機に登録
スキャン送信時には、共有フォルダーのアクセス認証が必要です。
コピー機側のスキャン設定で、PCのログインユーザー名とパスワードを入力します。
◆コピー機が「接続できません」と表示 → パス名の誤り、またはSMB設定が無効。
◆「アクセスが拒否されました」 → 権限設定(Everyoneの書き込み権限)が不足。
◆「ネットワークエラー」 → PCとコピー機が同一ネットワーク上にない。
◆Windows Update後に接続不可 → SMB設定が自動で無効化される場合があります。
⇒シャープ公式|共有フォルダーを作成する方法(FAQ No.01019)
共有フォルダーを作成したのにスキャンデータが届かない、接続エラーが出るなどの場合は、ゼロコピ保守窓口までご連絡ください。
ネットワーク設定やフォルダーアクセス権の確認をサポートいたします。
保守・操作に関するお問い合わせ(関東エリア):0120-944-818
保守・操作に関するお問い合わせ(関西エリア):0120-095-096
営業時間:10:00〜18:00(土日祝休)
Windowsで共有フォルダーを作成することで、ゼロコピ複合機からのスキャンデータをPCに直接保存できます。
ネットワーク設定やアクセス権限を正しく設定すれば、スムーズなデータ転送が可能に。
トラブルが発生した場合は、ゼロコピ保守スタッフが迅速にサポートいたします。